こんにちは総院長の中村です。先月号では自分の中の基準を変えるという話をしたと思いますがどうですか?
何か自分の中での基準は書き変わりましたか?
なかなかイメージ出来ない人は自分の理想とする人や尊敬する人、なりたい像の人と照らして見てください。
そうすると割とイメージしやすいかもしれませんよ。
ただその人を見立てた時に外側から見えてくる部分よりもその人の持っている基準とか価値観は実際にその人と話して聞いてみることができるともっとイメージしやすと思います。
例えばその人の1日の生活の動きを見ればいいと思います。
人は考えた通りに物事を選択し行動します。
その人の言っていることは建前です。
やっていることが本音です。
もっというとその人のお金の使い方と時間の使い方を見れば何に価値を置いているのかが見やすくなります。
是非職場や学びの仲間や尊敬する人を観察してみてください。
さて今月は【悩んだ時、問題点がある時の対処方法】についてお話ししたいと思います。
パニックになっていたりすると悩んでいることが何なのか分からなくなり、
「そういう人に今、何に悩んでいるの?」と質問すると、
「もう一杯あり過ぎて」という返答が返ってくることがあります。
「じゃぁその一杯あるものを全部聞くから1つずつあげてみて」と言い1つづつまずは聞いていくと大体2〜3個です。
そして今度は2〜3個を1つづつ、具体的にそれのどんな部分に対して悩んでいるのかを聞いていきます。
「誰の?」「どんな行動?」「どんな発言?」「それに対してどう感じたの?」と、
そうしていくうちに自分が相手や問題に対してどこがどう嫌なのかが段々と見えてきます。
まずは問題を具体的に細分化して明確にしていくことです。
大きな塊は処理しにくくても小さく小さく分けていくとそれに対してどう向き合うのかが見えやすくなってきます。
この質問力こそがとても大切です。
自分自身でセルフコーチングが出来れば一番いいのですが
自分で行う場合自分の価値観に合わせた解釈で進めてしまいがちなので
他人からの質問をされるとまた違ってきます。
これがコーチングです。
私もスピードコーチング社の認定コーチングとして世界No.1コーチアンソニーロビンズのメソッドを学んだ経験があります。
アメリカの大統領や経営者やトップアスリートなどはこういったコーチをつけています。
コーチとは届けるという意味が語源です。
ブランドのCOACHも馬車のロゴマークがあると思います。
それは目的地まで届ける、そういう意味です。
Teach(ティーチ)=教えるとは違うんです。
答えはその人の中にあります。
その人に質問を投げかけその回答を聞き、
「それってこういう風にも取れますか?」と少し変換してあげると
「確かに!」と今までの解釈と違う角度から見れるようになってきます。
そうすると「そうかっ!そういうことかっ!」って気付きます。
教えたんじゃなくて気づかせたんです。
人は気付けば変わります。
そうやって物事の見方、問題の捉え方が今までの自分の基準で見ていたことが段々と変わってきます。
どんな問題も最終行き着くところは感謝なんです。
そこに行き着くことでその問題と思えてたことは全て自分の成長のためだったんだと気付きだします。
気付けばその問題を出している人も問題を出し続ける必要がなくなるので問題は消えます。
問題が問題ではなくその問題をどう捉えているかが問題です。
悩んでいる時はそんなに冷静に考えられないと思うかもしれませんが、
これが人としての成長です。
出来事に対してどう解釈するか。
交通事故で足の骨を折って入院したとしましょう。
最悪やぁと嘆き続ける人もいれば、命が助かっただけでも良かったと取る人もいます。
入院生活が続いたその人が友達がたくさんお見舞いに来てくれて、
自分にはこんなに心配してくれる人がいるんだと改めて感じ、
担当の看護師さんが可愛くて退院してからデートをし後々奥さんになったという話を聞いたこともあります。
その人にとってその事故のお陰で今は最高の人と巡り合ったと思っています。
今あなたの中で問題があるならばその裏側には大きなギフトが隠れているかもしれませんよ。
愚痴・不平・不満・泣き言・悪口は意識的にグッとこらえて吐かないようにしてみてはどうでしょう?
意識が変わって定着するにはやはり3日、3週間、3ヶ月、3年 「3」がキーワードです
三日坊主を続けてください。三日だけやってみよう、
その連続で気付けが1ヶ月ぐらい過ぎています。