渋谷のルイードK2で7117のライヴ。『私は泣いています』のヒットで知られるりりィの前座でした。

「トリ」の芸風に合わせてか客席にはテーブルと椅子が並べてあり、7117のライヴを座って観るという不思議な体験……。最前列は確保できましたが、モニターが邪魔です(^^; 

加えて、この日は写真撮影不可というお達しが出ていたとのこと。でもそれを知ったのはライヴ終了後でした(^^; 普段、自分はライヴの最中に写真は撮らない主義なのですが、じつはこの日にかぎってカメラ持って行こうかな~と思っていたのです。くわばらくわばら……こういうことがあると面倒だからカメラは持ち歩かないことにしています。

7117の後に出たのは、LISAGOという女性シンガー。アコギと打ち込みを使用した、ニューウェーブ風の暗~い曲調で、MCも7117の饒舌さとは打って変わってすごくぎこちない。聞き手を突き放すような冷たさを感じましたが、個人的にはそうした佇まいも含めてすごく好みのタイプです。この日はちょうど新作を出したばかりというので、帰りに物販に寄ろうと思ってたら、もう撤収した後でした……。

せっかくなので「トリ」のりりィ&洋二も観ました。歌とMCの比重が同じくらい(^^; やはり前座の若手ミュージシャンとの年齢差をしきりに気にしていた様子でしたが、その声量と表現力に終始圧倒され、ジャンルや世代を超えた「歌」の力を感じました。もちろん『私は泣いています』も披露。まったく馴染みのない曲でしたが、自然と体が動き、手拍子に加わっている自分がいました。

自宅の最寄駅に着いたのは0時すぎ。自宅まで約30分の道程をとぼとぼと歩いていると、前方にバカップル。その男の方が、どうも僕が彼らのあとをつけていると疑っているらしく、しきりにガンを飛ばしてくるのです。

おいおい、あんたのブッサイクな彼女なんかに興味はないよ!

俺はさっきまで、世界一の美女を拝んできたところなんだからさ!
秋葉原にある「巫女さんかふぇ」が本日で閉店するというので行ってきた。

着いたのは正午。さすがにほぼ満席だったが、待たずに入れた。入る時に引く「巫女ぽん」は撤去され、さらに混雑のために「チェキ」は2枚まで、オプションは「お祓い」と「ゲーム」のどちらか一方しか選べなくなっていた。

「おにーにセット」で昼食を済ませた後、石丸電気で時間を潰し、15時ごろ、再び「巫女さんかふぇ」へ。下の階で行なわれるライブ・イベントに参加するためだ。開店して以来、ほぼ毎日行なわれていたというが、これも今日で見納め。じつは先週も行ったのだけれど、事前に予約が必要だったことを知らず、満員になってしまったとのことで入場を断られた。この日も予約は締め切られていたが、どういうわけか当日券で入ることができた。

店内はさすがに狭く、30人も入れば満員といったところ。ステージ上に機材を置くスペースもなく、バック演奏はカラオケを使用する。

さて、じつは「巫女さんかふぇ」にかぎらずメイド喫茶関連のライブ・イベントに参加するのはこれが初めてなのだが、観客の雰囲気やノリは普通のアイドルのコンサートと何も変わらない。お馴染みのサイリウムはもちろんのこと、ライヴ開始前には店内のトイレで巫女服のコスプレに着替える男性客(!)が数名いた。ちなみに、「かふぇ」のほうにはけっこう女性客も入っていたけれど、このイベントに関しては私の見たかぎり客は全員男性だった。

そしてライヴ開始。4人の<巫女さん>が出演する。私はまったく知らないのだが、各々が外部でもアイドル活動を行なっているのだという。

ソロ→二人組みのユニット→全員といった順番で歌を披露。歌はアニソンが中心で(よく知りません)、大塚愛やAKB48、プリンセス・プリンセスなどのカバーもやっていた。

ダンスの振り付けなどそれなりに練習しているようだったが、やはり“コンサート”というよりも“お遊戯”といった印象である。その二日前に渋谷で実力派ロック・バンド7117の“コンサート”を観た後だったから、なおさらそう感じる(ちなみに初めて「巫女さんかふぇ」を訪れたのも7117のライヴの前だった)。せめて<巫女さん>というコンセプトを活かして、もっとミステリアスな雰囲気の曲を選んでみるとかいった工夫があれば良かった。

そんなわけで、個人的には歌よりも、幕間の座談会で語られる「巫女さんかふぇ」内部事情のほうが興味深かった。彼女たちが<巫女さん>に応募するにあたって、ライヴに出演できるというのも大きな決め手になっていたようだ。しかしライヴの出演を強く希望したら、かえって上層部に疎まれ、しばらく出させてもらえなかった……という生々しい話が飛び出してきたのも今日で店じまいだからこそか。

このところメイド喫茶に足を運ぶようになり、そんな中でも「巫女さんかふぇ」はサービスが充実していてお気に入りのお店だった。だから閉店する前に一度はイベントの方にも参加してみたかったのである。

残念ながら、そんな“一見さん”の私はその場の興奮を共有するには至らなかったものの、今回参加できたことによって「巫女さんかふぇ」で過ごした楽しい時間をいっそう強く記憶に焼き付けることができたと思う。

日頃、私たちがテレビや雑誌で目にするアイドル達は、たとえマイナーな者であってもあるていど「完成された」アイドルである。その他大勢は世間からの脚光を浴びることなく活動し、やがて「モノ」にすらならないまま消え去っていく。

そんな底辺アイドルのイベントに、たまたま立ち会うことができた。

メイド喫茶を出て、JR秋葉原の駅に向かう途中、女子高生姿の少女たちからチラシを渡された。

なんでも、来年の3月から全国のタクシーに備え付けのテレビにて放映される番組に出演予定の「ゆめ☆ドル」なるアイドル・グループのイベントが、本日14時から催されるという。

写真を見ると、7人の女の子が笑いながら放射線状に寝そべっている。かなりギャルっぽい雰囲気で、個人的には苦手な感じ。だいたい渋谷とかならともかく、この秋葉原では先ほど足を運んだメイド喫茶に象徴されるように、どちらかといえばもっと“おぼこい”女性がモテるように思う。男慣れしていそうなギャルだと、僕のようなオタクはバカにされそうで「怖い」と感じてしまうのである。

入場料は2800円。チラシを見せると2000円になるとのことだが、それにしても高い。とりあえず会場までは行ってみることにしたが、チラシには住所の記載はあるものの地図が載っておらず、どうにも不親切である。

開場の15分ほど前に到着したが、案の定、先客はない。いったんは引き返すも、何かの縁と思い、参加することにした。

会場の「メリーハート」はバーのようだが、チラシに「旧」と書かれていることからすると現在は閉店しているらしい。この時点で、すでに場末感が漂う。

けっきょくのところ、観客は10名足らず。しかも、後から聞いた話だとその中には関係者も混じっていたというから、実質的には5名だったらしい。

観客の一人ひとりに「ゆめ☆ドル」メンバー直筆サイン入りのうちわが手渡される。しかし、これらはイベント終了後に回収され、希望者には1枚500円で販売するとのことだった。

加えて、「ゆめ☆ドル」メンバーの名前と顔写真、そして各々のキャッチフレーズが掲載された紙が配られる。宣伝用にきちんと制作されたパンフレットではなく、たんなるカラー・コピーというのが憐れみを誘う。苗字がある者とない者とが混在しているところを見ると、特定のコンセプトに基づいて結成されたアイドル・グループというよりも、それまで単独で活動していたアイドルの卵を今回の番組のために寄せ集めたというのが実情のようだ。

イベントは、「ゆめ☆ドル」のプロデューサーと称するハイテンションな男性の司会によって進められた。実物の「ゆめ☆ドル」たちは、チラシの写真よりもずっと可愛い。とくに、スペイン人とフィリピン人と日本人のクォーターという双子の姉妹が目を惹いた。若い頃の安藤希にそっくりな子もいる。

放映予定の番組は、毎回「ゆめ☆ドル」たちにお題を出してそのリアクションを審査するという形式になっているようで、この日のイベントでもそのゲームが行なわれた。先ほど配られたうちわは、各々の観客が面白いと思ったリアクションの後にだけ掲げることになっていて、その集計結果から優勝者が決まる。観客も全員参加ということで、これはけっこう盛り上がった。

続いて、「ゆめ☆ドル」の私物を販売するオークション。しかし、なかなか買い手がつかず。僕は例の安藤希似の子が出品した「Oヘンリ短編集」(『賢者の贈り物』で有名なアレ)2冊と、クォーター双子姉妹が出品した「ミニーちゃん」のぬいぐるみを落札したが、価格はそれぞれ100円と200円。しかも他の入札はなく、こちらの言い値であった。

そして撮影会。通常、アイドルのイベントではポラロイドが用意してあって、観客の一人ひとりを囲んで記念撮影といったことが行なわれるが、このイベントでは観客が各自でカメラを持参することになっていたので、カメラを持ち歩く習慣のない僕は手持ち無沙汰である。

こうしてイベントは終了し、観客はエレベーターまでの通路に並んだ「ゆめ☆ドル」たちと握手をしながら退場する。せめて一人ひとりにサインするくらいのサービス精神があってもよかったのに。当然、うちわを買って帰る客は一人もいなかった。

「ゆめ☆ドル」公式サイト http://ameblo.jp/yumeidol/

高田馬場の「live cafe mono」にて、SHANGRI-LAの企画イベント『女神たちの饗宴』の第1回が行われた。


高田馬場には僕の通っていた専門学校があり、個人的に思い入れの強い町である。 今回の会場となった「live cafe mono」は、奇しくも僕の母校の向かい側にある。ちなみに、僕の母校は元々、福祉や速記を学ぶ専門学校の分校だったのだが、何年も前に閉校していて、今そのビルには本校が入っている。

駅前の芳林堂書店で時間を潰し、19時入場。

「ライヴハウス」ではなく「ライヴカフェ」ということで、ステージは狭く、観客との距離はなきに等しい。当然、ドラムセットも置けず、今回もバック演奏はカラオケとなる。

開演前に、当日限定メニューの「SHANGRI-LA特製シチュー」というのを食べてみた。普通のクリームシチューだが、鶏肉が大きいのが嬉しい。あと「SHANGRI-LA特製カクテル」というのもあったが、下戸なので自粛。

ほぼ10分押しでスタート。司会はsattinの他、「アバンギャルS」という女性二人組みのお笑い芸人。

1番手は7117。abとASUKAの二人だけの出演。abは三代目のシンガーなのだが、初めからこの二人のユニットであったかのようにばっちり決まっている。セットリストは前回の「TOY BOX2」とほぼ同じで、abのレパートリー『3つ数えて』『ヴァンパイア』に続き、オリジナル数曲と松田聖子のカヴァー『スウィート・メモリーズ』を披露。

次にゲストの女性R&Bシンガー、エリッサが女性ダンサー2名を従えて熱演。abのダンスが流線型のしなやかな動きなのに対し、エリッサはキレのあるアグレッシブな動きで迫り、客の煽り方も体育会系のノリ。セクシーなイメージで共通していても、その表現の仕方に個性が表れていて面白い。

続いてトリのSHANGRI-LA……と思いきや、司会のアバンギャルSが特攻服姿で登場し、氣志團の『ワン・ナイト・カーニバル』の替え歌を振り付けつきで披露。その後、特攻服を脱ぎ捨て、ボディコン姿で『キューティーハニー』の替え歌。abにエリッサと、実力派のシンガーが続いただけに、なんとなくやりにくそうな感じ。

そしてSHANGRI-LA。今回はクリスマス・イベントとのことで『SILENT NIGHT』のアカペラで幕を開けた後、のっけからバラードの『ISLAND』をしっとり聴かせて意表を突く。しかもアルバムとは異なり、歌い出しのパートをsattinが担当するレアなバージョンであった。

その上、なんとWINKの超名曲『愛が止まらない』のカヴァーまで披露! sattinのラップをフィーチャーした1分近くに及ぶ長いイントロから始まり、かなり大胆なアレンジが施されている。カラオケにはリードのメロディーも入っていて、まだ未完成の状態だったようであるが、WINKも大好きな自分としては(通勤の車中ではWINKのベスト盤とabの歌を集めたCD-Rを交互に流している)まるでパンテラがサバスのカヴァーをやった時のような感慨を覚えた。もっとも、ウィスパー系のWINKと違ってSHANGRI-LAの二人は情熱的に歌い上げるタイプなので、どちらかというとカイリー・ミノーグの原曲『Turn It Into Love』に近い印象であったが。

今年のabのライヴ収めは大晦日だそうだが、女性限定イベントとのことで残念。年明けは、1月12日に7117のライヴがある。月曜日だが、祝日なのでさっそく予約した。たまたま僕の誕生日の翌日ということもあり、今からとても待ち遠しい。

WINK『愛が止まらない』
http://jp.youtube.com/watch?v=AkpvZG-ocsg

Kylie Minogue "Turn It Into Love"
http://jp.youtube.com/watch?v=EBzXgeH8MfU

新宿2丁目でSHANGRI-LAのライヴがありました。土曜日でしたが、連休前ということもあって幸い今回も仕事の都合がついたので行ってきました。

会場は「ARCH」。去年の夏、東京プライドパレードのアフターパーティーが行なわれたクラブです。ちなみにそちらにもabが出演していました。

この日は「GLAP」というイベントでした。日本のゲイ・ミュージック・シーンの立役者である春日亮二氏の主催で過去にも何年か行なわれていたということですが、昨年氏が逝去なされたとのことで、今回はスライドショーを流すなど追悼的な色合いの濃い内容でした。

「Gay Lesbian Accorstic Party」というタイトルの通り、当初はアコースティック系のイベントだったそうですが、途中から方向性を変えたようで、この日の出演者もSHANGRI-LAを含めてカラオケをバックに歌い踊るアーティストがほとんどでした。

総勢11組ものアーティストが出演するため、一組につき2~3曲。SHANGRI-LAのセットリストは、ムード歌謡のスタンダード・ナンバー『恋のバカンス』と、持ち歌の『SHANGRI-LA』でした。

前回の「TOY-BOX2」ではバンド編成でしたが、今回は尺の短さと会場の狭さもあって先述のとおりカラオケです。お客さんはけっこう入っていたみたいですが、どういうわけか前のほうがガラ空きだったので、図らずも僕が最前列を占領する恰好に(^^; 客席とステージの間隔が非常に狭いため、目の前でsattinが腰を振ってたりしてすごいド迫力でした!

他の出演者に関しては、昨年の尾辻かな子のイベントにもabと共に出演していたNOBBYを始め、OTO-ZOU、屋良朝友といったベテラン勢も参加していましたが、半数はあまりステージに立ったことがないという素人さんで、実際のところ力量のバラつきが目立ちました。それでも、どの出演者も心をこめて歌っているのが伝わってきて、中でも同棲中のパートナーとの穏やかな日常を実直に歌い上げるTOSさんのステージが胸に沁みました。

SHANGRI-LA以外はゲイ・アーティストですが(レズビアン・アーティストのkkjkはステージ・マネージャーとしての参加)、トップ・バッターのドラァグ・クイーン「マダム・ピロガネーゼ」と、あと名前は忘れましたが男子高生の制服を着て息を切らしながら踊り狂う坊主頭の巨漢男性シンガーのアイドルチックなダンス・チューンを除いて、音楽的にはいずれも素朴で健全な曲調。ゲイといえば世間では何かとセクシュアルなイメージをもたれがちですが、むしろ意図的にそういった要素を排除している印象すらありました。

そのため、正直なところ僕個人の音楽的嗜好の範疇からは外れますし、SHANGRI-LAの出演がなければ足を運ぶことはなかったでしょうが、それゆえに普段では自分から聞くことのない音楽に触れることができ、新鮮な感動を味わいました。こういう一期一会の体験も大切にしていきたいですね♪