懐かしのぱちんこ名機列伝 -59ページ目

ミラクルシューター(平和)


羽根物に貯留機能で革命を起こしたビッグシューター。

当然の事ながら爆発的ヒットとなり、どこのお店でも簡単に打つ事が出来ました。



全国的に設置され、他メーカーも追随するようになると、打ち手の期待は平和からの

正当後継機の登場でした。



そして遂に姿を現したのが「シューター」のブランドを受け継いだミラクルシューターだったのです。

トータル的な雰囲気もイメージを残したものとなっています。



役物内部の後方にはミラ-ボールを模したと思われる球体があり、上段ステージで飲み込まれた玉が

下段ステージで吐き出されるようになっています。



基本的なスペックを受け継ぎながらも新たなゲーム性を模索したと思われるこの役物。



しかし、これがとんでもない仕様となっていました。


球体は常に不規則に運動しているわけですが、その為玉の飛び出しタイミングが予測不能となってしまって

いたのです。不規則だけならまだ良いのですが、場合によってはいつまで経っても玉が飛び出さず、延々と

球体の中で貯留されてしまったのです。


その為、折角Vに入賞してもタイムオーバーで大当たりが無効(羽根物は開閉後一定時間が経過すると、

大当りの権利が消滅します)となるだけでなく、タイムラグの間はチャッカーへの入賞すら無効となるとんで

もない仕様になっていたのです。


連続入賞を有効にすると、複数入賞で球体の中で玉詰まりが発生する事を懸念した為だと思われますが、

これが致命傷となってしまいました。


ヒット機種の後継機というプレッシャーから役物にこだわりすぎた結果、ゲーム性が完全に破綻してしまっ

ていたわけです。


しかもどつきで、ある程度Vを狙えるようになっていた為、釘を甘くして対応する事も出来ず、革命マシンの

後継機は「失敗作」の烙印を押されてあっという間に姿を消してしまいました。


ビッグシューター自体は相変わらず抜群の人気を誇っていましたが、以後平和が「シューター」の冠を完全

に封印してしまったのは、この台が原因だった・・・と思っているのは自分だけですかね?

空中ブランコ(西陣)


連荘機ブームで徐々にシェアを失いつつあった羽根物は、出玉面で太刀打ちが出来ず

又、店側も釘調整等に手間がかかる割に売りが見込めない為、その役目を終えたかの

ようにメーカーからの新台リリースがなくなり、たまに登場する機種もそれまでに出た台

の焼き直し的なものばかりとなってしまいました。


そんな状況で意欲的に玉の動きにこだわる羽根物を登場させていた西陣が、旧要件の

最後の羽根物として登場させたのがこの空中ブランコでした。


それまでの集大成といわんばかりに、数々のアイディアを役物内に詰め込んだスペック

となっています。役物後方には左右にクルーンが配置されており、入賞した玉は先ずここ

で振分けが行なわれます。回転中にクルーンが傾斜した時が大当りのチャンスとなって

おり、V入賞率はやや辛目となっています。


一旦大当りすると、今度は回転中に役物上部にピエロの役物が登場し、玉を磁石に吸付

けて手前に誘導するようになります。ここでステージ後方に振り分けられるとラウンド終了

時まで貯留された形となり、最後にVへ向ってラウンド継続となる為、出玉は非常に安定

したものとなっていました。



残念ながら新要件移行直前の登場だった為、たいして話題になる事もなく、遊び心満載の

この名機はほとんど印象に残る事もなく姿を消してしまいました。



何故ならば、新要件はジャンル別の出玉性能に関してはほぼ互角のスペックになるような

規制となっていたからです。その為、羽根物も大当り1回で2000発というギャンブルマシン

がホールを席巻するようになり、やがては連荘マシンまでもが登場するようになったのです。


この過激な路線変更で一時的に羽根物人気は回復の兆しを見せたものの、それはあくまでも

羽根物のスペックを利用したギャンブル機でしかなく、ホールの大半を占めていた羽根物のシェ

アも、この頃にはせいぜい一島か二島程度にまで落ち込んでしまいました。


その為、新台導入の際には根強い人気を誇っていた旧要件機が入れ替え対象となってしまった

のです。



遊べる羽根物もいくつかリリースされたものの、肝心の設置場所がなくなった以上、ホールや

メーカーが設置や開発を断念したのは止むを得ない選択だったのかも知れません。



又、未確認の情報なんですが新要件の羽根物に関しては「入賞からV到達までの時間が概ね

同一である事」という規定が存在したそうです。




旧要件に比べて当り方が単調だなぁ・・という気がしたのはこれが理由だったのでしょうか?


ビューティー10(平和)

■大当り確率240分の1



10×10のドットを採用した事により、従来機よりも表示図柄が緻密なものと

なっています。払い出しも10個と機種名の「10」にこだわったスペックとなって

いますが、それが災いしたのか、設置は思ったほど伸びませんでしたが・・・


ドット表示部はその後登場した「舞羅望極Ⅱ」と同じ物となっています。



この頃から平和もデジパチから「ブラボー」の冠を外す機種を登場させるようになった

のですが、その先駆けとなったのがこの機種だったような気がします。

同じブランドを連発すると設置機種がブラボーばかりでややこしくなるかも、というのを

危惧したのでしょうか?



自信作だったのであえて外した・・・とも考えられますが、当時はまだまだブラボーの

ブランドは強力でしたから、もしかしたらデジパチとは思わずに導入を控えたお店も

あったかも知れませんね。


デジパチの表示は細かい描写が可能になった事で、その後大当りまでの演出に

工夫が凝らされるようになったわけですが、現在まで影響を与えているようなアイディア

でも、意外に地味に登場しているものが結構あります。


ビューティー10も大当り図柄の多様化という点で、革命的な機種として歴史に名を残す

べき台だと思うのですが・・・




一応兄弟機としてビューティーⅡというのも登場しています。

残念ながらこちらはスペックすら不明となっています。


スケボーキッズ(西陣)


西陣羽根物の真骨頂ともいえる、斬新な役物の動きで人気となりました。


羽根に拾われた玉は下段に落ちると全て外れです。


大当りは上段奥の中央で、内部でうろちょろしている人形のアクションが肝と

なっています。常時左右に動いているこの役物は通常時は折角拾われた玉を

下に落としてしまう憎たらしいキャラなのですが、一旦大当りになると、下部のア

ウト穴が閉じて玉が貯留される為、今度は玉を上に運びあげてくれるお助けキャラ

として活躍します。


開閉が進むたびに徐々に振り幅が大きくなり、玉を一気に運んでくれるので継続率

は非常に良好です。


羽根物に強いこだわりを持つ西陣ならではの傑作だとは思うのですが、実は自分は

この台をあまり打っていません。時代は既に羽根物からデジパチへと人気が移りつつ

あった為、抜群のゲーム性をもっていてもそれが即設置に結びつかなくなっていたのです。


当時はまだ大型ホールというのが少なく、限られた設置台数の中ではどうしても売りの

あげにくい羽根物が減らされていく傾向にあった為です。


デジパチ・一発台・権利物と数多くの名機が登場したが為に、羽根物は根強い固定客が

ありながらも、徐々にホールの主役の座を譲りはじめていたのです。




■おまけ動画


youtubeで公開 されている貴重な動画です。

*撮影者の方に転載許可を頂きました

セブンショック(ニューギン)

■大当り確率220分の1(大当り後50回転の時短に突入)


CR機の登場により連荘機に規制のかかった現金デジパチ。

新要件で認められたサブデジタルの確率変動機能も、CR機ではメインデジタルで認められ

た事により、独自の差別化が難しくなり次第に人気に陰りが見えてきました。


しかしながら当時はまだまだCR機の設置比率は微々たるもので、ホールでは現金機の需要

が高かったのです。


限られた制限の中で、苦心の末に生み出されたのが「時短」機能でした。



サブデジタルの「確率」ではなく、抽選時間の「短縮」で時間当りの回転数をアップする事により、

擬似連荘を生み出したわけです。


その記念すべき第一号がこのセブンショックです

第一号はエキサイトレディーでした。

*小サイズでの閲覧推奨
大当り中は実写で外人女性が登場したような・・



規制をクリアした上で、現金機で出来るギリギリの仕組みとして認知され、その後は現金機の

スタンダートとして定着する事になりますが、スペック的にCR機にはとうてい太刀打ちできるもの

ではありませんでした。


この頃は、新台入れ替えの度に現金機の島がCR対応に改造され、徐々にホールの総デジパチ化

が進んで行きました。



*画像はasutarasuさん から転載許可を頂いています。

*動画はエスパーさんから転載許可を頂いています。


■ゲームで遊ぶ

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対応ハードはスーパーファミコンです。

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