天皇杯 ヴィッセル神戸戦
と言う訳で、行ってきました神戸。
なんやかんやでメイン自由席での観戦。
結果も0-8の惨敗。
http://www.vissel-kobe.co.jp/result/r20081102.html
本当に良いところもなくて実力差をまざまざと見せつけられての惨敗でした。
湘南ベルマーレに勝ちここまで来ただけで立派。
これがJとの実力差。
確かにそうなのかもしれないけど、あまりに惨めな負けじゃないかなぁと思う訳です。
別会場で国士舘大が鹿島アントラーズをギリギリまで追い詰めた話を聞くとその思いはなおさらですね。
勝てないまでももっと追い詰める事が出来たんじゃないか?
もっと戦い方を考えるべきではなかったのか?
そう思わずにはいれません。
そんな訳で感じたことをいくつか。
まず言いたいのはキーマンである大久保嘉人へのディフェンス。
確かに彼は日本代表に選ばれるだけあって、やっぱり一つ上の次元でプレイしてたなぁって印象。なんせ出ている時間のほとんどのチャンスは彼から生まれてましたからね。
しかし松本山雅は彼に対して策があったかと言えば節穴なのか感じられず。
どちらかと言えば攻撃に特徴のある金澤がマッチアップだしさ。それだけでも不安で出来れば数をかけて潰したい相手だったにも関わらずおおよそはそこまでプレッシャーをかけれずに自由にさせてた印象。
それじゃやられて当たり前ってもんです。
「今日は何でも出来たのであまり参考にはならない。」とか言われるってもんです。
と言う訳で、誰かマンマークをつけるべきだったんじゃないかとね。
そして、対するヴィッセル神戸は逆に松本山雅FCのキーマン右サイドの今井昌太をだいぶ警戒してた印象。
彼にボールが渡るとスピードに乗る前に二人がかりで潰しに入ってた感じでしたからね。案の定、今井昌太が退場するまで彼が持ち味を発揮する場面は見られませんでした。
J1が地域リーグのキーマンを潰しにきてたのに、地域リーグがJ1のキーマンに普通の対応してた時点で小さくない実力差が一層大きな差になってしまったなぁと感じる訳です。
そしてもう一点。
それは三本菅選手のボランチ起用。
最初は面白い試みだと思ったけど、結果この奇策が裏目に出たなぁって思う訳です。
ってか、CBとボランチじゃDFの質が違うんだなぁと改めて思い知らされましたね。
CBはまずやられないのを前提としてる為、交わされるリスクのあるタックルは極力行かない。
一方のボランチは自分のところで取れないまでも激しくいって次のところで拾う様なディフェンスも必要なんですよね。
そして昨日の三本菅選手にはその交わされるリスクを負った激しいタックルがほとんど皆無でほとんどの場面でディレイに終始してました。
そうなると真ん中からはやられないけど、プレッシャーが緩くなり相手に余裕を持ってプレイされます。
また攻撃面においても、ただでさえ落ち着かないボールに効果的に絡めず。
ピッチ上で迷子になってるシーンが散見されました。
そこで個人的にはそこは盤石に鈴木亮平だったんじゃないかなぁと思った訳です。
実際に後半途中に入った鈴木亮平は、途中出場と言うのを差し引いても蹴るだけのチームの中で中盤でボールを扱えていたし激しいプレッシャーをかける事も出来てた様に感じました。
三本菅選手のボランチ起用で守備から入りたいと言う監督の意図は伝わったけど、その奇策が上手く行かなかった時により早く修正して欲しかったなぁとね。
まぁ判定が正しいかはともかく前半のうちに唯一の攻撃ポイントと見てた今井昌太が一発退場した時点で程度の差こそあれ、この結果はしょうがなかったのでしょうね。
正直もっといい試合になると思ってただけに非常に残念です。
と、この試合に関してはこんな感じですね。
今シーズンに関してはもう書いたんで(http://ameblo.jp/hello-czo/entry-10155004535.html
)今回は神戸戦にのみ絞ってみました。
とりあえず来期最も必要なのは北信越リーグの難しさを知ってる監督・選手をベースにチームを作る事じゃないでしょうか?
一年間お疲れさまでした。
吉澤英生氏、全社総括を読んで
http://alwin.org/modules/news/article.php?storyid=938
別にタイムリーさもなくなってしまってはいるけど、とりあえず触れておこうかなと。
まとめると天皇杯・湘南戦での疲労が抜けきらずに全社に突入してしまいメンバーのやりくりをしきれなかったのが全社の敗因でした、って感じの内容でしたね。
一部では「湘南戦で頑張り過ぎて全社で力が出し切れませんでした、では本末転倒だろ!」みたいに湘南戦敗因説に関しては賛否両論あるみたいだけど、個人的にはあの監督のコメントは結構好きです。
なんて言うか、吉澤英生氏の人柄が滲み出てるなぁとね。
とにかく真面目で不器用な人柄。
結果が出ない時も試合前後には欠かさずサポーターの元に挨拶に来る監督がどこにいましょうか?
あの姿勢は本当に素晴らしいなぁと思ってます。
そして今シーズンの後半は結果も伴ってきたし、それこそ彼は松本山雅FCが誇る監督になってきましたよね。
で、彼の全社総括。
客観的に読めば「全社と言う大会の厳しさを現場の立場から語ったドキュメンタリー的文章」な感じも否めません。
松本山雅に限らず程度の差こそあれどのチームにとっても本当に厳しい5連戦だったんだなぁと言うのがヒシヒシと伝わってきます。
また一方で松本山雅ファンの目線で読むなら、1週間前の湘南戦の疲労に言及してるからこそ話に説得力があるし納得出来るなぁと感じる訳です。
それを言ったら叩かれそうなもんなのをあえて言ってるんですから、言い訳とかじゃなく相当に効いてたんじゃないかなぁとね。
逆に湘南戦に触れず「力が足りなかった」なんて言われた方がウソ臭いし消化不良な感じが残ったでしょう。
ただ矛盾する様だけど湘南戦の疲労が敗因ってのは違うのかなぁとも思ってたり。
初戦をメンバー落として戦えた時点で、そのあたりの有利不利ってのはなんだかんだで相殺されてるんじゃないないかなぁと思う訳です。
そういう意味では、やっぱり勝ち上がる為の「何か」が足りなかったって事になるんでしょうね。
と、そんな事を思った訳ですが、やっぱりあぁ書かれると「湘南戦への挑み方は失敗だったのか?」と言う点に言及しない訳にはいきません。
これこそ賛否両論でしょう。
個人的なスタンスとしてはあのやり方を支持します。
と言うのも、仮にあの試合にベストメンバーだと感じられないメンバーで挑んでいたら、それはJクラブとの試合と言う事で勇んで平塚まで足を運んだファンへの大きな冒涜だったでしょう。
多くのファンはJクラブに地域リーグ所属の我が町のクラブが一泡吹かせるのを夢見て足を運んでたはずです。
そして現実にそれをやってのけました。
あの興奮。
松本と言う町に対する誇らしい気持ち。
あの感覚は下部リーグの今だからこそ味わえる感覚だと思います。
カテゴリーが上がれば上がるほど下克上の快感は忘れられてくでしょう。
今年は残念ながら不本意なシーズンとなったけど、10数年後松本山雅FCがJ1で闘う様になった時「2008年シーズンはどんな年だったか?」と言う話をしたら間違いなく「JFLには行けなかったけど、天皇杯で湘南ベルマーレに勝った年だよね。」となるはずです。
絶対にこの天皇杯の勝利は松本山雅FCの歴史の大きな1ページとなります。
そしてまた上の話に戻りますが、湘南ベルマーレ→ヴィッセル神戸→大分トリニータ……ってなったら最高ですよね。
11月2日、ヴィッセル神戸に一泡吹かせてくれないかなぁ。
…って文章を水曜日には書き上げる予定が結局今日に。
タイムリーさのかけらもなくなってしまったけど、一度乗った船なんでまぁよしとしましょう。
いつもの
多治見に住んで早1年半。
「いつもの」で通じる店が2件出来ました。
ひとつが行きつけの串焼き屋『呑気屋』。
ここの「いつもの」は串焼き屋に関わらず「鶏の唐揚げ」。
行きはじめた当初は「手羽先の唐揚げ」しかなかったんですが、行く度に「普通の唐揚げないんですか?」って言ってたら、いつの間にか「手羽先の唐揚げ」とは別に普通のもも肉を使った「鶏の唐揚げ」がメニューになってたって言う。
「唐揚げ一つ。」
「手羽先の唐揚げですか?」
「普通の唐揚げないんですか?」
といつものやりとりしてたのに、
「ありますよ。こちら。」
と言ってメニュー表を指差した時の衝撃はなかったですね。
ちなみにこの店は「ボトルお願いします。」で、マイボトルが出てきます。
これぞ行きつけ。
で、もうひとつが行きつけの中華料理屋『千』。
ここの行きつけは「バリそば+炒飯大盛セット」。
なぜか「バリそば」の支持率が低い様に感じる今日この頃。
ちなみにここの炒飯は量が多くないけどもマジ美味いです。
「いつもの」で通じるには、やはりいつも同じものを注文する必要がある訳で、そういう面では俺には「いつもの」の天性の才能があるのかなぁと感じる次第であります。
いかんせん飲み物は常にレモンティ。
高校時代に「本当に一筋縄だねぇ」としみじみ言われた実績はダテではありません。