2021年3月20日 再び新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地にやってまいりました。
1月~2月は積雪が多くようやく3月に採卵に訪れました。
ヒサマツミドリシジミ♀はウラジロガシの大きな木(4m~15m)の頂上部より一段下位の枝の頂芽に好んで産卵します。高枝切バサミで届くような所にはなかなか産んでいません。
高枝切バサミではせいぜい4m~5m位までしか届きませんし、長い高枝切バサミは結構重くて体力を消耗します。
やはり危険は伴いますが木に登って頂上部付近の枝をカットする事が重要です。
蝶研出版の「スーパー採卵術」には、「4m~8mのウラジロガシを探すのが効率的で、あまりにも高いド大木は卵を探すのに効率が悪い上に意外にも産卵数は多くない」と記されています。
ですので急峻な崖の上のウラジロガシのド大木などは危険で効率が悪いので登らないほうが賢明でしょう。
今回は写真1枚目・2枚目のウラジロガシに登りました。木の高さは大体8m位?
冬から春にかけて常緑樹のウラジロガシは落葉していませんが周りの木が落葉しているので見通しがよくなり木登りはだいぶ楽になります。
写真3枚目~5枚目は2020年10月の同じウラジロガシです。

2021年3月20日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

2021年3月20日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 奥ウラジロガシ
他の植物が繁茂している。

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ
他の植物が繁茂している。

2020年10月7日 新潟県糸魚川市のヒサマツミドリシジミの産地 ウラジロガシ
♀は頂上部より一段下側の張り出した枝によく産卵する。