機材削減でのYoutubeライブ配信をあれやこれやと検討しているが、Wifi防犯カメラはお手軽で4K配信が可能ながら超広角のため、多くの場合被写体が小さくなってしまう。

 スマホ動画でのLive配信は画角的には防犯カメラ程では無いが思い通りの被写体サイズにならない。また配信映像も劣る。

 やはり一眼カメラ映像を配信したい。との思いが強くなった。

 そこでネット検索ならびにYoutube動画(How to)等を参考にしつつ辿り着いた構成が

一眼カメラの撮影画像をHDMIケーブルで4K出力、これを最近めっきり安くなったビデオキャプチャーを通し、USBケーブル経由でスマホに入れる。外部カメラ映像をYoutubeにLive配信出来るアプリに取り込み、モバイルWifiルーターで飛ばす。

実際に当方が使用した機器はAmazonで購入可能

紹介した機材にUSB-Cハブが含まれるが、長時間配信となるとカメラ、スマホ、Wifiルーターとも電源を確保する必要が出てくる。カメラ、Wifiルーターは配信系統とは別で供給出来るが、スマホは通信と給電が1つのUSBに限られるため必要機材とした。

 使用するアプリはコチラ

Larix Broadcaster

1時間を越える配信は有料版の購入が必要だが、1時間以内にアプリの撮影ボタンをOff/Onすれば継続使用出来き、それによってYoutube配信が終了する事はない。

 さて、この設定で今夜 若草山山焼きLive中継をしますので、良かったら見に来てくださいませ。

 

 初詣廻りを終えて、畝傍御陵前から近鉄橿原線の京都行き急行に乗り一息ついた頃合いに、乗り合わせた車両の乗客のスマホが一斉に警報音を告げ緊張が走った。

”緊急地震速報”

震源は?どれ位揺れるのか?とかは判らない。が、私は咄嗟にスマホのカメラを起動させ動画をライブ配信し始めた。

・電車そもそもの揺れか地震の揺れかは判別出来ず。

・駅到着時点で架線や電線が揺れていた。

・出入り口から見える向かいのビルに屋外に避難したと思われる複数人の人を確認出来た。

運転状況に変化が見られなかったので、発車時点で配信終了。

 思えば数年前、大阪北部地震の際、私は富雄駅で電車を待っていた。緊急地震速報の後、ホームの屋根を支える柱が激しく揺れ、長年堆積したのであろう埃がぱーっと拡がった。

この時の記憶は鮮明に残っているが、それを記録しようとする思い付きは無かった。そこで、緊急地震速報時にスマホで動画を撮影する習慣付を行った。今回の咄嗟の撮影開始は、その習慣付が活きたと言える。また、初詣ライブ設定のままだったので、ライブ配信として実施出来た。

 大きかった地震の割に普通に運行するのだと思っていたところ、田原本駅を発車して暫く注意運転を行いますのと社内アナウンスと共に徐行運転に切替る。(理由としては平端駅付近の震度計が震度4を記録したためとの事であった。)すぐさま動画を撮影すれば良かったのだけれど、機転が利かず途中からとなった。

更に自身が先頭車両に乗っている事で前面風景の方が良いと気付くのに更に時間を要した。そして、なぜそうなったかは不明だけど移動したところで配信が終了していた。

配信が停止しているのに気が付いたのが、通常運転に戻った後だった。注意運転の影響でダイヤが乱れた様子が、車内アナウンスで判る程度。

 

 除夜の鐘から初詣ライブに使用した近鉄電車の「新春おでかけ 京阪奈1dayパス」のお得度検証。

販売価格:\1,600-

富雄~近鉄奈良:\300×2=\600- 

富雄~宝山寺:\530×2=\1,060-

富雄~長谷寺:¥760-

長谷寺~桜井:¥240-

桜井~橿原神宮前:¥300-

畝傍御陵前~富雄:¥590-

通常運賃計:\3,550-

プラス

訪問先での開運引換券が付属しており、当方は橿原神宮で干支の龍の置物をいただきました。

 畝傍御陵前に着いたのは午後4時前と、更に数か所参詣も不可能では無いと思われたが、体力(特に足回り)の限界だったと思う。

 このお得切符は基本は最初に改札を通過した日一日限りが有効となるが、12月31日に限り元旦も有効となるのことと近鉄は終日運転を行う事と合わせ、上手に活用したい。

 また参詣箇所は普段拝観料を取っているところも、正月あるいはその中でも特定の時間帯無料となるところを考えてタイミングも含め選定した。

 東大寺で疲れ、春日大社をパスして若者だらけの終夜運転の近鉄で帰る。大阪方面からの人達かと思いきや、意外と奈良県内の人が多かった様だ。

 仮眠して生駒山宝山寺あたりから初日の出を予定していたが、天候も悪そうだと言い訳にして熟睡。到底日出には間に合わないタイミングで宝山寺に向かった。

生駒ケーブル宝山寺駅から宝山寺までの参道は結構きつい階段道であった。

本堂では撮影禁止だったのでカメラを止めたが、結果として配信もここで終了となってしまい。急遽新たな配信を立上げた。

 自宅に戻り、遅めの朝食をとって、中和、中南和方面の社寺に向かう。

先ずは、今回の最遠となる長谷寺に向かった。

駅からはかなりの距離がある上に一旦下ってまた登る必要があり、今回もっとも過酷な道程であった。人出も少なく落ち着いた初詣をお望みならば、最適かもしれない。

続いて、大神神社。

13:20頃 近鉄桜井駅からJRに乗換となるが、連絡が悪く待ち時間が発生。徒歩で行くのと到着時間が変わらない。徒歩でと決めて駅を出ると、奈良交通の臨時バスが出ている。ほんの少しJRより割高だが、直ぐ発車すると言うので利用する事に。

しかし、この選択が凶となる。途中から参詣の一般車両の渋滞に巻き込まれ進まない。その脇をJRが通過していくではないか...

バス下車以降、拝殿前迄撮影していた心算が、三輪駅北側の踏切部付近での2分余りしか配信出来ていない。人出の多さか、そもそも電波が弱いのか掴めていない。

圧倒的な人の波と立ち並ぶ出店から漂う美味しそうな匂いに初詣の賑わいを期待する人にはお勧めと言えよう。

橿原神宮

15時10分頃橿原神宮駅から参拝そして畝傍駅方向に向かい外の鳥居までの行程が配信出来ている。但し画質はHD設定に関わらず360Pにも劣る程度。人の多さによる電波が掴めない事が要因か?(人出の少なかった長谷寺の方が画質が良い)

 

まとめ

・高画質配信をすべくHD設定が出来るアプリ経由の配信を行ったが、電波が掴めない場合、結果的に720Pに満たないレベルとなってしまう。

・このアプリ映像保存機能があるが、配信の画質低下のまま記録される。モニターで見えている高画質での保存が出来ないのであれば意味がない。

・やはり、スマホ手持ちの撮影はブレが酷く見苦しい。スマホ専用のスタビライザーが欲しいところである。

 

 

31日午後10時 除夜の鐘を撮影するため東大寺の鐘楼に向かう。近鉄奈良駅に着いた頃には傘が必要なくらいの雨

また、年越しを外で迎えようとするのは若者達ばかりで、少々恥ずかしい。除夜の鐘をつくための人の列は二月堂方向に延びていたが、鐘楼の周りは、そんなに多くは無い。早速撮影を開始したが、身をかがめると電波が弱いとの警告が出るレベルだった。

電波状態と撮影に適した場所が一致せず、ウロウロ

してしまったので、電波状態が悪い所では頻繁にコマ飛びが発生してしまった。

同じ映像をスマホで撮影されていた方がいらっしゃったが、後日確認すると、この方もライブ配信されていた事が判った。解像度からするとYoutubeアプリによるものと思われるが、解像度を落して結果として配信を安定化させるのもアリかなーと感じた。(再生回数の圧倒的な差にもショックを受けたが...)

その後、二月堂を経由して大仏殿に向かった。

元旦朝まで無料で拝観できるとあって、大仏殿前は長蛇の列で、南大門付近の最後尾に着く。この頃また雨が降り始め、ひたすら我慢の待ち時間30分を過ごす。

大仏殿の中がまた状態が悪く、とてもHD解像度とは言い難いものになったが、解像度を落したら結果として良くなるのか試したいところである。

 本当はこの後、春日大社を経由する心算だったが、その意志も砕け、自宅に戻った。

 これまで、Wifi機能付きの防犯カメラを使ったYoutubeライブ配信の方法と、機器の軽量化について検討実践してきたのだが、年末ふと除夜の鐘とか初詣の様子をライブ配信出来ないかと思い付いた。

前出の防犯カメラで配信すれば良いではないかと言う事になるのだが、欠点の1つとして残像現象が出るのである。

おそらく、暗い場所の撮影でも非常に明るい映像が得られるのだけれど、これは数フレームの撮影画像を加算する画像処理を行う事で実現しているのであろう。

 そこで、単純にスマホの動画撮影機能でYoutubeライブ配信出来るのでは?と調べたところ、Youtubeアプリで意図も簡単にライブ配信が成立した。その後、配信した映像をアーカイブで確認すると720×480PのSD解像度だったのである。Youtubeのアプリの仕様が現時点ではSD画質が最高なのである。

 せめて1920 × 1080PのHD画質で配信出来ないものかと調べたところスマホアプリ版Prism Live Studioなるものに辿り着いた。早速インストールしてライブ配信テストを行ったところHD配信が成立している事が確認出来た。

 撮影の目処がついた事で、年末年始のお得切符について調べると、近鉄電車の「新春おでかけ 京阪奈1dayパス」が1600円で販売されている事が判明。更に12月31日に使用開始すると翌1月1日も使用できるのである。

こうして、除夜の鐘から何処まで廻れるか奈良の初詣との企画によるライブ配信を実施する事になったのである。

 

 

 

 移動先でのYoutubeライブ配信の軽量化。

こうなってくるとACコンセントを備えたモバイルバッテリーが約1kg程になるのだけど、これも移動に際しては気になる重量と量高である。

 そこで考えた、スマホ用の小型モバイルバッテリーでカメラを動かせないか?

とは言うものの、スマホ用のモバイルバッテリーは5V出力。カメラを駆動するのに必要な電圧は12Vなのである。

キーワードは昇圧

ネット検索で5V→12V 昇圧で検索を掛けると、世の中には、思いのほか小型で安価なアダプターが存在する事を知る。1000円以下だったので、失敗覚悟でポチっとした。

 商品到着。思いのほか小型というのは、通常のUSBケーブルと遜色無いサイズ感だったからだ。早速繋いでみると、難なく映像が出力されて来た。

最初の実践投入は、23年8月の日伊合同訓練(小松基地)となった。ここで、ある問題が発生するのだが、それはまた後日。

尚、23年12月現在も外出時の構成はこの形となっている。

興味を持たれた方々のために、Amazonで商品を揃えるとなると以下の通りとなるので参照願いたい。

 

 

 

 

 移動先でのYoutubeライブ配信を奈良マラソンで実現すると、次なる主なターゲットは若草山焼きとなった。

(車移動では、双子座流星群、初日の出等実施)

車での移動が困難だと判断し、チャリで平城宮跡へ。この日は寒波が襲来。途中白く積もる程の雪ともアラレともつかないモノまで降り、その都度、PCや機材を出したり収めたりでてんやわんや。

 何とか、機材のスリム化を図りたい!との思いは強くなった。

 そこで、自宅で運用中の防犯カメラは設定時以外はPCは不要でネットワークに直接繋がって、Youtube24時間ライブ配信が成立しているではないかと思い付いた。

 モバイルWifiルーターにWifi機能付きの防犯カメラを繋げば配信時はPCは不要ではないか?との考えに到る。

 防犯カメラメーカーに問い合わせると出来るとの回答。

とは言うものの、資金不足よりWifi機能付きの防犯カメラには手が出せず、構想もとん挫していた。

 この頃、思いつきで防犯カメラに手を出したものの、設定とか上手くいかず新品同様の商品をフリーマーケットで手放す人もチラホラ見掛けた。そう、私はそれを待ったのである。

待つ事数か月。狙い通りの出品物があり、ついに格安でゲット!!したのである。

設定方法のあれやこれやを、フリマで手に入れた商品にもかかわらず、メーカのサービスさんから多く教示いただき、またYoutubeのサポートともやり取りしつていった。

 

ターゲットは5月の”奈良基地祭Live配信”

機器の系統図は

カメラへの電源供給はカメラ付属の12VDC出力ACアダプターが望ましいと思われ、そのためにはAC出力付のモバイルバッテリー(1kgとやや重量と嵩あり)を持参した。

結果はコチラ 

人が集まるイベントのため、電波も掴みづらくクルクルも発生したが、時間にして約2時間半 概ね思い描いていた配信が出来たと思う。

 

 ネット環境の整った自宅以外でもYoutubeライブ配信を行いたいとの欲求から、実際に本格的な配信を行ったのが2022年の奈良マラソンYoutubeライブであった。

この際の中継機材の系統図

 

 

一眼カメラにノートパソコン、三脚にAC出力可能なモバイル電源に付属品ながらACアダプター、モバイルWifiルーターである。流石にモバイル電源は写真の様なタイプだと10kg以上の重量があり、1kgタイプのモノを揃えた。

これらを40ℓのDバッグに詰め込みチャリで移動した。

PCの電源消費が激しく、中継時間は1時間強に制限された。

 

続く

12月18日 大阪空港でLive配信してみました。

当日のアクセス数は、なんと31カウント

いやー正直もう少し行くかなーと思いましたが、認知度、画角など...。

小松や岐阜でもライブ配信しましたが戦闘機がカウント数が上がらない原因は、対象が小さすぎて見て貰えないのかなーなんて思っていましたが、伊丹の旅客機も、思った程サイズ感は上がらずでした。千里川まで行くと良いのかも知れませんが。

 

2025年大阪国際博覧会のスペマ機(ミャクミャクJET)が離発着したので別カメラでも撮ってみました。

何せ、寒くて極力車から出ずに、手抜きLiveも災いしたのかもしれません。