では、どうしてコラーゲン吸収に、タンパク質が関係してくるのか、そのメカニズムを調べてみましょう。
コラーゲンが消化する過程、または、再構成するためのメカニズムですが、最初はアミノ酸に分解されます。
そして、体内で不足しているタンパク質から、優先的に合成されていくのです。
ですから、例えば、コラーゲン以外にも、不足しているタンパク質があれば、そちらを優先的に合成します。
すると、せっかくのコラーゲンは、本来、なるべくコラーゲンにならずに、他のタンパク質として、再合成されてしまいます。
ということは、コラーゲンが体内に入ったら、タンパク質として合成されないように、体内にはタンパク質が足りている状態にしておかなければならないということです。
このように、コラーゲンを体により吸収させるには、良質のタンパク質が大切ですが、同じように、ビタミンCや鉄分も、コラーゲンの吸収を助けてくれます。
ですから、コラーゲン食材と一緒に、ビタミンCや鉄分をとるように心がけたいものですね。
単品でコラーゲンのサプリメントだけを摂取していても、効果は薄いですから、ビタミンCや鉄分も含まれた総合的なサプリを利用すると良いでしょう。
そして、コラーゲンが吸収されるためには、その分子の大きさも深く関係しています。
