こんにちは♪^^
いつもブログを読んで下さり
ありがとうございます。
\人に優しい人は内観上手/
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
☆
☆
☆
カウンセリングでは
こんな質問をよく受けます。
私も、人の失敗や欠点を許せず
それを責めたり、相手を怒ってしまうことに
悩んでいた時期がありました。
例えば、仕事中。
何度か打ち合わせをして確認したのに
あとから相手のミスが発覚し
『ごめん、これ急ぎで修正お願い!』
といわれた時
ちゃんと確認したのに何やってんだろ。
ちゃんと仕事しろよ。
と、相手だって悪気があったわけじゃないのに
そんなミスも許せず
「確認したはずですけど!」
「私が修正しないといけないんですか?ムスっ」
とチクっと嫌味を言ったり、反発してしまい
あとで自己嫌悪する...
「わかりました、仕方ないですよね♪」
と気持ちよく対応できない自分が嫌いでした。
あなたにも、似たような経験はありませんか?
特に彼やパートナー、家族との間で
こういった反応はでやすいですが
相手の失敗や欠点を許せず
嫌味を言ったり、批判的になると
罪悪感、自分が恥ずかしい気持ちなどが
あとから跳ね返ってくるため
そんな自分を好きはなれないし
何よりも、大切な人との関係が悪くなったら嫌ですよね。
わたしたちはどうしてこうも
相手の失敗や欠点を許せず
厳しくなってしまうのでしょうか。
このテーマについてずっと考え続けてきましたが
いきつくのは、
できない自分、失敗してしまう自分、自分の欠点
こういった自分の弱点を受け入れず、
自分の中から排除しようとしているからだと
私は考えています。
なぜそこまで、自分の弱点に敏感なのかというと
できない自分、失敗しまう自分、自分の欠点
こういった弱点を誰かに(主に親ですが)
責められた・否定された
頭ごなしに怒られた強烈な経験が残っていたり
そんな自分を許してもらった経験が少ないから。
このため、相手が失敗した時
自分が責められたり、否定された分
人にもキツく当たってしまう。
また、自分の弱点を許してもらえなかった
その傷みを克服するために
完璧な自分になろうと、
ずっと頑張ってきたからこそ
相手が、ミスしたり失敗しているのに
「これくらい仕方ないよね!」
と軽いスタンスでくることがどこか許せない。
私はいつもこんなに頑張ってるのに。
弱点をのりこえるのに必死なのに...
こういう屈折した想いが隠れていることも多いと感じます。
失敗は誰にでもある。
状況によってはできないこともある。
正しいことは頭でわかっていてもなお
それらが許せない!となってしまうのは
「私は自分の弱点をカバーし
完璧な人になろうとこれまで頑張ってきたのに
どうしてあなたはそうしないの?」
という怒りがあったり
相手に高いハードルを課しているから。
だからこそ、私たちには
自分の弱点を許すこと
できないことがあってもいいと受け入れること
が必要なんです。
できない自分
ダメな自分
自分の欠点
こういったものを許して受容するには
自分にはそういう部分もあると
素直に認めることから始まります。
でも、私たちにとって
それは難しいですよね。
まず、プライドが許さない。
昔の私も若さもあってか
ツンツンしていて
素直じゃないところがあったと思います。
今思えば、それらは隠れ蓑みたいなもので
トゲを出すことで
自分の弱点が相手に気づかれないようにしていたのだと思います。
自分の弱点を認められなかったのは
それを自分で認めてしまったら
そんな自分を否定されそうで怖かったのと
失敗してしまう、欠点がある
=恥ずかしい、無能の証
という思いこみがあって
人から軽蔑されるのでは?という不安があったからです。
自分の弱点を認めてしまったら
それが自分の全てになってしまう。
つまり、わたしが
無能で恥ずかしい人間になってしまう
それが怖かったため
弱点を認め、それを許して受容するよりも
それをどうカバーするか
そんなことばかりに気を取られていました。
愛着障害をもつわたしたちは
考え方が白か黒か、0か100か
どちらかに偏りがちなため
1つでも自分の弱点や
いたらない部分を認めてしまったら
それが自分の全てになってしまいそうで怖いし
不安があると思うんです。
だから気を張ってないと安心できない。
そういう趣旨の話をされるクライアントさんは本当に多く
必死に、恥ずかしい人間にならないように
人に失望されないように
グっと力を入れて
負けん気でやってきた。
そんな方が多いように感じます。
誰かの理想に応えようとしてきたり
人に受け入れてもらうことで
自分の価値を守る手段だったと感じます。
でも、なんです。
本当は、自分の弱点を自分の中からなくすのではなく
本当は誰かにそれを理解してもらって
それでも大丈夫、
あなたはあなたのままでいいんだよって
温かく受け入れて欲しいのではないでしょうか。
だとしたら、あなたが
自分の弱点を許していき、受容することが
あなたに本当に必要なことで
あなたが自分自身に
弱点があっても大丈夫
あなたはあなたのままでいいんだよって
自分を許し、受容できるようになることで
人のそれも許せるようになり、優しくなっていけるのです。
ダメな自分、できない自分
自分の欠点
イコールそれが自分のすべて、ではないし
失敗してはいけない
弱点を知られたら人に嫌われてしまうかも
という思いこみがあったとしたら
できない自分も
白点があることも、本当はみんな一緒で
それを許し合うのが対等な関係であると
幼少の頃に親から学べたかどうか
振り返ってみたら
一歩進むキッカケになるかも知れません。
そして、ダメなところも
至らないところがあっても
それが自分のすべてじゃない。
それをカバーする魅力や長所も
同じ位自分の中にあるのだから
意識してその部分にも目を向け
どんどん自分を認めていってあげる。
自分で自分の魅力や長所
いつも自分なりに頑張っていると心からわかれば
自分の弱点だって怖くなくなるし
すっと認め、受け入れられるようになります。
そうすると
彼や会社の人の欠点や失敗も気にならなくなり
イライラしたりすることもなく
ま、仕方ないかで
済ませることができるようになるので
あなた自身も一緒にいるひとも
みんなが笑顔になれ、
安心できる関係へ改善できるのです。
あなたは、もう大人になりました。
子どもの頃の無力な自分じゃありません。
失敗したって、欠点があったって
それでも許してくれる人は世界にたくさんいます。
今からでも遅くはないです。
少しずつ、その真実に気づき
あなた自身があなたを許していきましょう。
もう気を張らなくても
鎧は脱いでも大丈夫なんです。
ここまでお読み下さりありがとうございました。
<自分嫌い克服シリーズ>
失敗はいけないこと?できない自分がいても、あなたの価値は変わらない。