お金に困らない生き方③~我慢と自己犠牲が大好物の私 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

お金に困らない生き方①~節約主婦の暗黒時代でございます

お金に困らない生き方②~青天の霹靂。お金ってなんだろう

の続きです。


さてさて。

何度か書いていますが、私は コーチングを仕事にするつもりはありませんでした。

 

もともとは ボランティアでやっていく予定で、無料で講座などをしていたんですね。

 

「みんなのためにがんばる!

 

 そのために コーチングを学んでいる。

 

 たくさんお金も時間もがかかるけど、喜んでもらえたらいいんだ。」

 

そんなふうに思っていました。

 

 

「私に利益が入る活動」

 

は、搾取で

 

「みんなのために、自分が犠牲になってでもがんばる!」

 

方が 謙虚で格上な感じがする。

 

心から 貢献したい、という喜びにあふれて、1年目のボランティアは終わりました。

 

 

でも、ボランティアって 無料ではできないのですよね。

 

何十万円もの勉強代、東京までの交通費、延長保育代、高いコーチングセッション代…

 

(そのころは、早くコーチングを身につけたくて、3人もコーチを雇ってた。専業主婦なのに…)
 

そんなものも自分で出しますし、ボランティア講座の会場代なども なんだかんだで 足が出ます。


 

「やりたい!」

 

と 心に火がついてしまったので、お金の勘定ができなくなりつつありました。

 

今も昔も、「できるかどうか」で考えず、「やりたいからやる」という性格は変わっていないのだなあ、と振り返ります。

 

 

そんなときに、サポートしてくださっていたボランティアスタッフの方に、

 

「講座3回で、500円受講料をいただくようにしたい(それでも大赤字だけど)」

 

と提案したら、

 

「私はお金儲けのためには、手伝えない」

 

「物として残らないものに、500円払いたい人はいない」

 

「無料で、安い託児までついているからこそ、みんなが来る」

 

と反対にあい、 1人をのぞき、やめてしまいました。

 

 

そのとき気づいたのです。

 

私は、ボランティアを心から喜びだと思ってやっていたけど、自己犠牲に酔っていただけなんだ。

 

私が みんなの代表として勉強をしてきて、それを無料でみんなに伝える。

 

そんな使命感は満たされたけど、どんどんお金が減っていく。

 

心は満たされるけど、おなかが空いている。そんな感じ。

 

同時に、いろんなことが 重なって、ボランティアではなく 仕事に移行したのです。

 

 

今思うと、私はとても失礼な人だったと思います。

 

自分は良いことをしている、こんなに我慢してがんばってる、自己犠牲もいとわない、

 

そう思いがどこかにあるので、手伝ってくださる皆さんにも 感謝の気持ちが足りなかった。

 

だからこそ「500円でも高い」と言われてしまったのは、否めないでしょう。

 

 

振り返ってみても、ボランティアをやめてよかったな、と思います。

 

心の中では ひーひー苦しくて、でも、受講生に会ったら いい先生を演じて、

 

心の中からは「感謝してほしい」「こんなに貢献してるのに」なんて 言葉が出てきて、

 

「あー、そんなことを思う私って…」と 自分を責めて。

 

 

これって、幸せじゃないよね( ̄▽ ̄)

 

よかった、ボランティア2年で気づいて。

 

 

ボランティアやるにも 講師業するにも、まずは、自分が幸せであることが 大前提。

 

自分が幸せであることが、クライアントや受講生のためになります。

 

 

あの頃の私は、

 

●かわいそうなお母さんを助けたい

 

●お金もない、時間もない、子ども預けられない、そんな人の力になりたい

 

そんな思いでいっぱいでした。

 

 

すばらしい志だと思うし、よくがんばったなと 自分をねぎらう気持ちもあるけどね。

 

助けてほしいのは、私自身だったのです。

 

私自身が、自分を

 

「かわいそうな母親」

 

「お金も、時間も、自分の時間もない、縛られた存在」

 

と思っていた。

 

「みんなを助けたい」なんて言ってたけど、助けたいのは 自分自身でした。

 

 

だから、「助けて」と言われると 断れなかったなあ。

 

仕事にしてからも、しばらくは、「お金がない」と言われれば セッション代をいただきませんでした。

 

知らない方から ご相談のメールが来れば、自分の時間を削って、夜中まで返事を書いていました。

 

 

(そのときは いい気分でがんばっていましたが、

 

 「なぬ!?私のセッション代を値切ったくせに、他に習い事をして海外旅行も行ってる!?」

 

 「なぬ!?相談をしてきたくせに、言われたことをやらない!他の人にも相談してる?なんなんだ!?」

 

 なんて憤っていたので、「やってあげてる感」が 奥底にあったのでしょうね。今思えば。)

 

 

助けているつもりが 無意識に感謝を求め、

 

依存的な人には 寄りかかられすぎて 重さを感じることもありました。

 

こんな状態から抜け出るのに、数年かかったかなあ。

 

 

今は、基本的に 無料でご相談に乗ることはありませんし、

 

クライアントさんが もがいていても、きっと 大丈夫、光が見えるときがくる、

 

と信じているので 余計なおせっかいをせずに 見守ることができます。

 

 

反対から言うと、

 

私自身、誰かに 何か相談をするときに 無料で持ち掛けることはありませんし、

 

私自身がもがいていても、大丈夫、光が見えるときがくる、

 

と 信じることができる、ということですね。

 

 

 

心理学者ユングは、人はみな、無意識の深いところで つながっている、と 提唱しました。

 

「集合的無意識」と言います。

 

 

もしそれが本当なら、誰かを幸せにしたいなら、私が幸せになることが 先なのですね。

 

私の思いは、あの人の思いにつながっている。

 

私が幸せでないのに、あなたを幸せになんて できない。

 

そもそも

 

「あなたを幸せにしたい」

 

と思うこと自体、

 

「あなたは今、幸せでない」

 

と ラベルを貼っているようなもの。

 

まず、自分。まず、自分。

 

 

 

だから、あなたも 幸せでいてください。

 

これはね、「do」ではなく「be」。

 

高いもの買ったり、おいしいもの食べたりする、「行動」「所有」が 幸せなのではなくて、

 

あなたという「存在」が そもそも「幸せ」なのだと 気づくこと。

 

いろいろ 不便も 理不尽も 悲しみも くやしさもあるけど、それでも 幸せなんだと わかっていること。

 

 

あなたが 楽しく生きること、それが 最大の地球平和かもしれません。

 

大げさかもしれませんが。

 

「いつも喜んでいなさい。」

 

聖書にも書いてありますしね(*‘ω‘ *)



さて、次回は

こんな私が、本当の意味で

 

「お金に困らない人生だ」

 

と思えるようになった出来事を書きますね。


 

●募集中●

仙台にはめったに行かないので、ぜひ来てね!!

●【仙台・神楽坂・水戸】 初級・子どものこころのコーチング講座

仙台…あと7人

東京…満席

水戸…満席

 

●子どものこころのコーチング協会・インストラクター養成講座

 

●【メール講座】世界一の「大好きだよ!」を伝える10か月プログラム

 

●研修・講演の依頼はこちらです

 

 

●予告●

 

【中級・家族のこころのコーチング講座】

 

神戸(2回講座)

1月13日(日)

2月2日(土)

 

あとで、中級(東京)と、上級(東京・神戸)の日程も出しますね。