今となっては懐かしさすら覚える6月の上旬。
あの時、ハリマネ、強烈個性(現:上期首領(かみきどん))、九州アニキは
俺達の職場のヘルプに入ってくれていた3人衆だ。


終戦直後の混乱期のような俺の職場において
ハリマネと九州アニキは、俺を差し置いて
しっかりと職場の女性陣のハートと掴んでいた。


二人は気が合っているように見えたし
実際に仲が良かったと思う。


そこに割って入るのが上期首領で、
ハリマネには何だかんだとまとわりつき
九州アニキにも話しかけまくっていた。


九州アニキは思いやりからか
上期首領にキッチリ突っ込みを入れ
そのエキセントリックな暴走を笑いに変えることで

一歩間違えれば
「お宅の職場に変質者がいるんですか!」と
女性社員の親が怒鳴り込んでくるのを防いでくれていたし


ハリマネは持ち前の要領の良さで持って
猛獣使いのように華麗にあしらい
仕事の邪魔をされるのを最小限に防いでいた。


ハリマネと九州アニキとの違いは
上期首領に対する認識の差であったと俺は思う。


九州アニキの上期首領=「仕方ないね、このおじさんは・・」 
という「トホホな人的捉え方」に対し


ハリマネは
「上期首領=観察しがいのある野生動物」
という認識だったのではあるまいか。



その証拠を見せよう。
「ハリマネからの投稿その3」だ。





◆やっぱり「上期首領」◆

『人に何かを伝える。』という事。
伝える為には、人によって色々な表現方法があるのは
勿論承知である。

下記は岡山支店ヘルプ時代を共にした
私と伊○田さん、そして石○Mに宛てた文面です。

彼が私達に伝えたい内容としては
「自分の新居のお知らせ」と「業務報告」でした。


この2点の上期首領の伝え方を検証してみましょう。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【FOR ハリ&石○M】


おつかれさまです。

(新天地での)担当は、
①××の××メンテ。
②××からの紹介。 だそうです。(決定!他に生きる道無し。)



しかし、、、
営業で平等に勝負すれば圧勝する自信あります。
奥○さんの年間記録更新します。


岡山の××の▲▲に対する取り組み教えてください。
大○支店遅れています・・・・・。



3DK 58平方メートル(マンション、環境最高)
7万5千円(駐車場付、共益費込み) 大○駅 東 3キロ。

最高だぜ!!!!!!!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



【FOR 伊○田さん】

おつかれさまです。
昨日、3DKのマンション即決で決めました。(笑)
駐車場付。家賃は名古屋と同じで。
大○支店は、安定していています(××は△)。
崩壊状態でこそ能力を発揮する私としては、ものたりないです。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここで、注意して見て頂きたい部分は
「住居報告」の部分です。

何の環境が最高なのか?(駐車場付?)
それを皆さんで探りましょう!

電話でも、メールでも構いません。
情報を仕入れた者勝ちです! 』



聞いてもいないのに業務報告をしてくる上期首領。
住居の件が俺達に何の関係があるのか?


しかしハリマネは
彼のいじましいそのメッセージを
完全にイベントに変えてしまっている。


ハリマネ・・・貴方も逸材ですよ♪





3週間と4日休んでいない。
激しい環境の中でのこの連勤。
正直、フラフラです。




忙しくて日用品を買いに行く暇もなく
今日の俺のパンツはゴムが伸びきって
スーツのズボンの中でズリ落ちていた。


何とも歩きにくいので
トイレに行ってパンツを脱ぎ捨ててやった。


だから今日は一日・・・
ノーパンでした\(´∀`)丿


俺はノーパンで
部下に指示を出し、叱り、お客に対応した。


そんな自分に疲れきり
マンションに帰りお風呂にお湯を入れた。
自分の時間があまりない俺にとって
夜のこのひと時は本当に貴重だ。
明日への活力の源♡

ゆっくりバスタイムを楽しもうと思っていたら
携帯が鳴った・・・



画面には
『強烈個性(上期首領)』の名が・・・。



無視をするか、出るか5秒ほど悩んだ。


結局出た。



そこから64分間
彼自身の不遇に対する愚痴話を聞き続けた俺。








『3DKのことは
※※(九州アニキ)に内緒にしといてや』





「3DK」は転勤した彼が会社に借りてもらったアパートの間取りだ。



本日も別件で電話があり
(と言うか、強烈個性から電話があったらすぐ分かる
なぜなら応対している女性社員が半笑いになるから)
余程、うれしかったのだろう。


『前のとこの駐車場代は○○円やったけど
今回は○○円で、3万家賃補助がついて
しかも地域手当までついてんねん





『まるで課長になった気分、
いやっ、部長になったような気分やわ~』




激務の余りほとんど家にいる時間がない
と言われる俺達の会社において
ここまで住居にこだわり、
喜びを表現できる38歳。(しつこいようだが独身)



最初の「※※には内緒にしといてや」
というのはどういう意味なのだろうか?


※※=九州アニキは結婚もして子供もいる人で
すごく幸せそうな人だ。


強烈個性のことなんてこれぽっちも意識もしていないし
「3DKだからどうしたと?」と素で聞くだろう。


まさかとは思うけど
妬むとでも思っているのか?
3DKに住む予定になった自分に?




最後に言われた。

『東京来ることがあったら
泊まりに来てもええで!』



多分、行きません。






      中○くんには異常に厳しい強烈個性
      でも、それは許す。
強烈個性(上期首領(かみきどん))
100%自分のことしか考えていない38歳の関西人。


己の自己顕示欲を満たすために作った
この「へっぽこメガネ的生活」だが
最近は強烈個性の広報紙の如く
身体に鞭打って更新を続けている。


「なぜだろう」と自問するが明確な答えは出てこない。
気がつけばいつも彼のことを考えているし
ハッと気づけば彼からのメールを惚けたような表情で眺めている
俺がいる。


昼飯を食べる時は
「和光」のトンカツを愛した彼の顔が浮かび


半そでのワイシャツ姿のサラリーマンを見れば
「独身(男性)は形状記憶やでっ!!」
となぜか自慢げにしゃべっていた
クロマニヨン人のような横顔を思い出す。



新天地でさっそく「可愛いコがいる」と報告をくれた強烈個性。
新居が3DKなのが余程嬉しかったのか

「3DK!独身ッ!!」

という意味不明の言葉を俺に投げかける強烈個性

(だから何だ?)


自分がどこかのスポーツ店で見つけた
ゴルファーの等身大のPOP
コピーは「男は飛距離だ!」に異常に興味を示し


「男は飛距離だ!」
「男は飛距離だ!」

「意味、分かるやろ?男は飛距離やでッ!」

と何回も連呼し騒ぎ立て
グフフ笑いをする38歳のクロマニヨン系の男。
(これだけは言わせてくれ!みんな仕事中だ)



無論、こんなチャーミングなウマ・シカ系の人だけに
ファンは多い。


この2日投稿をしてくれたハリマネも彼の大ファンである。
何とか強烈個性と接触してネタを仕入れようと必死だ。


俺も負ける訳にはいかない。
強烈個性は誰にも渡さない。



こんなにも愛されている強烈個性。
しかし彼はこのブログの存在は知らない。


強烈個性と遭遇した生き証人。
ハリマネからの投稿その2。



はっきり言ってセンスあります。






きびだんご大学での出来事。

車での移動中からそれは始まっていました。


やんちゃな強烈個性は、


「ねえ、ハリさん。大島の携帯に電話して、
 電話が繋がってハリさんが出たらびっくりするやろな~。
 まさか、ハリさんと僕が一緒に
 行動してるなんて思わんでしょ。」


と、言いながら満面の笑を浮かべて電話をしていました。



「おっ、コールが鳴った。・・・
 なんや、留守番電話になったわ。くそっ、大島のボケが。」


そんなに思い通りに自分の悪戯が通用するほど甘くない。


すこし時間が経っても、

「もう1回、大島に電話してみましょうか?」


私の返事を待つまでも無い。
私に話し掛けながら既に電話を掛けていた。


しかし、その後も何度かチャレンジしていたが、
全て同じ結果だった。


そんな事をしているうちに到着したきびだんご大学。


キャンパスのベンチには学生が数人居たが、
空いているベンチが有ったので、打合せまでの僅かな時間だが、
ベンチに座って時間が来るのを待っていた。



と、その時、強烈個性の携帯が鳴った。

まるで宝くじにでも当たった様に

「ハリさん。ハリさん。大島からや。
着信見て掛けてきよった。」


無邪気に大声で喜んでいた。



私も、やんちゃが嫌いな方ではない。
むしろ好きな方なので、大島君からの電話を私が取った。


(ハリ)「はい。ハリです。」


(大島)「えっ? あれっ? えっ?」


(ハリ)「どうしたの?」


(大島)「何で? あっ、強烈個性に代わって下さいよ。」



勘の良い大島君は、私と強烈個性が岡山に居ることを
予め知っていたので、強烈個性または私の悪戯だという事に
すぐに気が付いた様だった。


嬉しそうな強烈個性に電話を渡すと、


「もしもし。大島? びっくりした? 俺の電話に掛けたら
 ハリさんが出たんで驚いたやろ。 
 そうそう、今どこに居る思う? 教えたろか? 
 岡山の山奥に在る大学や。
きびだんご大学っちゅうところ。
 すごい田舎やで。
まわりにな~んも無いねん。
すごいとこや。」



『あの~強烈個性。。。。。
 確かにこの大学の周りには何も無いですが、
 今あなたの周りには、この大学の生徒さんが
 何人かベンチに座っていますよ~。
 思いっきり聞こえていますよ~。』 


話に(自分だけ)盛り上がっている彼に、私は心で訴えた。


打合せも終わり、帰りの道中、

「遠いな~。 眠たいな~。」 と、ひたすら繰り返す彼。


でも、気になった建物が目に入ると

「あれ、何の建物ですかね~? なんやろ?」


自由気ままな彼に、少し羨ましさを感じた1日であった。

強烈個性=上期首領(かみきどん)
この式は要暗記だ。
俺と同じ会社の人は特に。



俺は今も強烈個性の呪縛から離れられない。
先日も社内メールが届いたり、電話があったりもした。
(もう用はないはずなのに・・・)



面と向かって話すと粗野で粗暴な語り口で
まるで愚連隊のような38歳だが
電話をかけると、最初は消え入るような声で


「はいッ・・・強烈個性でございます
はいッ、はいッ、そうですか。
はいッ、了解しました。」


と馬鹿丁寧にやるから、
どんな重要な用事で電話しても
普段の野獣のような言動と180度違う
その生真面目な受け答えに笑いをかみ殺すのに必死で
一瞬、頭の中が真っ白になってしまう・・・。


全く持って罪な人だ。
社内電話でゲラゲラ笑っていたら
聞き耳を立てている部下に示しがつかないのは
いかに浅薄な俺でも理解しているが
あの人との会話だけはもうギブアップ。


当然、それほどの強烈個性だから
他にも被害者はいる。

俺よりも年上だが柔軟な精神を持ち
目的を達成する為ならば男芸者も辞さない
「広島ルパン三世」ことハリマネからの投稿があったので
是非、読んでいただきたい。




以下はハリマネからのメールである。

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


いよいよ月曜日から○○支店。

 強烈個性は、皆と上手くやっていけるのだろうか?

 心配する必要も無く、難しい事は分かってはいるが、
 一応心配してみた。

 彼と、きびだんご大学に行ったときの事を思い出す。

 車で片道1時間30分弱。

 アイスクリーム事件を思い出す。

 あの日 私は携帯電話を家に忘れてきてしまった。

 それが始まりだった。

 車に乗っていると、強烈個性の携帯が鳴り、
 
 それは私宛の電話だった。

 電話の相手は石○Mで、内容は▲▲の■■先生からの

 クレームじみたものだった。

 さすがに強烈個性の携帯電話から、長野県に電話をするのも
 
 申し訳なく、コンビニに寄ってテレカを買い、公衆電話から

 電話を掛けた。テレカを買ったのは何年振りだろうと思いながら

 ■■先生の待つ、長野県へ電話をした。

 実際に電話で話したのは10分位。気分はブルーだった。

 強烈個性の待つコンビニ内に戻ると、38歳の彼は私に

 「ねえハリさん。このアイスクリームむっちゃ美味いって。」

 と、電話の内容など気にもせず、

 アイスクリームの美味しさを私に伝え続けた。

 『普通、38歳でコンビニの中でアイスを食べるか?』

 と、自問自答しながらも、私もアイスクリームを食べたくなり

 「私も食べてみますわ。」「うん。ホンマうまいから。」と、

 再度私にアイスを勧めた。

 一足早く、車に戻っていた強烈個性。

 私もアイスを買って車に戻り、一口食べて

 「強烈個性さん。懐かしい味がして美味いっスね~。」

 と、話し掛けると、既に食べ終わっていた彼は

 「でしょ。・・・。」 この一言だけを私に返し、

 「そんでねハリさん。」 と、既に別の会話が始まっていた。

 

 『どんなにお勧めの食べ物でも、自分が食べた後の

  他人の感想には興味が無いのか・・・?』 

 自分のペースをかたくなに守る強烈個性でした。

 まだまだ、この後も、別ネタが有ります。





「だて」の店内でのショット

大好きなカツ丼が食べられるのでご機嫌そのもの。
ストレスとは全く無縁の生活を送る人。

『上期首領』


首領と書いて『ドン』と読んで欲しい。
俺からのお願いだ。


強烈個性=上期首領。
この当て字を考えたハリアーマネージャー
通称ハリマネのセンスに乾杯♪



思えばハリマネも
強烈個性に仕事を邪魔されていた一人だ。
(否、あれは強姦といってもいいかも知れない)


強烈個性氏は、ハリマネが大のお気に入りで
パソコンで必死こいて仕事を進めるハリマネの
机の横に張り付き、のべつ構わず大声で話しかけていた。


しかも99%は自分の話・・・。
残り1%は「あっ、そう」という気の無い相づちだ。




本当に大変だったと思う。
ハリマネから送られてきた詳細な会話メールの数々を紹介しよう。



二人はこんな会話をしていたのだ。





『・・・そんなん不安だらけに
決まっとるやないか。 当たり前やそんなん。 
ところでね、ハリさん。大きい拠点に入るのと
小さい拠点に入るんでは、
やっぱり大きい拠点の方が ええんやろか。 
あっ、ホンマ。小さい拠点の方がええの。
なんで。そやそや。
色んな営業に入れるから
業績が上がるっちゅう訳や。
ホンマや、ホンマや。
大きい拠点やったら、
それだけメンバーが居るんで、
なかなか営業がまわってこんのや。
やっぱり、電話や。
アポ切らな~ダメっちゅうことやろ。
僕もそう思いますねん。
電話する振りして、
電話が掛かってきたら、すぐ取んねん。
パッ、パッ と。』





とにかく声が大きい。
しかも、相手につけいる隙を与えない。




そのくせ電話をかけるときは・・・


 「お疲れ様です。強烈個性です。
  ○○の件ですが、どのように
  実施すれば宜しいでしょうか?
  はいっ、はいっ、わかりました。
  はいっ、失礼致します。」(小声で)

借りてきた猫のようにか細い声で話す強烈個性。
しかし、電話を切るや否や・・・






 「何や、簡単や。パパッと入力したら
それで済むんや。
ところでハリさん。どのマンションが
ええと思います。やっぱりこれでしょう。
(地図に定規をあてて距離を測りながら)
ここから2,5キロ。歩けん距離でもないな~。
通勤は自転車がええと思うんですわ。
駐車場1万か~。高いな~。
今のところが6,000円ですねん。
駐車場の安いとこ見つけて、
そこに駐めた方が、 賢いでっしゃろ。
5,000円から6,000円位のとこ。
探せば有るんですかね。
ちょっと※※EOに電話しますわ。」







夢中でおしゃべりをする強烈個性。

身振り手振りが激しく携帯カメラでは追いきれない。
子供みたいな38歳。

『強烈個性さん最高です爆笑です
 あの顔から繰り広げられる会話は絶品ですな。

 かれこれ四年前に初対面した時の衝撃を思いだします。
 引き続き強烈個性をお願いします。』




以前にヨッシーから届いたメール。
目立ちたがり屋のヨッシーも強烈個性氏にはお手上げだ。



残念ながら本日を持って強烈個性氏は
俺達の職場での任務を解かれ
彼を(嫌々ながら)待っている新しい場所へ旅立っていった。


去り際も
「石○マネージャー、じゃあ!」
とあっさりしたものでまた明日も出勤するのか?
と、こちらが錯覚するかのような余韻を全く残さないものだった。



しかし彼は余程、自作の「ウーシーシーの歌」が気に入っているらしく
カムサハムノダさんから電話があり、
いつものように話をしている最中に
目ざとく俺を見つけ



『誰?野○マネージャー?』

と面識ないはずだが、お得意の街宣車系大声で




『いつでも、どこでも♪


ウーシーシーコーヒー♪


いつでもどこでも♪


ウーシーシーコーヒー♪


上村コーヒー♪


グゥ!(これは本日初めて聞いた)


いつでもどこでも♪  グゥ♪』




となぜか事務所の中をグルグルと一周しながら
受話器の向こうにいる
「上村コーヒー」の元部下であるカムサハムノダさんに届け!
と言わんばかりに満面の笑みを浮かべながら歌っていた。


マジっすよ。
一応、管理職だったはずだ。
38歳の大人の男がこうである。




一昨日も
「エエ店見つけたんやわ。
525円で寿司が食えんねん!
一緒に行こか?」

と言ってランチに俺を誘ってくれたのはいいのだが

525円なんて所詮は客寄せ用の料金であり
案の定、メニューを拝見すると
量・ネタ共に貧弱で
「少ないなぁ」大声でつぶやいて
結局900円くらいの寿司セットをオーダーし
寿司屋からすればいいカモ状態である。




しかしとにかく憎めない人ではある。
もう二度と会うこともないだろうから
勇気を出して「僕のHPに写真を載せていいですか?」と聞いてみた。


思いがけず「ええよ」と言ってくれたので
ここに「強烈個性写真展」を開くことにする。


「女の子も見てんの?そのHP?」
と聞いたあとOKを出してくれた、そんな正直さも俺は好きだ。






まずは1枚目!

「はい、チーズ♪」と言うとポーズをとってくれた。
イケてるポーズなのだろうか・・・。


続きは明日・・・。

風の噂で聞いたが
本日は、仲良しさん&ヨッシーのTVデビューの日。


地方のローカルTV局で話題の番組「できたてGOPAN 」。

その番組の名物企画、「迎さんのGOPAN体操」
という素敵な体操を踊っているはず。
(ところで「のんびり編」って何だ??)


まずはお疲れ様です。m(_ _)m


俺のこのブログが「おしゃべりBOX 」の阿部さんの
ご好意によりフリーペーパーに掲載された時のように
仲良しさん&ヨッシーはTVに出られる喜びで
この数日は仕事どころではなかっただろう。


そしてそれを楽しみに待っている
元コンパニオンさん、Anegoさん・・・。


俺の周りにも、かつては
そんなやさしい時間が流れていたはずなのに・・・。








楽しそうなヨッシー達をよそに
俺と言えば・・・





本来は休日であるが
立場上出勤を余儀なくされている俺。
労働基準監督署にどうやってタレ込んでやろうかと
想像を膨らますのが唯一の慰めだ。



今朝も嫌々ながら出勤し社内メールをチェックしていると
強烈個性様が声をかけられた。



『石○マネージャーッ!
これや、これッ!!』






「はい、何でしょう?」






『この写真見てや~。よう撮れとるやろ?』




朝っぱらから耳に刺激的な
右翼団体が街宣車でガナリ立てているような大声。
本人は全く気づいていない。
多分、38年間・・・。




「へー、よく撮れてますねー(^^)」

強烈個性先輩が数日間、炎天下の中
あちこちで撮りまくったわが社の販促物の数々・・・。

汗まみれになり、ブツブツ言いながら写真を撮る
強烈個性を想像するだけで笑い出しそうになるが
その衝動をかろうじて押さえつけ、俺はお世辞を言った。





俺の発言に気を良くしたのか
強烈個性氏は続けて言った。

『こことか反響すごいんやでぇ・・
えーっと何て読むんや?・・・この橋の名前?』




その写真の下には
清輝橋」と書いてあった。





せいきばし?ですか?」









『エッチな名前やなぁ~
グフフフッ:・(`▽´)・:』

嬉しそうに笑って俺の顔を見た。









朝だろうが、女性社員が聞いていようがお構いなく
ストレートに「清輝」を「性器」に持っていける突破力。
彼に「恥じらい」という概念は無い。








いつか天下を獲る漢(おとこ)、俺はそう思っている。




本日、強烈個性氏は朝から熱心にパソコンに向かっていた。


眉間にシワを寄せ、熱心にカタカタとキーを叩いている。
表情は真剣そのものだ。
無言で時折、ボロボロの地図を睨みながらの作業だ。



普段の言動はどうであれ、仕事は基本的に熱心な人だ。
と少し尊敬をする。



俺も負けじとパソコンにて山のように溜まった
不良債権のような仕事に精を出す。



二人の中年が奏でる仕事のハーモニー。
時間は静かに流れていく。




「やっぱ、あかんなぁ・・・」


沈黙を破ったのは強烈個性だった。




「どうしたのですか?」





「前に話した物件あるやろ?
あれ、他の奴に押さえられてん。
ホンマ、うちのサービスは・・・」




自分が引越しをする予定のマンションが入れなくなったので、
必死で住宅関係のサイトを見ていた強烈個性氏。
地図も自分が転勤する地域のものだった。




そんなコトにもはや驚きもしない程
強烈個性に調教されている俺は

あっ、今日はお手すきなんだ!と思い、
部下の中○くんが外に出る案件があったので
それを代わりに行って頂くことにした。



「○○へ撤去に行っていただけませんか?」



「あっ、そう。ええよ。行きましょか」



すると強烈個性はクルリと振り返り
中○くんに向かって怒気をはらんだ声で言った。



「中○くん、これって本来
石○マネージャーじゃなくて
自分が俺に頼むことちゃうんか?

「「朝からボケーッと住宅情報見んと
撤去に行ってください」とかさぁ。」




「俺なら絶対に言うてるで、ホンマ。」


強烈個性先輩・・・
お怒りはごもっともですが
住宅情報を見ていたことなんて彼は知らないと思いますよ。






その日はいつものように忙しく
あっと言う間に時間が経ち仕事も終わり
ヘトヘトになってエレベーターに乗る。


「いつでも、どこでも♪

ウーシーシーコーヒー♪



いつでもどこでも♪

ウーシーシーコーヒー♪


いつでもどこでも♪



石○マネージャー、広島に言うてくれた?



あっそう?それって伊○田さん経由?
違うん?あっそう。


ウーシーシーコーヒー♪ギャハハ」




一緒にいた女子社員の冷ややかな目線をモノともせず
自作の替え歌を歌い上げる強烈個性



その特定の人物を揶揄した歌は
ホールでも響き続けたが

ビルを出るとピタッと止め、急に不機嫌な表情になり
「ほんま、ホテル遠いねん」とブツブツ言いながら去って行った。




・・・『強烈個性』、この人のあだ名はこれ以外思いつかない。