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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

新潟県産ヒサマツミドリシジミは2021年4月7日に前蛹となり、4月8日に蛹となりました。

羽化が楽しみです。

20採卵し結局孵化したのは4頭のみでしたが途中で1頭死亡し、3頭のみ育ちました。

孵化率がよくありませんでした。

 

新潟県産ヒサマツミドリシジミ 2021年4月7日前蛹 アラカシの枝上

 

新潟県産ヒサマツミドリシジミ 2021年4月7日前蛹 アラカシの枝上

 

新潟県産ヒサマツミドリシジミ 2021年4月8日蛹 アラカシの枝上

 

新潟県産ヒサマツミドリシジミ 2021年4月8日蛹 アラカシの葉上

 

新潟県産ヒサマツミドリシジミ 2021年4月8日蛹 アラカシの葉上

2021年4月5日新潟県産ヒサマツミドリシジミ幼虫です。

終齢幼虫になり盛んに摂食しています。

アラカシの新葉を与えています。

幼虫の体の模様は、アラカシの新葉の模様に似て保護色になっている感じですね。

 

 

 

 

越冬明けのコヒョウモンモドキ幼虫はクガイソウ(昔ゴマノハグサ科、現在はオオバコ科に分類)は当然食べますし、食性を広げてゴマノハグサ科のオオイヌノフグリ、オオバコ科のオオバコ等の各地に普通にみられる雑草類も食べるようになります。

越冬明けすぐの幼虫はオオイヌノフグリが葉が柔らかいので使いやすいです。

2021年4月3日 田んぼの脇道によく生えているオオイヌノフグリを探しにいきました。

オオバコも見られました。オオバコはまだ葉が小さいので終齢になったら使うようにします。

 

2021年4月3日 オオイヌノフグリが生える田んぼの脇道

 

2021年4月3日 オオイヌノフグリ 可愛らしい青色の花が良く目立つ

 

2021年4月3日 オオバコ科 オオバコ 成長すると葉が大きくなるので終齢幼虫向き

 

2021年4月3日 コヒョウモンモドキ幼虫にオオイヌノフグリを与える

 

2021年4月3日 コヒョウモンモドキ幼虫にオオイヌノフグリを与える

よく食す。幼虫の多くは集団で行動している。

2021年4月3日です。桜も咲き始めだいぶ暖かくなってきました。

2020年7月に産卵させたコヒョウモンモドキのプランターを遅ればせながら覗いてみました。

ネット掛けしたプランターは秋から屋外に出しっ放しで、秋~冬の間は雨や雪の中を過ごしていました。

幼虫達はクガイソウの葉に巣を造りその中で冬は越冬していました。

幼虫によってはクガイソウ以外の枯葉の中で越冬しているものもいました。

暖かさに幼虫達は越冬から目覚め日向ぼっこしていました。

食草をやらなくてはいけません。

 

 

 

 

2021年4月3日 新潟県産 ヒサマツミドリシジミ幼虫です。

アラカシの新葉を順調に食しています。

20卵ほど採卵しましたが孵化したのは4幼虫のみです。孵化率がよくありませんでした。

その後1幼虫死亡。残りは3幼虫のみです。

何とか羽化まで持ち込みたいです・・・!

 

 

 

 

 

2021年3月 その後のヒサマツミドリシジミです。

3月21日に卵から幼虫が孵化しました。

アラカシの新芽、新葉を用いて飼育します。自然界ではウラジロガシに産卵されることが多く、

他にもアカガシ、アラカシ、ツクバネガシ、コナラ、ブナに産卵されます。

飼育の際はアラカシは芽が大きく、街路樹、庭木としてよく植えられており入手しやすいのでよく使われます。

今回も自宅庭に植えてあるアラカシの新芽、新葉を用いました。

自宅庭にはウラジロガシも植えてありますが、芽が小さくまだ芽吹いていないのでアラカシの方が飼育には有利です。

ヒサマツミドリシジミ幼虫は共食いの性質があるので、1頭1頭個別に飼育することが重要です。

特に食草不足時、脱皮前の幼虫の存在は共食いが発生しやすいそうです。

 

2021年3月21日 シャーレ内のヒサマツミドリシジミ 卵 ペーパータオルを湿らせて卵を置いて

室内にて暖房で暖める。

 

2021年3月21日 ヒサマツミドリシジミ 孵化 初齢幼虫 右は幼虫の出た卵殻

 

2021年3月27日 アラカシの葉上の2齢幼虫

 

2021年3月30日 アラカシの新葉上のヒサマツミドリシジミ 幼虫 葉上に静止

 

2021年3月30日 アラカシの新葉上のヒサマツミドリシジミ 幼虫 葉上に静止

さて頂芽を確認してみましょう。

1卵~3卵産まれています。1卵の割合が大きいです。

キリシマミドリの卵より若干小さめで、キリシマミドリのように大卵塊になる事は少ないそうです。

今後うまく飼育したいですね(^_^)!

 

 

 

 

ヒサマツミドリシジミの食樹のウラジロガシに登り、産卵されていそうな枝の先端を切り落としてみます。双眼鏡を使用すると頂芽がついている枝が確認できるでしょう。

切り枝ばさみか剪定用のノコギリを使用します。

切った枝の頂芽の卵を確認するのは緊張と期待の入り混じった瞬間です。

 

ウラジロガシ上の私の右足 長靴を履いています。滑り止めには本当はトレッキングシューズがいいでしょう。 

カシの木は丈夫ですが表面が滑らかな分、雨が降っていると滑りやすいので雨の日は絶対登らないようにしましょう!

 

ウラジロガシの頂上部付近。頂上部の枝よりも一段下位の位置によく産卵されています。

 

ウラジロガシの頂上部付近。頂上部の枝よりも一段下位の位置によく産卵されています。

 

切り落とした枝

 

ウラジロガシの頂芽

 

2021年3月20日 新潟県糸魚川市ヒサマツミドリシジミ採卵です。

ウラジロガシは平らな地上から素直にまっすぐ空に向かって生えているものは少なく、何故か斜面少し上から斜めに生えているものが圧倒的に多いです(写真1・2枚目)。

ですので木に登るには斜面を登り木の背後から登るようになります。

今回のウラジロガシは、背後から見ると他の木(多分コナラ)がウラジロガシに接触して生えて

おりそこを伝っていけばウラジロガシの頂上近くまで難なく登れました(写真3・4・5枚目)。

 

ウラジロガシの根元 斜面から斜めに生える。

 

ウラジロガシの根元 斜面から斜めに生える。

手前(細い幹)、奥(太い幹)ともにウラジロガシ

 

斜面の背面より ウラジロガシに接触して生えるコナラ(二股の木)

 

ウラジロガシに接触して生えるコナラ(二股の木)

 

コナラを伝って難なくウラジロガシの頂上近くへ。

写真だとよくわかりませんがこの太い幹は空に向かって生えている訳ではありません。

下のアスファルトの道路と見比べて見てください。この太い幹は地面にほぼ水平に張り出して

生えています。ウラジロガシはこのような生え方をしているものが結構多いです。

 

2021年3月20日 再び新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地にやってまいりました。

1月~2月は積雪が多くようやく3月に採卵に訪れました。

ヒサマツミドリシジミ♀はウラジロガシの大きな木(4m~15m)の頂上部より一段下位の枝の頂芽に好んで産卵します。高枝切バサミで届くような所にはなかなか産んでいません。

高枝切バサミではせいぜい4m~5m位までしか届きませんし、長い高枝切バサミは結構重くて体力を消耗します。

やはり危険は伴いますが木に登って頂上部付近の枝をカットする事が重要です。

蝶研出版の「スーパー採卵術」には、「4m~8mのウラジロガシを探すのが効率的で、あまりにも高いド大木は卵を探すのに効率が悪い上に意外にも産卵数は多くない」と記されています。

ですので急峻な崖の上のウラジロガシのド大木などは危険で効率が悪いので登らないほうが賢明でしょう。

 

今回は写真1枚目・2枚目のウラジロガシに登りました。木の高さは大体8m位?

冬から春にかけて常緑樹のウラジロガシは落葉していませんが周りの木が落葉しているので見通しがよくなり木登りはだいぶ楽になります。

写真3枚目~5枚目は2020年10月の同じウラジロガシです。

 

2021年3月20日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

 

2021年3月20日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

 

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 奥ウラジロガシ

他の植物が繁茂している。

 

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

他の植物が繁茂している。

 

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

♀は頂上部より一段下側の張り出した枝によく産卵する。