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ハートフリースペースのSimple days

心と体はひとつです。体が不調な時、心は何かを訴えている。 心が不調な時、体は何かを訴えている。
心と体に耳を澄ませて、ラクに、シンプルに生きることを大切にしませんか。

ずいぶんご無沙汰しました


7/15~18、日本ゲシュタルト療法学会(JAGT)は

第2回ワークショップ大会を開催しました

広島県福山市にある仙酔島で行いました


瀬戸内の海がとても穏やかなことを知りました

蝉しぐれの中、時々聞こえるうぐいすの透明な鳴き声が印象的でした

朝の散歩が心地よかった

そうそう、狸も散歩していましたっけ


アメリカからアンセル(Ansel Woldt)と

モーガン(Morgan Goodlender)が来てくれました

私もワークの場を一緒に過ごすことができて気づきがいっぱいありました


心に残る出会いがたくさんありました

仙台から参加してくれた仲間から

震災とその後、現在の話を聞くことができました

新しい友人にも出会いました


無事に終わり、心地よい疲れを感じながら

日々の仕事に戻っています


こうして書いていると

さまざまな瞬間が、一人ひとりの顔が浮かびます


私が得たものを目の前のあなたとわかちあっていくことが

私の日々の仕事です


ありがとう

感謝でいっぱいの毎日です




photo:01



この記事を投稿しようと思ってから、下書きに入れっぱなしになっていました


時はすでに6月も半ばを過ぎ

写真は少し季節はずれ・・・それもまた私らしいのかもしれません


忙しい最中に腰を痛めてしまいました

なんとなく予兆はあったのですが・・・立ち止まってみることをしませんでした


腰の痛みと過ごすうちに、はっと気づいたことがありました


私は支えようとしている事に対して

いつの間にか、私の理想を押し付けようとしていたのです


私とは違う、ということを十分にわかって受け入れているつもりが

いつの間にか、気づかぬうちに、

現実を支えるのではなく、自分の理想にすりかえてしまっていたのです


これは無理です


私は目の前の現実が悲しかったことに気づきました


腰は完全ではありませんが

今はもう痛みはほとんどなくなり快方にむかっています



「ああ、生きるってこういうことなんだ

 何かがあれば怒ったり、悲しくて泣いたり、嬉しくて笑ったり、怖くなって怖がったり・・・

・・・すごく単純なことだったんだ

すごく単純で・・・でも難しい・・・」


ずっと生きるって何だろう、人生って何だろうと考えてきたけど

考えた言葉ではなくて

自分の中から出てきた言葉なんです、とAさんが伝えてくれました


「本当にその通りね」 私の腰がつぶやきました




photo:01


この2日、雨が続いています

雨にぬれて緑がいっそう深く輝いて見えます

火曜、水曜と世田谷で仕事でした
会場まで歩いていく途中、大きな木が目を引きました


雪のような花がいっぱいの、それはそれは大きな木です


個人宅の庭でしたが
説明の書かれた看板を出しておられました


なんじゃもんじゃの木
ヒトツバタゴ というのが正式な名前だそうです


Chionanthos retusus という学名でモクセイ科の植物

絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです


昨年も同じ道を歩いたけれど気づきませんでした


初めて訪れる場所でしたので

この道でいいのか地図とにらめっこしながら

会場まで歩いたことを思い出しました

気づく余裕がなかったのですね


風に揺れるなんじゃもんじゃの木の姿が

2日間をわかちあったひとりひとりの存在と共に

私の中で呼吸しているようです


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千葉県で仕事でした
横浜ではほとんど桜の花が終わりましたが
まだこんなに咲いていました

先週、ここまで書いていて、忙しくてストップしていました

写真は時期がずれてしまいましたが

昨日山形県の仲間から連絡があり、鶴岡では桜が満開だそうです


緑が一段と鮮やかに、濃く、深くなっています

銀杏並木も初々しい葉が豊かに風に揺れていました


歩く足をしばし止めて

風を感じ、緑を眺め、呼吸にくつろぐ・・・


このような時間をとても大切に思います






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先週末は半年間のゲシュタルトコースの初回のワークショップでした

土曜日は雨でしたが

日曜日は気持ちのよい、温かな日和で

昼休みに散歩した会場近くの公園では

桜の樹の下でお弁当を広げる家族の姿がありました


初めてのメンバー同士、緊張が伝わってくる初日でしたが

2日目が終わる頃にはひとりひとりの距離がぐっと近くなっていて

別れ難いような温かさを感じていました


来月は別のファシリテーターにバトンタッチします

そのことをすっかり忘れ

また来月会う仲間のように感じている私がいました



今日のカウンセリングでAさんがおっしゃいました


「今、対等に話している、という感じがします。


これが”自信を持っている”という状態なのかな。


ずっと自信を持てるようになりたいと思ってきて

自信を持ったら上の立場になれるようなイメージがあったけど

・・・違うんですね。


対等なのですね」


背筋が伸びて、顔を輝かせたAさんのそばにいながら

胸が熱くなりました


ワークショップも個人セッションも、どんな時も一期一会です


2日間を過ごした半年コースのメンバー、Aさん

”信頼”という言葉が私の中に木霊しています

ありがとう




横浜では日増しに桜の花が開いています

春の日差しのなか、厳しく冷え込む数日ですが

桜を眺めながら、つくづくと

生きること、生きている今がプロセスであることを実感しています


このブログをこんなに更新するのは

おそらく私にとっては初めてのことです

そのくらい常ならぬ自分であることに気づきます


今、大きな問いをもらっているように思います


どのように生きるのか

人と人はどのように関わっていけるのか

人間にとってどのようにあることが幸せなのか

そのために何を選ぶのか


被災地復興、原発問題の収束へと向かう道は

私たち一人一人が日々の暮らしの中で

この大きな問いに答えていくことに他ならないでしょう


この震災を忘れず

この問いへの答えを探し続けること

日々の中でひとつひとつ選択していくこと


ここから選択を始められるでしょう

たった今からでも・・・

これが

犠牲になった多くの方々の尊い命を敬い

無駄にしないことに繋がるのだと心から思う春です



photo:01



近くの花屋さんで、お買い得なサービス花束を買います
部屋に花を飾ると、それだけで心が和みます


自然のエネルギー、生命力、美しさに

慰めをもらい

励ましをもらい

喜びをもらい

生きることの教えをもらいます


Aさんがこうんなふうにおっしゃいました


「自分の苦しみのことでいっぱいで、被災地のことも考えられない。

こんな自分が嫌だけど、どうしようもない」


いいえ、それは違います

誰でも自分の人生を生き、その人生には苦難があります

その苦難を比較することは意味がありません


ひとりひとりが自分の人生を懸命に生きています

ひとりひとりできることは違います

自分の苦しさをためこまないで


自分をいたわり、自分が元気になること

元気になって日常を暮らしていくこと


ひとりひとりが自分を大事にすることが

日本が元気になっていくことにつながるのです



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昨日の朝の空です

今日の横浜は雨が降り続けました


地震から10日あまりが過ぎました
被災地では過酷な状況が続いていますが
道路、物資、各地での被災者受け入れなど

少しずつ、確実に、前進していることを、報道で知ることができます

栃木県、茨城県、千葉県の被災者のみなさんの状態はどうなのか
報道が少ない分、気にかかります

原発の危険区域で
作業をしてくださっている方々に感謝しながら

危機を脱することと関係者のご無事とを祈っています


今回の未曾有の災害にも学びがあります

人間は予測することはできないということです


誰もが自分が経験したこと以上には考えられない

だから

「絶対こうだ」ということは何ひとつないのですね


これは日々の生活のさまざまな側面で

私たちが経験することです

たとえば

「いやだ」という気持ちを相手に伝えないのは

「いやだ」と言ったら嫌われる、と予測しているからかもしれません


人間は予測できないのだ、とすれば

私たちにはその場に応じたもっと柔軟な選択肢がもてること

そのことに気づくことが私たちの可能性を開くこと、になるのです


私は今日も、明日も

被災者の方々に心を寄せながら

目の前の仕事を心をこめて続けていきましょう


あきらめずに歩き続ければ新しい景色にも出会います

そして

どこまでも歩き続けるために休みましょう

おやすみなさい




被災地では圧倒的に物資が不足していて

この寒さの中で懸命に耐えていらっしゃることに

少しでも早く状況が改善されることを

心から祈りながら、信じています


人間には限度があります

どうか、少しでも状況が改善されることを願っています


私に今できることは義援金を送ることだけですが

目をそらさず、しっかりと現実を見つめています

そして必ず立ち直ることを信じています


日本国内の各地の人たちが心配し応援しています

そして

世界中の人たちが心を寄せ見守っていてくれています

そのことを知るたびに感謝が生まれます


食べものがあるということだけで

着るものがあるというだけで

布団の中で眠れるというだけで

どれほど幸せなことなのか、あらためて気づきます


どのように生きるのか

あらためて問い直していきましょう


心配されている皆さん

どうぞテレビを消す時間をつくってください

繰り返し流れる映像の影響はとても大きいのです

情報を得る時間を決めて

それ以外はテレビを消して

どうぞ自分にやさしく、いたわりを持ってください


今、大切なのは

私たちが元気でいること

冷静に考え、判断する心の余裕を持っていられるよう

自分をいたわること

それが被災地にいる方々の役に立つのです


話をしあいましょう

思いを、心配を、恐れを、悲しみを、怒りを、分け合いましょう


私にできることがあったら、どうぞ声をかけてください






昨日は書きかけのままやめました

私自身が落ち着かない気持ちを抱えています


自分の呼吸に注意を向けて

呼吸とともに時間を過ごすとき

吐く息に自分の内にある思いをのせて

ふぅ~と吐き出していきましょう


痛みとともにありながら

痛みを手放す


不安とともにいながら

不安を手放す


今、また余震が起きました


恐さを感じながら呼吸をしてください

恐さに息を吸い込み

恐さを息とともに手放す


こうして落ち着きながら

被災地の方々に思いを寄せることができます

祈ることができます


私たちが落ち着きながら

それぞれの位置で、それぞれの生活をしていくことが

被災地で闘っている方々を支えることに繋がります


私たちは電気、ガス、水道の節約ができるでしょう


さまざまな情報も飛び交っていますが

気持ちがはやる時は飛びついてしまいがちです

呼吸を感じ、焦りを手放しましょう


善意の行動が高速に広範すぎる情報伝達によって

窮地に陥っては何にもなりません


被災地ではライフラインもとまり、具体的な物資も不足しています

だからといって無闇に送っても

保管や配布するルートが確保できていなければ

かえって困らせてしまいます


確かな情報元を確認しましょう


私たちは心配な思いを、力になりたい思いを

すれ違う隣の人にも寄せることができるでしょう