こんにちは。和久田ミカです。
お金に困らない生き方①~節約主婦の暗黒時代でございます
お金に困らない生き方②~青天の霹靂。お金ってなんだろう
お金に困らない生き方③~我慢と自己犠牲が大好物の私
の続きです。
お金って、何をもたらしてくれるものでしょう。
私にとっては、「安心」です。
生活できる。子どもを育てられる。将来何かあったときの保険。
いろんな 安心を運んできてくれます。
だから、超節約主婦時代は「なくなったら大変だ!」と思って、自分のためには使えませんでした。
今は、物は 気に入ったものを買いますし、物として残らないものにも お金を出せるようになりました。
それは、お金に対する安心感が 育ってきたからかなと思っています。
ありがたいことに、使う金額が増えても お金はあるようです。
それに関するエピソードをお話しします。
【「はじめての東京講座で、受講料を落とした」事件。】
私が はじめて東京で 講座をしたときのこと。
今から8年ほど前です。
当時は、現金で受講料を受け取っていたのですが、封筒に入れていなかったため、帰り道で失くしました。
10万円近かったのかな。
(この日の帰りは、他にもわんさか いろんなことがおきまして… →こんな日もあるよね。)
帰ってきてから気付いたので、どこで落としたのかもわからず。
おそらく、何か 物を出し入れするたびに、札束を振りまいてきたのでしょう。
もう戻ってこないものだと、あきらめました。
そのとき、自分の心の中をよーく見てみました。
「なんて私はダメなんだ」
「だらしない!」
自分を責める声でいっぱいでした。
東京から帰ってきて 疲れた体には しみる…。
んで、ひとしきり 心の中でブツブツ言った後。
ああ、明日から どうやって暮らそう( ノД`)…、と 嘆いたときにわかったこと。
それは、
「でも、何も問題は起きてない」
「生活できる。大丈夫。お金はある」
ということ。
お金を落としても、困ったことは 起きなていなかったのでした。
初の東京講座には 遠くから近くから、いろんな人が集まってきてくれました。
そこに目を向けると、感謝がわいてきました。
来てくれてありがとう!
お金をいただいて、すばらしい体験をさせてもらえた!
わー。ありがとう、ありがとう、ありがとう!!!
そう思ったら、お金への執着が スーッと消えたのです。
「やりたいことが実現できた」という思いが強かったから。
お金なんかよりも、たくさんの宝物を得られた気持ちが大きかったから。
もしも、仕事に対して「我慢」や「犠牲」を感じていて
「安い金額で講座をやってあげたのに!」
なんて ささくれた思いで仕事をしていたら、
「仕事=我慢料」
となり、お金を失ったときに とてつもない疲労感が襲ってきたんじゃないかな。
やりたいことやらせてもらった!ありがとう!
という思いがあるからこそ、お金への執着があまりわいてきませんでした。
「拾った人が『ラッキー!』と思って、自由に使えばいい」
「また、講座やろうっと」
そう思って気持ちを切り替えられたのです。
ぢんさんの本に、こんな話が載っています。
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僕は2010年に無料のオープン(グループ)カウンセリングを始めました。
それは本がたくさん売れたので、社会へ還元したいなと思ったからです。
本当に困っている人は、カウンセリングのお金も払えないのではないかと思ったことも理由のひとつです。
無料にしたら、本当に困っている人がたくさん来ると思っていました。でも、無料にしても来ない人は来ませんでした。
たとえ無料にしても、来ない人は来ない。何かと「来られない」理由をつけて、来ないのです。
ちょうどその頃、先輩カウンセラーである澤谷鑛さんとお話しさせていただく機会がありました。
そのとき言われたのが、お釈迦さまの托鉢の話です。
托鉢とはお坊さんがお鉢を持っていろいろな家を回り、お経を唱えて、お布施をいただく行為のことです。
澤谷さんによると、お釈迦さまはお弟子さんたちに托鉢は裕福な家ではなく、貧しい家を回るように言われたそうです。
なぜかというと、貧しい人たちは自分たちのことを貧しいと思っているので、他人に施しをしてきませんでした(できなかった)。
逆に、そのせいで貧しさから抜け出せないでいるからです。
托鉢で、貧しい人たちからお布施をいただくことは、貧しさから彼を救ってあげることでもあるのだ、とお釈迦さまは言うのです。
貧しい人がなぜ貧しいままなのかというと、自分のことを貧しく、不幸だと思っているので、なかなか自分以外のためにお金を使えないからです。
実は、だからこそ貧しいのですから、その人たちにお布施を出す(=人のためにお金を出す)という行為の大切さを教えて、それによって貧しさから救ってあげるのが、托鉢の本当の意味だったのです。
つまりは「先に出す」という行為によって、豊かさが回ってくるということを意味しているのかもしれません。
私の中では すごーく腑に落ちました。
「豊かさ」とは 生き方。
「ない」と思って生きるのか
「ある」と思って生きるのか
それによって、変わってきます。
私が、あのときに 大金を落としたのは、豊かさが「ある」ことに気づくためだったのかもしれない。
ありがとう、神様!!
ただ、豊かさを「金額」で見てしまうと、いつまでたっても 安心感は得られません。
子どもが進学したら…
家族が病気になったら…
と考え始めて、いつまでたっても「足りない」と思い続けるのです。
手元にあるお金に 豊かさを感じるだけでなくて、
働くことができる 健康な体があるということ
守りたい、という存在がいること
やりたい、と思うことがあること
サポートしてくれる人がいること
私の気持ちに寄り添ってくれる人がいること
挙げていったら、きりがないほど たくさんの豊かさを持っていたのです。
そして、豊かさを回すためには「まず出すこと」と ぢんさんの本には書いてありました。
私が ボランティアをしてきたことも、ムダじゃなかった、
そう言ってもらえたようで、とてもうれしい思いがしました。
これからも、お金や知識や体験や いろんなことを出しおしみせずに、出していこう。
(だから、私の講座の内容は ほとんどブログに書いてあることばかりです)
んで。
そのころ、ぢんさんは「神社ミッション」というのをやっててね。(本にも書いてあります)
それをやったときに、わかったことが もうひとつあります。
「げっ、ダメじゃん( ゚Д゚)」
私の場合、「先に出す」だけじゃ足りないということ。
そのことについては、長くなるので 次の記事に書きますね。
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あとで、中級(東京)と、上級(東京・神戸)の日程も出しますね。