5月に入り、朝ドラ「風、薫る」と大河ドラマ「豊臣兄弟!」も新展開。朝ドラは4月に始まってから1ヶ月ちょっと。大河は1月から始まって年末までなのでもうすぐ折り返し地点というところ。
朝ドラは日本で初めての看護婦(ナース)誕生の物語という割にはいままではあまり医療ドラマという感じはなかったのですけど、やっと今週あたりから看護の実習が始まるようで、医師や患者さんたちとの係わりもあって、お仕事ドラマ味も増しそう。ここまでは女性キャストが多かったけれども、男性キャストも増えそうです。
「豊臣兄弟!」は先週までは兄弟の出番が少なめで誰が主役かわからない展開が続いていたけれど、昨日の第18回でやっと、主役が戻ってきた感じ。
誰もが知っている武将…というわけでもない豊臣秀長が主役ですが、誰もが知っている豊臣秀吉の弟で、秀吉と行動も共にしていたのでほとんどW主演みたいな感じ。なので、出てくるエピソードも秀吉や織田信長など有名な戦国武将のエピソードとして有名なものが多く、それを新しい解釈とか、フィクションで味付けしてどう見せるかっていうのは、難しいところ。先週、第17回の小谷城落城の場面は、かなりファンタジー味が強く、あり得ないだろうとは思いつつ、まぁ、こういう大河ドラマもあっていいよね、と思いながら見てました。でないと、兄弟の見せ場がない…。
それに限らず、今回の大河ドラマは史実からかけ離れた場面も多いみたいで、なにが史実でなにがフィクションなのか、よくわからなくなっています。数年前の「どうする家康」(2023年放送)も、悪女とされることが多い家康の正妻を、反戦の信念を貫いた女性という風に描いて話題になってました。「豊臣兄弟!」も、いままでとは違う解釈で歴史上の人物を描き出すことを試みているみたい。ドラマなのでフィクションがあっていいんですけど、その、さじ加減が難しいですね。
昨年の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(2025年放送)の蔦屋重三郎は、あまりドラマの主役になったことがないので、史実通りに描いても新鮮だし、フィクションが入っていても見ているほうは気付きません。その前の「光る君へ」(2024年放送)は紫式部と「源氏物語」という超有名な人物と文学を題材にしていますが、紫式部の人物像については知られていないことが多くて、これまたフィクションの部分が多くても当然と思って見られます。
その点、家康や秀吉や信長はこれまで嫌というほどドラマや映画や小説の題材になっているので、普通にやってもつまらない。なので、今回は秀吉の「弟」が主役ってことでよく考えたなぁと思ったんですけど、ここまでは歴史上の有名人や有名な戦をなぞる展開で、秀長が主役じゃなくてもよかったのでは…と思うところもあり。
最初のほうは、豊臣家、というか秀吉の家族である木下家のホームドラマっぽいところもあったのだけど、信長の家臣になって出世街道を邁進しだしてからは、戦国武将ドラマとなってます。そして、他のドラマでは秀吉だけがいるであろう、織田家の家臣たちが集う場面で、秀吉の隣に秀長がいて、「ん?」ってます。誰が主役かわからない。
最新の第18回でやっと、秀吉が城持ち大名になって、家臣を選ぶ選考会を開催。ここでやっと、秀長も藤堂高虎という家臣を得ます。それはいいのだけども、織田家の家臣団、豊臣家の家族、秀吉の仲間たちと家臣団、と、どんどん登場人物が増えてます。
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「べらぼう」も登場人物が多かったけれど、服装や場面(吉原や江戸の本屋など)で出てくる人々が違っていたのでそれほど混乱はせず。「豊臣兄弟!」というか、戦国ドラマだと次々と居城や所領が変わったり、戦のシーンでは甲冑姿で、髪型や服装に統一感がないので、誰が誰だかわからなくなってしまいます。おまけに、敵か味方かという立場も刻々と変わる…。
そういえば、第18回で出てきた加藤虎之介(清正)(1562生-1611没:以下同)と福島正則(1561-1624)は、前にも出てきてたんですかねぇ。なんか突然出てきて、「誰?」って感じだったんですけど。秀吉の妻の寧々さんが自分の子どものように育てたという二人。もう少し前から出てきていても良さそうだったけれど、なんか急に出てきた感じ。史実としては、親類だった縁で秀吉に仕えるようになったようです。
選考会で家臣に選ばれた石田三成は「秀吉の晩年には、25歳の若さで五奉行の一人となり、豊臣政権の中核を担う。」とのこと。秀吉の晩年に25歳ってことは、この時点で秀吉はいくつなのだ、と思ったら、秀吉(1537-1598)は1575年時点で数えで39歳。秀長(1540−1591)は36歳頃だそう。石田三成(1560−1600)はまだ16歳くらいか。
こちらの記事によれば、三成が秀吉に仕えたのは1574年、14歳の頃。秀吉に出したお茶のエピソードが有名。五奉行に数えられたのは1585年頃。
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そもそも、家臣の選考会なんてものがなかったんだろうけれど、採用される家臣たちの個性を知るという意味では面白い場面でした。
兄弟が信長に仕えて20年。秀長が亡くなるまであと15年くらい。大河ドラマはまだ半年以上あるので、ここから本格的に「兄弟」の物語が始まる、…のですかねぇ。どうなるのか楽しみです。
第18回のエピソードの解説などはこちらの記事がわかりやすいです。
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