【Q&A】なほさんは”対決”しましたか? | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 
 
ご質問をいただきました。
 
ありがとうございます^ ^
 
 
ーーー
 
【ご質問】
 
親が毒親で、もう20年くらい悩んでいます。
 
対決をしようと思いますが、なほさんは対決はされましたか?
 
対決したほうがいいですか?
 
迷っています。
 
ーーー
 
【お答え】
 
お答えの前に、
 
ここでいう ”対決” とは、
 
毒親育ちにとって、メジャーな本、
 
「毒になる親」
 
に出てくる 対決 のことを指します。
 
 
 
ここにも書いていますが、対決はしています。
 
が、
 
今となっては、
 
とにかく楽になりたくて、抱えていた問題から解放されたくて、なんだか焦ってやってたような感じがします。
 
本には注意事項が書いてあったけど、後で読み返してみると、わたしには早すぎる段階で対決をしていたことがわかりました。
 
 
対決は、してもしなくてもどっちでもいいなと思います。
 
対決は、そもそも自分の人生を生きていきますという宣言みたいなもので、
 
自分の人生を引き受けるというか、自分の人生に責任をもつための儀式みたいなもの。
 
これが目的。
 
けれど、
 
わたしは何をはき違えたか、
 
親に私の今までの人生の不幸をぶつける儀式だと思ったのでしょうか、
 
親を変えようとして、これまでの人生がいかにうまくいかなかったか、
 
それはお前らのせいだ!
 
みたいな暴言を吐く機会にしてしまいました。
 
うまくいくはずがなかったorz
 
 
ご質問くださった方の現状が詳しくわかりませんが、
 
対決したからといって、現状が変わるかというとそうでもないです。
 
対決しても、しなくても、
 
自分の人生を生きる、自分の人生の責任を負わなければ、人生は変わらないから。
 
 
対決して、
 
自分の人生を生きる、自分の人生の責任を負うために自分と向き合えば、
 
その対決はしてよかったことになるし、
 
対決しなくても、
 
自分の人生を生きる、自分の人生の責任を負えば、
 
その対決はしてよかったことになる。
 
 
対決しても、
 
誰かのせいにして生きていたら、自分の人生を生きる、自分の人生の責任を負うことはできない。
 
自分らしく生きれず、幸せを手に入れられない。
 
誰かのせいにしているうちは、親のせいにしているうちは、
 
被害者意識で生きているということは、加害者がいるということ。
 
つまり、
 
加害者である誰かに振り回されて生きている状態ってことですよね。
 
これではいつまでたっても、あなたが本当にほしい、
 
”自分の人生を生きる”
 
”本当の自分を取り戻す”
 
というものを、手に入れることはできないとら気づいてね^ ^
 
 
 
とはいえ!
 
一旦被害者になり、親のせいにする時期もいるんです。
 
満たされなかった思いを、十分に吐き出すことをせずに、
 
被害者をやめるのなんて、無理だもん。
 
十分親のせいにして、被害者になっていい。
 
そこを経た後、
 
「誰かのせいにするのはもうやめよう
 
自分を生きよう」
 
と、自分と向き合うタイミングが、必ずやってきます。
 
 
そのタイミングを待つために、
 
自分の幸せを手に入れるために、
 
理解ある人に話を聞いてもらったり、
 
カウンセリングを受けたり、
 
なほが改めて始めるおはなし会(秋以降再開予定)に参加したりして、
 
思いを吐き出して、被害者卒業に向けていってねってことです。
 
昨日の記事に書いた、なほ的 アダルトチルドレンからの回復のステップをもうすぐ発表できそうだけど、
 
そんなふうにして、みんなステップをふんで、幸せになっていっているよ。
 
 
 
 
まとめると、
 
対決は必須じゃない。
 
大事なのは、自分の人生を生きると決め、自分と向き合うこと。
 
しかしそこに至るには、一旦親のせいにし、これまでされてきたこと、してほしかったことを吐き出すことが不可欠。
 
 
以上、なほ的お答えでした^ ^
 
ーーー
 
 
「わたしもおはなし会、やりたい!
 
やり方教えて!」
 
 
 
 
なほ