自分が憧れる、自分になろう! | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


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母娘関係研究所

加藤なほです。

 

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あの頃のわたしは、
自分を大切にすることがどういうことなのか知らなくて、

”不自由はない。
でもどこか、満たされない”

そんな感覚があった。



人との関係もうまくいかず、
恋愛は、いつもどこか我慢してばかり。



好かれるように我慢する、
嫌われないように、いい子する。





本当に手に欲しいものが手に入っている感覚もなければ、
そもそも本当に欲しいものすらわからない。



人生で何を手に入れたいの?
と今ではお客様に聞く質問だけど、
自分に自問したこともなく、
こんななんだか足りない日々がずっと続くのが普通だって思ってたくらい。



幸せというものとは無縁で、
幸せとは特別な人とか、
何かがんばった人だけが手に入れるスペシャルなものだと思ってた。





そんなことないのにね。



日常の中に、たくさんの小さな幸せはあふれていて、

それを見つけられるようになり、それを喜べることは本当に幸せなことだって、今では思う。








親との関係がおかしい
というのは、8歳くらいからうすうす自覚があったけれど、

それも ”普通” と自分に言い聞かせ、
特に問題はないと思いこんでいたけれど、

それが26歳の時に爆発して、



どうしてあの母の元に生まれたのか…
とやり場のない怒りを母親にぶつけまくり、
やれるものなら親を選び直し、
自分の人生を全部消して、
全部やり直したいとすら思ってた。







でも、

母を恨みまくって、
苦しい日々から抜けた後気がついたのは、 

自分は自己肯定感がとても低いということだった。





”ちゃんと憎しみ切る”
というのは、ある意味重要なことかもしれない。



中途半端だと、
中途半端に後も辛い。



その憎しみが自分を苦しめていることに気づくのも遅くなるから、
どんどん辛くなっていくし、
人をどんどん嫌っていったり、
そんな自分をどこか責めたりもして、
負のループにはまっていくから。



わたしはとことん母を憎しみ切ったからか、母への憎しみは今は皆無。



最近の母親とのラインネタは、
安室ちゃんのことばかり。



ラインでの喧嘩も、
安室ちゃんのライブのことばかり。



平和だ…






とはいえ、
憎しみという感情は不快だから、
感じ切るのもむずかしい。



だから、
誰かのサポートがあった方がいいとわたしは思う。







憎しみ切って、
ある意味疲れ、
憎しみというエネルギーがなくなったわたしは、

いっとき、生きるすべを見失って、
母を憎んでいたときよりも辛くなった。



この頃心療内科に行ったと思うのだけど、そこから母のことはさておき、
自分に自信をもつにはどうしたらいいのかと、わたしは必死になった。



自信というのは、
何かをがんばって
何かをできるようにすることだって
ずっと思っていたから、

親との関係に気付いてから、
いろんなものを学んだり、
おしゃれやメイクを学んだりしたけれど、


そもそも親との関係に本格的に悩む前にも、
英会話を学んだり、
院に入るべく社会人をしながら某大手学習塾に入ってみたり、
ダンスをやってみたり、
たくさんの時間とお金をかけてきてた。



でも、
どれも数日しか持たなくて、
どれも長く続かなかった。



そんな自分は、
本当にダメな人間だって思っていたし、

教育ローンに終われ、
通わず支払いだけをする日々が続き、
お金はなくなる一方。



セルフイメージが下がるとともに、
お金も減っていく…



だから、
社会人をしながらお小遣い稼ぎのためにバイトをしたり、
節約サイトを読み漁っては節約したり、
ポイントサイトでポイントを貯めては換金したりしていたけれど、

それと同時に、
買い物依存症にもなっていたから、
お金は溜まっていくこともなかった。





楽天でポイントを貯めては何かを買うのだけど、届いてみると、

あれ?
こんなもの買ったっけ?
なんで買ったんだ?

という思いを何度もした。



ぽっかりと空いた心の穴は、
何をやってもうっすらとしか埋められず、
また開いていくのだった。



ものでは埋めることができない、
わたしがわたしを認める
ということができていない証だったな
と今では思う。






そんな、
あの頃のわたしが
今のわたしをみたら、
何をいうだろう。



何を思うんだろう。



幸せは、
特別な人、すごく頑張った人だけが手に入れられるもの
と信じて、

どーせわたしは

と生きていたわたしが今現れたら、
わたしに何を思い、

いまのわたしは、
そのときのわたしに何をいうんだろう。





あの頃のあなたが憧れていたあなたに、
あなたは今なれていますか?

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女の子は、
ううん、男の子もかな?



自分が憧れる自分になりたくて、
おしゃれやレッスンとかをがんばっているのかもしれないね。



それに近づけたと感じたとき、

なんだ、もうなれてるじゃん
あのとき思い描いていた自分に

って思いを持つのかもしれない。





とはいえ、
もうすでにその自分はいるのだけどね、
自分の中に、
いつだって。



それにどのタイミングで気付けるか
なんだと今では思う。





来年はもっと、
かつての自分に惚れられる”わたし”になっていけたらいいよね

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インスタ映えなランチをいただき、
恩師にお手紙を送り、
今日はこれからテレビ局さんとの打ち合わせ。



幸せは身近にあふれているね。







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