苦手な人はわたし。「隠しておきたい」わたし。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

こちらの講座を募集中です。

 

 

さて。

 

個別相談(コーチングセッション)でいろいろとお話を伺っていると、「きらいな人」「苦手な人」の話が出てきます。

 

心が波立つ、ということは 心が反応している、ということです。

 

 

鏡は自分の姿を映し出します。

 

実は、「きらいな人」は「鏡に映ったわたしの姿」です。

 

なぜ、あの人はわたし、

 

なのでしょう。

 

いくつかの理由がありますが、今回は 「隠しておきたい自分(=シャドウ)」が映っている、と仮定して 見てみましょう。

 

 

あなたにとって「隠しておきたい自分」って どんな自分ですか?

 

「本当は私、○○なんです」

 

と告白するとしたら、○○には、何が入るでしょうか?

 

 

●母親の口うるささに、辟易しているAさん

 

●起業してもお金をもらえないBさん

 

●おとなしく穏やかな人にモヤモヤするCさん

 

の話をします。

 

 

苦手な人=わたし。

 

「隠しておきたい」わたしが 映し出されているだけです。

 

それはなぜかと申しますと…

 

いくつか 例を出してみますね。

 

 

★母親の口うるささに 辟易しているAさん

 

 

Aさんは、

 

「なんでこんなに細かいところまで口を出すんだろう。」 

 

と母親の口うるささに 不満を持っています。

 

 

でも、ふと自分自身も、子どもに同じことをしていたことに気づきます。

 

罪悪感をおぼえ、ときに、口出しするのを必死で我慢します。

 

…が、やっぱり口うるさくしてしまう。

 

「私は、お母さんのようになりたくないのに!」

 

母親に対しての嫌悪感と、自分への罪悪感にさいなまれます。

 

 

お母さんという役割を担うと、口うるさくなってしまうのは ままあること。

 

でもそんな自分を、絶対に 許すことができないのです。

 

だって、そんな自分を許したら、

お母さんを許すことに なってしまうから。

 

 

 

★起業してもお金をもらえない Bさん

 

 

起業をして「お金を稼ぎたい!}と思っているBさん。

 

まったく儲かっていません。でも、

 

「お客様のために安い料金で…」

 

 と、犠牲を払って がんばっています。

 

時給に直すと、100円にもならないのですが、値上げすることもできません。

 

 

同業者の仲間が、

 

 「もっとお金を儲けるために、値上げした」 

 

なんて言っていたら、すごく ざわざわします。

 

「守銭奴なのね。お客様のことを考えてない」 

 

と、陰口をたたいたりします。

 

 

仲間が、心の中にある「隠しておきたい本当の気持ち」を刺激するからです。

 

「本当は対価に見合った報酬が欲しい」

 

という当たり前の欲求を Bさんは認めることができません。

 

認めてしまったら、
「お金をいただく価値がある人」
にならなくてはいけないから。

 

「お客様のために身を粉にする」自分でいたいのです。

 

 

 

★おとなしく 穏やかな人にモヤモヤするCさん

 

 

Cさんは、昔の自分をはずかしいと思っています。

 

「もっとちゃんと意見を言えばよかった」

 

「もっと自分を出せていたら、ラクだったのに…」 

 

そんな後悔が、心の奥に残っています。

 

 

だから、昔の自分と同じように 自分を押し殺しているように(見える)人がいると、妙にザワザワします。

 

昔の自分を見せられているようで、心が落ち着かないのです。

 

ついつい、アドバイスをしてしまいます。

 

「もっと 言いたいことを言っていいんだよ!」

 

「もっと自由になろうよ!気を使うと疲れない?!」

 

 

意見を言わないのは、意見がない場合もあるし、

 

みんなと同じが 安心する、という人もいる、

 

というだけのこと。

 

 

それが「自分を押し殺している」ように見えてしまうのは、

 

「はずかしい自分」「苦しかったあの頃」

の成仏していない感情が投影されるから   

 

「影」が騒いで、自分の心が落ち着かなくなるのです。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

苦手な人はわたし。「隠しておきたい」わたし。

 

つまり、「自分のいやーなところを見せてくれる」のが苦手な人です。

心の中に 抑圧したものが 映し出されているのですね。

 

 

もし、苦手な人の中に「隠しておきたい自分」を見つけたら、それを引っ張り出すときです。

 

心の隅っこから出して、陽の光にさらしましょう。

 

よーく目を開いて見てみてね、意外とこわくないから。

 

 

それが「そんな自分も自分なんだ」と受け入れる準備です。

 

「隠しておきたい自分」

 

の存在を認めてあげると、だんだんと心の地雷も減っていきます。

 

それが「自分と向き合う」ということです。

 

 

自分と向き合うって、暗がりに押し込めてしまった自分を出してあげること。

 

「こんな自分はいらない!」

と捨ててしまったカケラを拾い集めること。


そうやって、本来の自分に戻っていく。

 

だから、苦手な人との出会いは 自分を取り戻すために、とても必要なことなのですよね。

 

 

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しめきり 7月23日(火)

 

 

  

 

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