そんな私もまだまだ共依存からは抜け出せていないみたい。
母や祖母と同じように、彼に感謝を求めようとしてしまうところだってあるし、
気付くと、母が父に言い放っていたようなセリフを言いそうになる。
私は、彼に対してイライラすると、黙ってしまう。
それは、口を開くと、思った言葉が全部あふれてしまうから。
母と同じで、イラつく原因を言い放ち、思ってもいない事をいってしまいかねない。
だから、イライラすると黙るようにしている。わざとだ。
でも、この前彼は、
「怒るとしゃべらなくなるからすぐわかるよね」
と嫌味っぽく言ってきた。
「口開くと止まらなくなるから」
とだけ答えたけれど、彼にはきっとわからないだろうな。
母と同じ行動をとれば、自立した人間である彼は、
すぐに私のことを嫌になると思う。
母のようにふるまってもいいのは、たぶん、共依存の人だから。
よく考えてみれば、DV彼氏だって共依存だったし、
母は、このDV彼氏始め、共依存っぽい男を好んでいた気がする。
さすが、「共依存の人は共依存の相手を見つける能力にたけている」
と、スクールの先生の言っていた通りだ。
まともな というとおかしいけれど、
共依存ではなくて、精神的にしっかり自立した人と付き合っている時、
毎回母は、「あの男はダメだ、お母さんにはわかる!」と言っていた。
彼(現夫)に対しても、《「あんな男と一緒になると、不幸になるに決まっている!!」》と喚き散らしながら言っていた。
そんな、母が好まないような、自立した人と付き合っていたとき、
最初は、母に反対されて苦しみながらも、相手が好きだから無視して付き合っていた。
でも、度重なる母の言葉や、冷たい態度、
「私のいうこときかないとどうなっても知らない」というオーラに負けてしまうのか、
「この人じゃないのかもしれない・・・」
と思い悩み、結局別れてしまっていた。
恐ろしい毒母のクモの巣にかかってしまっていた私・・・
実際に私も共依存の相手を見つける能力があったから、
DV彼氏と付き合ってしまったんだと思う・・・
DV彼氏は、最初は暴力をふるうような人には見えなくて、
マメで、熱くって、一生懸命守ってくれる人にしか見えなかったのだから・・・
「こんな人を待ってた」
「やっと見つけた!」
とすら、当時は思っていた・・・
その後、《こんなふうに》DVが始まったわけだけど・・・
母の考えること、することの逆をしていかなければ、
私は幸せになれない。
毎日彼と生活する中で葛藤がとても多いけれど、
《子どもをもつことへの恐怖》も越えて、子どもができる前に、少しでも自分の癖をなおさないと・・・
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この記事は2011年に書いたものですが、これらの関連記事も合わせて読んでみてください
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