さらなる地獄のはじまり… 彼(現夫)を連れていった日 | 加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

加藤なほ 「"毒親育ち" からの人生改革」

毒親育ち、アダルトチルドレン、恋愛依存(DV)などの実体験を元に、"わたし" を生きる方法を伝えています。
▶︎セッション実績…2013年〜 5000件以上
▶︎メディア…NHK(クローズアップ現代+/あさイチ他)/朝日新聞/他多数。
▶︎著書「ワタシの母は毒親でした。」

 

 

<この記事の続きです>

 

 

 

 

 


去年の母の日から、母を無視しはじめ、その2ヶ月後。

 



彼と結婚したいと思っていた私は、勇気を出して、両親に会わせることにしました。



今思えば、母を無視し始めてから連れていったからいけなかったのかな とも思いますが・・・



母は、前日にこうメールしてきました。

「どんな男かわらかんから、履歴書書かせてきて」

と。



冗談なんかではなく、本気で です。



彼をこんな恥ずかしい母親に会わせたくなくて、

「やっぱりこなくていいよ」

と彼に言いましたが、

 

彼は、

「行くって決めたんだから行くよ。どうしていやなの?」

と聞いてきました。



履歴書の件を伝えると、彼は優しく笑って、

「書いていこうか」

 

と言ってくれました。

 



彼には、うちの親は面倒だとはいってありましたが、

このときはまだ、彼は母親の異常さに気付いていなかったから、

「冗談でしょ」と笑っていられたんだと思います。



当日、母は、約束の時間の30分前になると、

「草取りしてて疲れたから、30分後にして」

とメールを送りつけ、

そのあとには、

「今からお墓参りに行くから30分後に来て」

と、直前になって、時間を2度もずらしてきました。

 



会いたくなかったのでしょう。



強気でメールしてきましたが、会いたくなくて逃げ腰になっていたんでしょうねきっと。

 



正々堂々と会えばいいのに。



彼が玄関で挨拶をし、母は見下すかのように頭から足の指までチェックし、和室に通しました。

 



そして、お得意のお呼び出し

 

「お父さん!」

 

です。

 



父の部屋から父を呼びつけ、

「緊張するだろうから俺はいいよ」

という父を無理やり和室に入れました。

 



そして、私には、

「あんたはいいからおばあちゃんの手伝いをしてなさい」

と台所へ行かされました。



この後、うちで夕飯をごちそうするため、祖母がごはんを作っていたため、

その手伝いをしろ 

 

と。

(母は祖母に甘えて普段から料理をしないので)



彼は、私の両親の前に、一人で座ることになったのです・・・



今思えば、どうしてあのとき彼の隣に座っていなかったんだろうと後悔しています・・・


 

 

《まるで事情聴取…「なほは婿をとります」》に続きます。