まるで事情聴取…「なほは婿をとります」 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 

<この記事の続きです>

 

 

 

 

両親の前に一人で座ることになった彼。

 



何を聞かれたかは、その1ヶ月後聞くことになりましたが、

毒母はお決まりの、「学歴」「仕事」「兄弟構成」「彼の両親の年齢」を聞いたそうです。

 



事情聴取のような雰囲気だったと思います。

 



和室からは重々しい空気が流れていましたから・・・



母は、事情聴取が終わると、母の夢を語っていたようです。

 



彼から聞いた話によると、このようなものだったそうです。

 



「なほはここから出しません。

 隣に家を建てさせて、そこに、婿に入ってくれる方と住んでもらいます」




あほか・・・



隣に家を建てさせて というのは、わたしが中学のときに家の隣の土地を買い、「なほはここに次男をとってここに住む」と言っていたことです。

 

 

 

《この記事》に書きましたが、父は婿養子です。

 

 

 

私は婿養子に入って、幸せそうに見えなかった父を見て、

 

「絶対に婿養子を取るなんて嫌だ」

 

と幼い頃から感じていたのですが、

 

母は自分のように娘である私をそばにおいておくのが夢であり、

 

その夢を偉そうに語ったんでしょう。

 



母の姿が目に浮かびます。



私は所有物じゃないのに、見事に「自分のものだから譲らない」とでもいうかのような姿勢。



母の話しか聞いておらず、洗脳されている父は、

「旅行に何度もいってるのに挨拶が遅くないか」

と偉そうに言った模様です。



・・・これまで父の日や母の日、あなたたちの誕生日に、

プレゼントと一緒にいつもわたしている手紙に、

「大切な人がいるから会ってほしい」と書いても、

何も言わず無視してきたのは誰ですか?



両親に、特に毒母に、すぐに彼を会わせなかったのには理由があったから。



私の恋愛を平気でふみにじり、今までの恋愛も何度か壊してきた母に、

大切な彼との関係を壊されたくなかったから。

 



彼との絆を固めてから、会わせようと思ったから。



《性被害も大きかった元彼のDV》で傷ついていた私は、

 

もう男の人を好きになることはない・・・

 

と思っていました。



でも、神様がチャンスをくれたように、彼と出会わせてくれ、両想いにしてくれました。

 



この大切な出会いを壊されたくなかった。



それを知らない父に、軽々しく、

 

「旅行に何度もいってるのに挨拶が遅くないか」

 

なんて言われたくなかった。

 



真実を話してなかったから、父がこういうのも仕方がなかったと思うけれど・・・






そしてわたしは、

 

”対決”

 

を心に決めるのです。

 

 

 

《母の言葉「あんな男と一緒になると不幸になるに決まってる!」》に続きます。