先日、夫が、一つのニュースのリンクを
LINEしてきてくれた。
↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/02bacf2ff43ef5caecb85ee8dc5eea6353c0c262
私が子ども英語講師をしていたのもあり、
子ども英語の世界に興味を
持っているのだと思う。
（ありがとう
）
これを読んで、他の英語講師の方は、
どう思うか知らないけれど、
私は率直な感想として
「自然じゃない？」
って思いました。
子供が、
一つの教科を嫌いになるなんて、
自然にあり得ること。
「英語嫌いになった」
と、表現される背景には、
「英語が小学校で必修化される前と後」
の比較の話だし、
英語嫌いな子供、生徒って、
普通にザラにいたし、
今もいる。
かくいう私も
「英語なんて大嫌い」
って、高校生の時に思って、
3年間、赤点ギリギリを
取り続けたし、
だからもちろん、
嫌いなものは嫌い、
やりたくない、
って、思っていた時期がある。
英語嫌いになった理由は「日本語の説明がわからない」
英語嫌いになった時期の話をすると、
周りの人に大抵驚かれるけど、
あの頃はほんとに
「嫌い」
という気持ちしかなかった。
そして、
「先生と呼ばれる職業だけは、絶対にやらない」
とも思っていた。
英語講師をするようになって、
中学の時は好きだったのに
高校では嫌いになったので、
「あの違いはなんだったんだろうなー？」
って比べたら、
「英語で使われる専門用語の種類が増えて、日本語の理解が難解になったことが嫌だったんだな」
が理由として出てきた。
つまり
「分かりたいのに、教科書や先生の言ってる日本語が全く意味がわからなくて、分からない、楽しくないって感じるのが、嫌」
だったのだ。
日本語がわからない教科は
（イメージが湧きにくい教科は）
英語に限らず、数学も理科も社会も、
嫌いだったし、点数も悪かった。
強いて、漢字や小説は
イメージが浮かびやすかったので、
国語は、まぁまぁ良かったな。
（今やってるFPの勉強も、日本語が色々と難解なので、棒人間を書いてイメージで理解する作戦。）
だから、
「英語嫌い」が
必修化前に比べて、増えたことは、
大して驚くことではなく、
必修化になって、
それだけ触れる時間が増えたので、
自然に起こり得るし、
「小学英語の必修化」が、
新しい教育の形なので、
目立つように見える現象なのだと思う。
こういう時に
「英語を好きになろう！」
って言われても、
嫌いな人は嫌いなので、
全然ピンと来ないし、
英語嫌いを「それじゃこの先困るよ」
って言われても、このステージの人は
「必要性を感じない」ので、
全然心は動かない。
じゃ、どうするか？というと。
「嫌い」と思っていること
をそのまま、
置いておく（認める）こと
だと思う。
何が嫌いなのか？
なぜ嫌いなのか？
言語化できなくてもいい。
できない時はできない。
時間が経つと見えることもあって、
自分の経験を元に
「日本語力をもっと上げよう」
とか、考えて行動する方に、
意識が向くこともある。
ちなみに、時間が経っても
見えないこともある。
それはそれで、置いておく。
今、専門学校で
英語の講義をしていると、
学生達の声の中に
「英語は難しいと思ってたけど、意外と簡単だとわかった」
「英語は嫌い、で、片付けていたけど、最近楽しいです」
っていうのが、実際にある。
（学生たちの声が詰まったプリント）
子供の頃に嫌いだったことが、
それなりに歳を重ねると、
言語化できて分かるようになったり、
理解度が高くなって
分かるようになる可能性もある。
「嫌だ」と思っていたことが、
「楽しいかも」
となる可能性もある。
だから、焦ることはないし、
嫌いなうちは、嫌い、
嫌なうちは嫌、
でいいんじゃないかな？
人間なんだから、
嫌いになることってあるよね。
と、思うのです。
何かを嫌いになった経験って、
嫌いな人の視点が少しだけ分かるので、
それはそれで大事だと思う
と書いてみたけど、
正直ちょっと
「残念だなぁ」
という気持ちも、
あったりします（笑）
常にいろんな気持ちが混在する
今日この頃。
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