母親や父親との関係に悩み、
許せないことや理不尽で理解ができない仕打ちに対する怒りたちは、わたしたちを乗っ取ってしまう。
”毒親育ち、アダルトチルドレンという悩みは、気づいてからの方が辛い”
と言われる所以は、
気づいてしまうと、いろいろネットで調べたり、本をたくさん読んでしまい、
(それは悪いことじゃないけど)
それによって、
自分の中で自分が ”ダメだ” と思っている部分が浮き彫りになり、
それをまた ダメだ と、自分で自分を罰したり責めたりして、さらにしんどくなるというループにもハマりかねないから。
気づかなければこのような感情の上がり下がりが起こることもなく、これまで通りの毎日が続く。
けれど、気づいてしまうとこのようなループにハマる人も多く、
「知らなきゃよかった…」
「こんなにつらいなら、気づきたくなかった」
という思いが生まれてしまう。
わたしはそんなふうに思っている。
わたしはそうだったから。
でもそれは、
乗り越えたらわかる。
「知ってよかった」
「気づけてよかった」
って。
知らないままで、
気づけないままだと、
誰かの顔色を伺って、
自分の顔色を伺うことを忘れたり、
つい誰かに従い過ぎてNOが言えず、
自分の本当の気持ちを見失ったりといったこれまで通りのあなたのままで、
生きづらさを抱えながらそれに気付かないロボットのように自分の感情を失った毎日が続いていく。
やりたいことや好きなことに鈍感で、人との関わりのあたたかさや心からの喜びや幸せを感じることが難しく、本当のあなたの愛情も笑顔も、引き出すことが難しいもままなんだ。
ねぇ、
本当のあなたは、
どう生きたい と願ってる?
それは、自分を生かすための エネルギー源 になることもある。
けれど、
そのエネルギー源がなくなってしまったとき、汽車を動かすための石炭がなくなって走れなくなってしまうように、
自分を生かすためのエネルギーが切れ、足が止まったような気持ちになることもある。
「なんで生きてるんだろう」
って。
死にたい。
それなのに、
自分は生きてる。
なんで生きているんだろう。
生きていることに価値を持てず、
自分は生きる価値がないと感じ、
そんな自分に嫌気もさし、
死ぬ勇気さえないのか
と自分をさらに責めてしまう。
これからどうすればいいのか…
「怒り狂っていたときよりも、
今の方がずっと辛い…」
そんなことを思いで、
胸がきゅっと苦しくなる。
「この思いをどうしたらいいのか、
分かってくれる人なんているのだろうか」
そんなことを考えながらも、
目的なく生きている自分が
今日もまた辛くなる。
いいじゃん、
目的なく生きてたって。
それって、ダメなのかな?
これまでたくさんの感情をぐっとこらえ、
必死で生きるしかなかったあなたが、やっと感情を出せて、
そこに対するその怒りの感情も、
ついに手放せた。
それはすごく喜ばしいこと。
そして、ようやく手放せたばかりの今は、
行き先が見えずに立ち止まっているのがむしろ当然 ってわたしは思う。
あなたがあなた自身のために生きているのではなく、許せない思い、怒りをもった誰かのためにエネルギーを使って怒り狂っていた燃えさかる時代を終え、
今はあなたがあなたの人生を歩み始める前の冷却期間だから。
”今は生きる意味が見いだせなくて当然。なんで生きてるのかわからなくていい”
って、自分のそのままの気持ちを、何度も何度も自分に言って、肯定して受け容れてあげることをしてあげてね。
あなたは、
自分の道を自分で選び、決め、生きていく強さをもっている人だってこと。
誰かを喜ばせるために自分を引くことができて、思慮深い優しい人だってこと。
あなたがそう思えなくても、
わたしは知ってるつもりで勝手にいるし、
あなたが自分を信じなくたって、
わたしは勝手にあなたの可能性を心の底から信じる。
だから、
この先を楽しみにしています。
年明けのフォローにて近況を聞かせていただけるのも、あなたのこの先の未来も。
絶対大丈夫。
すでにこの1ヶ月ですごくよくなっています!
■参考記事
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加藤なほ