田んぼの準備③ 春の耕起
冬を越して、春の4月~5月頃に
また荒く耕起します。
耕起後、1~2週間は、
このように土がよく乾くまで風にさらします。
よく乾かすことによって、空気中にあるチッソが
土に固定されるといわれています。
※チッソとは、植物が生長するためにかかせない養分です。
一般栽培では、チッソが含まれている化学肥料を
使うことで生長を促しますが、
自然栽培の場合は、肥料を使いませんので、
土をよく乾かすことが最も重要です。
この後、乾土効果を高めるために1週間ごとに耕起します。
春の耕起は田植えまでの間、計3回ほど行います。
次は代かき
です。
玄米の炊き方①
今日は鍋で炊く方法をご紹介します。(今回は土鍋でつくりました。)
〔下準備〕
前日の晩から玄米1に対して1.2~1.5倍の水につけておく。
〔炊く〕
①鍋に移し、強火で15分~20分かけます。
途中で吹き零れてきたら弱火にします。
しばらくすると、水分が少なくなり、香ばしいにおいがしてきます。
(焦げ付くようなピシピシという音が合図です。)
②ふたを開けて 冷水 を入れます。
冷水の量は米の0.8~1.2倍です。
柔らか炊きの時は多めに、硬くしたい時は少なめに好みで調整してください。
この時に玄米の皮が破けます。
中のお米が「花が咲く」ように外に出てきます。これが美味しいんです!!
③水を入れたら良くかき混ぜてふたをし、さらに煮立てます。
10分~20分ほどで弱火にし、
火を止めて5分から10分蒸らす。
できあがりました。
早速、「手作り味噌1年もの」で「味噌おにぎり」にしていただきました。
おこげも香ばしい!!!
火の加減や、時間はアバウトですが、ご家庭の火力によって違いますので
最初は2合くらいで試してみてください。
玄米はモミを取り除いた状態のもので、白米に比べて残留農薬が多いとされています。
そのため、白米より厳しい目で選んでください。
へらい農園の玄米は、もちろん、農薬は使用していませんので
残留農薬の心配はありません!!!
その上、肥料も使用していないので甘み、香りも自然もままをお届けいたします。
おすすめは、へらい農園 の自然栽培米お試し3合 (送料込み500円)です。
田んぼの準備 ②秋の耕起
秋起し(耕起)は、なるべく荒く起こします。
荒くすることで土の塊は空気に触れる部分が多くなり
乾きやすくなります。
土を乾きやすくすることはとっても重要になります。
この乾土効果は、農薬を使用しない栽培にとって
宿敵の「雑草」の予防になります。
大きな課題です。
より、乾かせられる方法をまだまだ研究中です。
春になると春の耕起
を行います。