懐かしのぱちんこ名機列伝 -15ページ目

CRキン肉マンM(マルホン)

(C)ゆでたまご/集英社 吉野家

■大当り確率317.7分の1


CR機のリミット規制時代から徐々に本格化した液晶デジパチのタイアップ路線は

現在では完全に人気機種の主流となりました。



しかしながらその黎明期は、メーカーも版権元も手探りの状態でしたから、中には

とんでもない大物キャラが不発に終わったり、予想外のメーカーから販売されてい

たりします。



今では原作をしっかり踏まえた上でしっかりと作りこまれていますが、この頃は

「契約取れたよ」→「じゃぁ、作って見るか」的なノリで、既存機種の演出をそのまま

流用しただけで一丁上がりというような台が結構ありましたw


まぁ、打つ方としても余程話題性のある機種でない限り、タイアップというだけで安

易に手を出すような雰囲気ではありませんでしたから、メーカーも只でさえ金のかか

る版権物に更に開発費を上乗せするような予算は考えていなかったのかも知れませんね。



そんな感じでこの台はマルホンから登場する事になったわけですが、やはりというかあまり

人気は出ませんでしたねぇ・・・・


この頃のマルホンは「台枠フラッシュ」「保留玉フラッシュ」等、オリジナルの激アツ演出で

人気を博していたのですが、それらの演出を流用している事によって、肝心のリーチで

全く熱くなれなかったのがその原因かも?



キャラと独自の演出のバランスがチグハグになってしまい、従来機種よりもテンポが悪く

なっていたという印象が強く残っています。



正直打って見て直ぐに「これ別にキンニクマンでなくてもいいんじゃないの?」と。

2D化されたキャラデザインの完成度は今でも通用しそうなレベルなんですけどねぇ・・・


只、余計な役物ギミックも存在せず、消化ペースは良好ですから何気に今登場すると

結構人気が出るのではないかと?



まぁ、肝心の版権は既に他のメーカーに移動していますが・・・・



*画像はasutarasuさん からお借りしています

銀玉マサやん

銀玉マサやん 5 (5)/堂上 まさ志

パチンコ専門誌が登場する以前、当然のごとくパチンコ漫画というものもほとんど存在

しておらず、唯一メジャーだったのは、「釘師サブやん」位だったのではないでしょうか?


当時漫画の題材としてパチンコは最も不向きなジャンルとされていました。



読み手を限定し過ぎる、ストーリーが作りにくい等不利な条件は他のジャンルにも見受け

られるのですが、最大の要因は「主人公の動きがほとんどない」という事でした。


台に向かって打っているわけですから、必然的にアングルが限定され、漫画的デフォルメ

を非常に加えにくいのです。



そんな黎明期に果敢に挑戦して、現在のパチンコ漫画の源流を生み出したのがこの銀玉

マサやんでした。



パチンコVS人という構図ではなく、ホールに集まる様々な人間模様をリアルに描き、大勝ち

もあれば大負けもあるというストーリーはパチンコが題材でもドラマを作れる証明に他なりま

せんでした。(ちなみに第一話ではパチプロの主人公が大負けしている)



初期は羽根物中心で、そこから一発台、権利物へと、メインとなる台は当時の人気機種を

扱っているので、実践部分でも多少は役に立ったのかも?


人気漫画の宿命か途中から主人公が超人化していくのはアレですが・・・・w

(打っている途中で主人公が銀色に輝きだすと大当りするのがパターン化)



全部で22巻あるのですが、レトロファンにお勧めできるのは10巻位までで(自分も14巻で

集めるの止めました)、末期は現在のデジパチ漫画のように、機種紹介がメインとなっています。



只、今の安易なコピペ方式ではなく、きっちり書き込まれていますので漫画的世界観はきっちり

守られている分、今なら逆に当時を懐かしみながら楽しむ事が出来そうです。



最近のパチ系漫画を見ると不思議なのは、トレースはまだしもコマの大半が実写画像の粗い

コピーでストーリーも何もなく単に実践レポ化が主流なのは何故なんでしょう?



・・・というかあんなの見て面白いと感じる事が自分にはできないのですが???



銀玉マサやんは残念ながら絶版となっているようですが、たまに全巻揃えた漫喫もありますし

注意深く探せばブックオフにおいてある事もありますので、もし見かけたら一度は読んで見る事

をお勧めします。


ネット上でもYahoo!コミック に全巻揃っていますから立ち読み部分だけでも確認してみるのも

いいかも?



ストライカーⅠ(三共)


羽根物黄金時代の三共はある程度テーマに添ったシリーズを幾つかリリースする傾向にありました。


戦場物なら「コンバット」「ブルーエンジェル」「グレートキャノン」

キャラ系ならば「ドッキリマン」「スパークマン」「モンスター」


企画段階でアイディアが産まれたものを時期を見ながら開発していたのか・・・それとも役物に相応しい

モチーフをそこからひねり出したのか・・・そのいずれもが、いかにも三共らしい玉の動きとオリジナリティ

溢れたサウンドで、打ち手を魅了したものでした。



そんな中、(自分が勝手に)スポーツシリーズと分類しているのがこのストライカーとオールスター (バス

ケット)、スラッガー(野球)だったりします。


まぁ、登場時期が微妙に異なるのでやはりこじつけに近いのかもしれませんが(汗


オールスターはVをゴールに見立ててそこに玉がバウンドして飛び込むという、バスケットのゲーム性を

見事に再現していたのですが、アイディアだけならこちらも負けていませんでした。



役物全面のVがゴールになっており、後方のキッカーが貯留された玉を蹴ってVを目指すというこれぞ

サッカーという仕上がりになっています。


役物は上下2段ステージになっており、羽根に拾われた玉は先ず上段後方から下段に落下します。

(稀に直接Vへ飛び込む事もありましたが・・・)

ここで、キャラの足元に落下するわけですが、通常は常時足を動かしており、V入賞はその足の動きの

タイミング(運)が重要になります。


一旦大当りになると上部に玉が貯留され(最高3個)、6カウント後は足元に運ばれ次々とゴールを目指

す事になります。(但し大当り中のVは左右に動いている)


比較的遊べるスペックで、当時かなり面白い台という印象があったのですが、その割に打ち込んだ記憶が

ないのは、設置が少なかった為なのか、それとも自分がデジパチ等に興味が移っていた為なのか・・・・??



スリープpartⅡ(マルホン)


■大当り確率(多分)220分の1


デジパチの革命的マシンとして必ず名前があがるスリープpartⅢ


今ではあって当たり前の「リーチ」という概念はここから始まっています。

(ちなみに、それまでのデジパチはデジタルが一気に止まって、揃っていれば大当りですw)


しかし、その革命マシンⅢの影に隠れた形でⅠとⅡも存在していた事はほとんど知られていません。

(・・・というか自分も知りませんでした)



元々、機種名というのは一度検定に落ちた場合、同じ名前で審査に通す事が出来ないので、当時は

変に番号がついた台は、単純にそれだけ審査に落ちたのだなぁ・・と思われていました。



つまりスリープpartⅢというのはⅠとⅡが不合格になった為、3回目の検定でようやく認可が下りたのだと・・


実際にホールに設置されていたのはほぼⅢだけだったので、全く忘れられた存在になっていたⅡの実機に

今頃お目にかかる事が出来るとは夢にも思いませんでした。




いつも画像提供でお世話になっている さんがヤフオクに出品されていたのですが、

これを最初に見た時は本気で「10万位の値がつくのでは?」と興味を持って結果を見ていました。



レア度では文句なしだと思うのですが、結果は予想外の10500円で決着していましたねぇ・・・



元々レトロ機の値段というのはあってないようなものですから、思い入れのある人が2人以上いれば、

値段は底なしになる半面、パチンコ機自体の骨董価値というのは世間的には0に近いようで、古けれ

ば良いというわけにはいかないようですね。


CR蛭子能収(高尾)



■大当り確率315.7分の1

パチンコの主流がデジパチとなり、その表示方式がほぼ液晶で統一されるようになると、演出面で
ヒット機種のパクリではないか?と噂される機種が幾つも登場するようになりました。

元々パチンコの歴史はヒット策を追随する形で各メーカーが開発を行ないますので、模倣自体は
古くから存在するのですが、やはり視認性という点と比較対象が限定されている為か、安易に真似
たという印象が打ち手には残るようですね。


特にデジパチの規制がきつかった時代、その人気はほぼ海に頼りきった状況でして、結果として
海もどきが氾濫するという異常事態に陥った事があります。


そんな折、芸能界(一応漫画家さんですが・・)きってのギャンブル好きとして有名だった蛭子
さんがタイアップパチンコとして登場したのですが、この台はそんなパクリ台を一笑するような
出来となっています。

御本人が好きな台として「CRギンギラパラダイス」「CR大工の源さん」「アレジン」「CR
モンスターハウス」を公言しているだけあって、それらを真似たのではなくリスペクトしたのだ
と豪語したくらいですから・・・・w



その圧巻の仕上がり具合はPVで御確認下さい




何と言うか、これはもう蛭子さんだから許されたとしか言いようがありませんね(苦笑
打つ方もその潔さに思わず笑うしかありませんでした。