長篠の合戦(1575年6月)
〖FXにおける飛び道具とは?〗
戦国時代。当初は刀槍に弓矢が加わる形で合戦がおこなわれていましたが、火縄銃が大々的に用いられるようになってからは、合戦の様相が変わりました。長篠の合戦(1575)は、その象徴的な戦いで、必ずしも鉄砲だけで勝ち切った訳ではありませんが、パラダイムシフト(発想の転換)を促される戦いだったのは間違いありません。
これと同じく、FXでも飛び道具は抜群の威力をもちます。
「10分先まで見える投資家より、1カ月先まで見える投資家の方が俄然優位である」
FXにおける飛び道具とは、相場が見える時間的距離(=長期的視野)のことと私は考えています。実は、FXだけの話ではありません。会社でも今日の仕事しか見ない社員と、10年先を見据えた社員ではどちらが有能でしょうか?そういう話になってくるでしょう。
当然、先が見える投資家はFXで優位にトレード参加することができます。
ファンダメンタルを見て、ドルのは後々買われるトレンドと理解してトレード参加できると有利で、将来的にドルは高値になるのだから、負けるリスクを最小にできます。
〖長期予測(相場観)を得るにはどうするか〗
これは簡単です。
つまり、『景気が良ければ、相場は上がる』。単純明快な原則があるからです。では、景気が良くなると世の中はどうなるでしょう?少し考えてみます。
- 景気が良くなると、株価(これも相場だが)が上がる
- 景気が良くなると、金利が上がる
- 景気が良くなると、物が売れ、物価が上がる
- 景気が良くなると、事業拡大し、雇用が生まれる
- 景気が良くなると、人々の収入は増え、さらに物が売れる
- 景気が良くなると、人々は値段の高い物も買う
- 景気が良いところへ、お金は集まる
- 金利が上がると、連れて通貨も上がる
原則としてですが、景気が良くなる(悪くなる)要素を、観察しておけば良いのです。すると相場をパターンで考えることができます。古今東西、繰り返し行われてきた事ですから。
たとえば、米国の長期金利やインフレ率が上昇すると、ドルは買われやすくなります。このように相場観を説明しやすくなるでしょう。その物価が上がる兆しになる情報を把握しておけば、知らないトレーダーに対し優位に立てます。当然の帰結です。
〖FXで優位性を確保するために〗
FXトレードは、相場を当てるテクニックだけでは不十分です。いかに優位にトレードできる環境に身を置くか?そちらが大事でしょう。勝ち易い相場では、勝てる確率は自然に上がるため利益を確保しやすくできます。
FXを学ぶなら、相場の当て方より、優位にトレードできる相場を見つける洞察力を養うほうが先決です。相場の有利不利を把握できるスキルが無ければ、無茶な相場で勝負に出てしまうこと(いわゆる空気の読めないFXトレーダー)になります。
お読みいただきありがとうございました。お役に立てれば幸いです。
Fundalia(ファンダリア)
初稿 2021/3/9
https://fundamental.shop-pro.jp/
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