DVから逃げる、大変さ… | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」


わたしは

毒母である毒親に悩み、

<このような思い>

2011年9月、このブログをはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 


DVから逃げるのは本当に大変だった・・・

 



書き出せばきりがないけれど、今すぐ思い出せることを書こうと思います。






家に帰ると、玄関で包丁持って座って待ってられたこともあった。



私の大切なものたちをたくさん壊されたし、

いつもどこにいってたのか確認された。



会えない日の電話は、朝方の5時頃まで続く・・・



電話口で怒鳴り、わめく・・・



電話に出なかったり、電源を切ったり、線ごと切ったりすれば、



すぐ一人暮らしの私の家までやってきてはどなり散らす・・・



内鍵をしめたって、ドンドン叩いて怒鳴るから、近所迷惑になるため、

結局合鍵で入らせてしまっていた。



レイプまがいなこともされたし、

その後の姿を写真に撮られ、笑われたこともあった。



髪を引っ張られ、水をはった浴槽に顔を何度もおしつけこともあったし、

素っ裸にされて、玄関で土下座させられたこともあった・・・



言葉の暴力、メールでの言葉の暴力は日常茶飯事で、

あまりの言葉のひどさに驚くほどだった。



肉便器とか、性欲処理とか、そういうことはしょっちゅう言われた。



友達ともおちおち会ってられなかったし、いつも神経をつかっていてびくびくしてた。



・・・孤独だった。



完全に、DVという共依存のスパイラルに陥っていて、

「私がいないとこの人はだめなんだ・・・」

って思いこんでた。





・・・DVは増えているというけど、

もしかしたら、このブログを見てくれてる人の中にも悩んでる人がいるのかな。



当時の私みたいに、ネットでいろいろ探して、助けを求めようとするけど、

でも相手から何かされそうで、助けを求められずにいるのかな。



周りから別れろって言われても、なかなか別れられずに困っているのかな。



離れたいけど、離れられないから、悩んでいるし、つらいんだよね・・・



本当は、周りに助けを求めないといけないのに。

 

 

 

私もそうでした。



それに、母がわたしがDVを受けていたことを話しても、

 

毎日無理矢理性行為をされていたことを話しても

 

信じてくれなかったし最悪でした・・・

 

《母からの言葉「あなたはレイプされたって当たり前」》

 

 

 

 


この関係はなんだかおかしい ってわかるんだけど、なぜか離れられない・・・

 

 

 

それが共依存の怖いところ・・・

 

 

 

自分で気付くまで、自分で覚悟を決めるまで、DVからは抜け出せない・・・

 

 

 

親子の共依存もそう・・・

 

 

 

私も実家を出ること、絶縁することが、怖くて怖くてたまらなかったもの。

 

 

 

 

 

 

 

この記事は2011年に書いたものですが、わたしはDV彼氏に感謝しかなく…

(これ、すっごくびっくりされるんだけどね笑)

 

DVによる心の傷は、割と早く癒えて、

「彼が苦しんでいないといいな

 誰かを苦しめていないといいな

(それによって苦しんでいないといいな)」

とずっとずっと素直に思っています。

 

image
 
 

DVの渦中にいると、すごくしんどいのですが、

わたしはDVという共依存から抜け出してすぐ、共依存の仕組みを理解でき納得できたから、こんな気持ちになれていたのだと思いますsmile

 

▼2016年の記事

「DVはわたしが無意識で望んでたことだった」

 

わたしはDVよりも、親とのことの方が、心を癒すことにかなり時間を要しました汗
 

2022年 年末の加藤なほより