こんにちは総院長の中村です。もうすっかり春ですね、

ただ暑い日もあれば思ったより肌寒い日があったりとまだまだ不安定な気候なので

急に薄着になった時に肌寒かったりして体調を崩しがちになりますので注意してください。

 

さて今月は【姿勢】についてです。

 

姿勢というのは立った姿はもちろんですが他にも物事に取り組む姿勢などという時にも使われます。

東大出身の塾の講師でC Mで一世風靡した林修先生、ご存知ですか?

これを言えば分かると思います。

 

「いつやるの?」「今でしょ?」、

 

そうあの先生です。

 

林先生がたくさんの生徒さんを見ていて

勉強の出来る子と出来ない子を見ていく中で出来る子に共通しているのはみんな姿勢が良いといっていました。

 

授業を聞く時に聞こうという態度が姿勢に現れるそうです。

一方で勉強の出来ない子は肘をついて聞いたり、

寝ているのかなと思うぐらい伏せた状態で聞いたりとしているそうです。

 

これを聞いて思ったのは形として姿勢に出るのはその前の思考だと感じました。

 

経営者の学びの場でも足を組んで腕組みをして

斜めに座って聞く人もたまに見ますがやはり教えてもらっているという観点から見たら

教える側の人が気持ちよく教えてあげたいなという聞き方というのも大事だと思います。

 

昭和の教育者の中で森信三先生という方がいます。その方は「立腰」(りつよう)というのを推奨されていました。

それは座る姿勢です。背もたれにもたれず骨盤を立てて座る座り方です。

 

この教育が浸透している小学生はみんな綺麗に背筋が伸びて座って授業を聞いています。

まずは形から入る事を行っています。

小学生の低学年では物ごとに取り組む姿勢とかいっても理解出来ないので

まずは背筋を伸ばして座りなさいというシンプルで実行しやすいことをされています。

 

形がその様になると思考もそれに付随してきます。

 

例えば「考える人の像」ってご存知ですか?

 

石像で人間が足を組んで肘をついて前屈みになって下向き気味になって考えている人を示した像です。

 

思い悩んだり考え事をしたりする時にしがちな姿ですがあの形だと悩むこと考えることがしやすいんです。形的に。

 

一方で背筋を伸ばして胸を張って少し上を向いて口角を上げている状態で

悩みなさいと言われてもこの姿勢では悩みにくいんです。

 

どうですか?

 

あなたはいつもデスクに向かってパソコン作業をし

背中が丸くなったまま1日8〜10時間ぐらいその形でいることが習慣になり、

普段の歩く姿もついつい背中が丸くなって下を向いて歩いていませんか?

 

これだと胸郭、つまり肋骨が大きく膨らみにくいので体の中に取り込める酸素の量も少なくなります。

そうなると酸素が体の細胞の末端まで届きにくいので顔の血色が良くなくて体は疲れやすく声も小さく、

 

どこかエネルギーが足りていない状態で毎日を過ごす事になります。

姿勢を気にするだけでもエネルギーは変わります。

 

良い姿勢というのは前から見たら鼻を中心として重心位置がまっすぐに立てている状態です。

肩の位置が右や左に下がっていない状態です。

 

また横から見たら耳の穴、肩の中心、股関節(大転子)、膝のお皿、外くるぶし、ここを結ぶライン、

 

よく言われるゴールデンラインといわれるものです。

 

ここにあることが良い姿勢です。

 

当院では痛みを取るのは勿論のことですがこの姿勢に安定的にある状態を作るのを目指しています。

これには今までの習慣づいた動きの癖があるので歪みが強い人は戻ってしまいやすいです。

 

ですので痛みが取れても歪みまで取れたわけではありません。

常に良い姿勢をキープしやすい体を手に入れてください。

 

そうすることで再発予防にも繋がります、

それだけではなく見た目が若く見えます。

 

当院のコンセプトでもある

 

機能と可動域を改善しマイナス10歳の体づくり、

 

ここを是非目指して通って欲しいと思っています。

 

普段の私生活での姿勢、今月は特に」意識してみてください。

 

色々と症状がこれだけでも改善していきますよ。

 

では今月もよろしくお願いします。