答えを外に求めようとすると、とたんに つまらなくなる | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

私は、ブログも講座も、「エッセンス」をお伝えしています。

 

短い言葉の中に 凝縮されている、本質的なものを伝えたいという思いがあります。

 

言葉によっては、 ぼんやりとしたものになることでしょう。

 

それを どう解釈し、どう使うのかは、あなた次第ということです。

 

 

私自身は、答えがパキッと決まっている考えはあんまり好きじゃなくて、

 

エッセンスを どう自分のものにしていくのか、の方に興味があるタイプです。

 

だから、いろんなものを学びに行きますが、基本的に 答えがはっきりしている技術には 手を出しません。

 

 

(誤解のないように書いておくけど、パキッと答えが出ているものが悪いというわけじゃなくて、好みの問題。

 

 「こういうときは こうする」という答えがはっきりしている考えの方が好きな人の方が、多いんじゃないかな。

 

 それがその人の幸せにつながっているなら、どちらでもよいのだと考えています)

 

 

んなもんだから、

 

「こういうときは、どうしたらいいですか?」

 

と聞かれるのが 一番困る。

 

なぜなら、「こういうとき」という状況を整理しないといけないし、状況が同じでも 背景が違うときもあるし、人はみんなちがうし、

 

とどのつまりは

 

「あなたはどうしたいですか?」

 

なのだと感じています。

 

正しい答えなんて ないから。どれも正解。

 

 

あと、知識について 受講生さんに聞かれたときも同じ。

 

「定義」や「簡単な解釈」については 伝えるけれど、それを理解するのは 受講生の課題だと考えています。

 

100%きっちり言語化しちゃうと、別のものになってしまうから。

 

 

まず、頭で理解しようとしないこと。


概念を、数学の公式のように、何かのQ&Aみたいに理解しようとすればするほど、本質から遠ざかっていきます。

 

すでに持っている 知的な枠組みを持ってきて理解しようとしたり、

 

外側にある言葉を持ってきて、積み木みたいに当てはめようとすると、

 

余計にぼんやりしたり、ズレていったりします。

 

 

これは、◯と×で学んできた弊害だなあと思います。

 

包括的に物事を見るのではなくて、部分、部分で とらえてしまう。

 

細かい点まで「正解は何か」を考えすぎて、言葉にとらわれすぎてしまう。

 

 

たしかに 全体は 部分の集まりなんだけど、

 

「部分が内包している本質的なもの」

 

を見ていかないと、ただの バラバラのパーツに過ぎなくなる。

 

本質的なもの、が、パーツを繋いでいる糸のようなものだから。

 

 

頭で考えないで、まず、体にしみこませて そこからにじみ出てきたものを言語化できたとき、

 

本当の意味で「わかった」ことになるのだと思います。

 

 

たとえばさ。

 

私が整体師さんだったら、

 

体が右に傾いている人がいたら、「右に傾いてますよ」と言う。

 

左に傾いてる人がいたら「左に傾いてますよ」と言う。

 

同じ「傾いている」でも、人によって傾き方がちがうから、

 

「こうしたら、体が真ん中(本来の位置)に戻って 楽になりますよ」

 

というアドバイスが変わってくる。

 

 

右に傾いている人へのアドバイスを、左に傾いている人が実践したら 体がもっと左に傾く。

 

「言ってたことをやってみたら、ひどくなったんですけど!」

 

と言われても、困るよね。

 

「真ん中(本来の位置)に戻るようにする」

 

という本質を見ずに、言葉だけしか見てないと こういうことが起きるの。

 

 

心も同じで、クライアントの話を聴きながら、真ん中に戻していく作業をします。

 

そのために何ができるのか、というのは スキルとしてたくさんあるけど、スキルをどう使うのかは カウンセラーやコーチにゆだねられます。

 

 

学んでわかるもんじゃない。

 

初心者のうちは、いろんな人に練習させてもらって その中でどんな化学反応が起きるのを 楽しむ。

 

その人を「真ん中に導く」ためには 何ができるのか、を イメージしてみる。

 

その人の「真ん中」って どこにあるんだろう、と 感じてみる。

 

そうやって「何のためにやっているのか」を 考えながら、必要なパーツを、自分で組み合わせていく。

 

 

たとえばさ。

 

ぢんさんのブログのコメント欄なんかを見てると、それよく感じる。

 

ぢんさんの言葉は エッセンスのときが多いから、言葉だけ見てると 迷う人が出てくる。

 

右に傾いてる人が、左に傾いている人へのアドバイスを読んで モヤモヤしてたり、

 

「ぢんさん、そんなこと言ってないじゃん( ゚Д゚)」という 極端な解釈をしていたり。

 

ひとつの例(パーツ)を見て、全体をとらえようとするから、誤解が生じるんだろうなあと思ったりします。

(とはいえ、私がぢんさんの言葉を ちゃんとわかってるかどうかは、あやしい…)

 

占いもそうかな。

 

しいたけさんや石井ゆかりさんの占いが 人の心をつかむのは、ぼんやりしているからだと思う。

 

でも、ぼんやりしながらも「それそれ!」と 自分の心の中心をついてくる衝撃がある。

 

そんで、自分の中の不安や、欲求に気づく。

 

これからどうしていきたいのだろう、と 自分に意識が向く。

 

自分の中の答えにアクセスをしていく。

 

 

でも、答えを外部に求めようとすると、とたんに つまらない占いになる。

 

「つまり、どういうことですか?私はどうしたらいいのでしょう?」

 

「えーと。つまり、青い服を着て、イワシの煮物を食べてください」

 

みたいな細かいパーツに落とし込まれる感じ。

 

とたんに 興味が失せていきます(→私の場合は)。

 

 

…こんなわかりづらい記事を最後まで読んでくれる人、いるんだろうか(*´Д`)

 

私のブログは基本、「中学生でも負荷なく読める」というのが モットーなのだけど、今日は 簡単に書けなかった。

 

くどい文章を最後までご覧くださった方へ。ありがとうございます。

 

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