彼は営業職ですが、母に案内されるがままに、はじめ上座に座ってしまってしまいました。
無理もないでしょう・・・
彼は初めて私の親に会うし、
少しだけうちの親は面倒ということを言ってあったから緊張も一層あったでしょう。
ましてや、玄関入って親が出てきたときの空気の悪さと言ったら・・・
母に通され和室に入った彼。
私はすぐさま追い出され、台所にいました。
彼が座ったとたん、母が切れて、台所にいた私に、
「ちょっと!上座に座ってるけど!!
何あの男!30にもなるのに上座に座るなんてどうなってるの!?」
と言いに来ていました。
「あー・・・あとでめんどくさそう・・・」
と思いました。
この日ほど、彼が緊張していたところをみたことがありません。
両親は10分ほどで事情聴取を終え、和室から出てきました。
その後の食事も、私は彼が帰ったあとのことが心配で、
自分の家なのに、食事が喉を通らず・・・
彼は玄関先で、
「今後ともよろしくお願いいたします」
と深々と頭を下げて、帰って行きました。
彼が帰った後、留守だった弟以外の家族全員に私はお礼を言いました。
夕飯をつくってくれた祖母に、父に、そして母に・・・
すっごくいやだったけど、母にありがとうといった時、
「あんな男二度と連れてくるな!!」
と、ものすごい剣幕で言われました。
悪い癖ですが、母が嫌いな私は、母がうった喧嘩ににのっかり逆切れ。
そこから大げんかです。
母は人の上げ足をとる天才。
人の悪いところを見つける天才です。
あれやこれやと、緊張していた彼の態度や言動を一気にまくしたて、
悪口の嵐でした。
・・・毒親って、本当に悪口ばかり言う。
これまでの彼とのお付き合いで、私はとても幸せだったのに、
自分の気に入らない男と娘が幸せになるのが、
まるで許せないかのようにぶち切れる母。
「あんな男と一緒になると不幸になるにきまってる!」
とわめく母。
預言者か?と言いたくなる・・・
普通は、親って子どもの幸せを祈るんじゃないの?
母親である自分の幸せ=娘の幸せ
自分の思い通りになる娘=自分の誇り
と思っている毒母。
この日、私は「毒になる親」に書かれていた、「対決」をすることを決めました。
この時は、「私が初めて、心から結婚したいと思った相手を侮辱するなんて許せない」
という一心からだったけど・・・
「もうこいつの言いなりになんてならない!対決してやる!」
と固く心に決めた日でした。
この日からおよそ一週間後、私は対決をしました。
そしてここから、絶縁へと
わたしは向かっていくのです。
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この記事は2011年に書いたものですが、
”間違った” 対決をわたしはこの後することになります…
「本、ちゃんと読めよ!」
と今ならツッコミたい汗
そんなわたしだから書けたこれらの記事なのですが、参考になれば幸いです
▼2018年の記事
▼2015年の記事
2022年 年末の加藤なほより