当て逃げと、迷惑な正義感。そしてその後。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
 
昨晩、当て逃げに遭いまして。
 
細い道で 右折で停止してたら、横からスレスレでベンツが通り、
 
ボンっ!
 
とすごい音がしたので、呼び止めました。
 
 
近くのコンビニでお互いに停車して、話し合おうとしたら
 
「私、見てましたよ」
 
というおばあちゃんとおじいちゃん登場。
 
知らない人です。…はて?
 
 
 
「この人、ぶつけてませんよ」
 
ベンツの無実を証明するために、後ろをつけてきたらしい。
 
 
●音の感じからすると、ベンツのミラーがぶつかった気がする。
 
 前方角のこすれもある。
 
●私の方は 傷がたくさんあってよくわからない。
 
    へこみはなさそう。この傷かな?
 
 
そんなことを話していると、なぜか老夫婦が割り込んでくる。
 
「私、曲がったことが大嫌いなんですよ!
 
    最近は、因縁つける人もいるっていうし!!」
 
私が反論すると、おばあちゃんの語気はどんどん強まる。
 
とにかく、このベンツはぶつかってないと言い張る。
 
どうも私が、ベンツのおじいちゃんを だまそうとしている、と思ったらしい。
 
 
 
●大きな音がしたから 呼び止めた、
 
●警察に検証してもらおうと思った
 
それだけなのことなのに、おじいちゃん、おばあちゃん大興奮。
 
 
夜目遠目な状態で見たことを主張し、話は広がる、広がる。
 
ご自分が事故ったときの話から 何から、もうわけわからない。
 
 
そうこうしているうちに、ベンツのおじいちゃんは
 
「会合があるんで。
    傷もないですよね?」
 
と帰ってしまった。
 
 
人生でこんなに嘘つき呼ばわりされたのは、初めてだ。
 
「嘘つきだと言われて嫌な気持ちだ。失礼ですよね?!」
 
って話したけど、話通じない。
 
 
散々だ。
 
ベンツのおじいちゃんからもらった 名刺を握りしめて、交渉をあきらめた。
 
地元の会社の社長さんだった。
 
 
ああ、つくづく思う。
 
シンプルな話を掻き回す人が苦手だ。
 
誰かを助けようと がんばる人ほど、正義を振りかざすから迷惑。
 
当事者でもないのに、「いいことしてる」と思い込んでるから たちが悪い。
 
 
というのが、昨晩の話。
 
続きがあります。
 
 
気分が悪いままなのは 嫌だったので、ベンツのおじいちゃん(←ぶつけた人)に 今朝電話してみました。
 
伝えたかったのは、
 
●明るいところで改めて車体を見たが、傷はなかった。安心してください。
 
●サイドミラーがぶつかったのではないかと思われる。事故につながらないよう、動作確認をしてみてください。
 
まずは、この2点。
 
 
ベンツじいちゃんに話したら、かなり警戒している。
 
ぁ…」
 
みたいな返事しかかってこない。
 
 
んで、
 
「もう少しお時間いいですか?
 私は『警察を呼んだ方がよかったのでは?』と思っています」
 
とも伝えた。
 
しかし、
 
「自分はぶつけてない」
「警察を呼んだら2時間ぐらいかかる」
 
と 抵抗するベンツじいちゃん。
 
 
そこで、もう少し 説明した。
 
 
 
そうですよね、ぶつけたかどうかは 確証がないですよね。
 
ただ、「傷がないからいいじゃないか」というのは ちがうと感じています。
 
 
警察を呼ぶのは、私のためではなく、〇〇さん(←ベンツじいちゃん)のためです。
 
私は停車してたから 過失はゼロ。
 
でも、動いていたベンツじいちゃんは 過失100ですよね?
 
 
もし、私が悪い人だったら あとから車体にへこみをつくって
 
「朝 見てみたら、やっぱりへこんでた」
 
と因縁をつけることだってできる。
 
 
警察を呼んで検証しておかないと、証拠がないので 対応しないといけなくなりますよね?

かえって面倒ではないですか?
 
また、私自身も、知らない人に決めつけられるより、警察に「傷はない」とお墨付きをもらえば、納得したし、安心できました。
 
 
そう話したらやっと、ベンツじいちゃんは
 
「すいませんでした…」
 
と謝った。声も穏やかになった。
 
私の方も 一応「こちらこそ、すみません」と申し上げた。
 
 
私は何かしてほしいわけでもないし、単に 
 
●傷はなかった
●一応ミラーの動作を確認しておいて
 
の2点を伝えたかっただけだから、と 改めて伝えた。
 
 
最後の方は、お互いに「すみません」を言い合った。
 
「何かあったら連絡してください」
 
ベンツじいちゃんは そう言って電話を切った。
 
 
ああ、これで 一区切りついたので 気持ちよく仕事ができる!
 
というわけで、一件落着。
 
終わりよければ すべてよし。
 
 
教師だったときに、この交渉術がほしかったわ。
 
あのころは、相手の言うことも受け止めず、自分の言いたいことばかり言ってしまってた。
 
コーチング学んで 相手の話を聞きながら、自分の話もするすべが 身についてきた。
 
学びに感謝。
 

 

 

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