こんにちは、
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
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人の言動を悪くとる癖があり
一度ネガティブ思考に陥ると
グルグル嫌なことばかり考えてしまい
不快感が持続。
気持ちの切り替えができないことで
イライラ、モヤモヤが持続しやすく
感情の起伏が激しくなってしまう。
こんなことを日常的に繰り返し
機嫌よくいられず
毎日なんか、楽しくない...
こんな状態に陥ってませんか?
例えば、昔のわたしのとある一日。
朝は気持ちよく迎え、調子よく1日をスタート。
会社に出社し、仕事も順調に進んでいる。
午前中は比較的気持ちも落ち着いている。
ところが午後の業務に入り
ある同僚とメールのやりとりをしていると
同僚の自分に対する態度、
ちょっとしたメールの書き方が気になる。
なんだかよそよそしい。冷たく感じる。
もしかしたら、嫌われているかも知れない。
何かしてしまったのかも知れない。
と捉えてしまい、仕事が終わるまで
同僚のことが気になり
自分の業務に集中できない。ミスもしてしまう。
帰宅して、一旦は気持ちが落ち着いても
今度は彼が約束通りに連絡をくれず
自分のことを気に掛けてくれないことに
不満に感じ、また気分が落ちてしまう。
心の中では、同僚の自分への態度が再浮上し
そこに彼に対する不満や不安も上乗せされ
私は大切に扱ってもらえない。
私が何かしたんだろうか。
どうせ私が悪いんだよ。
こんなふうに、どんどんどんどん
悪い方に考えてしまい、気分が悪くなってくる。
こんなふうに
1日の中での気分の移ろい、
アップダウンが激しく
脳疲労、過緊張による身体の疲れなどに繋がり
とても生きづらかったです。
なんでも悪い方に考え
それを自分で止められなかったら
メンタル的に疲弊するし
人に怒りをぶつけたり感情的になれば
その人とうまくいかなくなり
余計に嫌な想いをしてしまいますよね。
もしこんなことを繰り返していたとしたら
あなたは気づかないうちに
自分の本当の感情に寄り添わず
合理的に考えて
その場をのりこえようとしているから
人の言動を悪くとり
一度ネガティブになると
自分をコントロールできなくなってしまうからかも知れません。
例えば、彼の態度が冷たかった。
彼が構ってくれない。
どうして私の期待通りにしてくれないの?
私のこと愛してないの?
こんな時、自分の本当の気持ち
寂しい、不安、悲しい
もっと私のことを見て欲しい
こういった本音に触れ、
それに対し ケアしようとせず
わたしに原因があるから、
彼はこういう態度なんだ。
と自分に責任があるように考えたり
本当は全然納得していないのに
大丈夫、忙しいだけだ。
と自分に言い聞かせようとしたり
彼が構ってくれなくたって、別にいいし。
と強がったり...
カウンセリングを通して
クライアントさんの話を聞いていくと
こんなふうに、合理的に考えたり
物事を自分の都合のいいように捉えて
対処しようとしている方が多いと感じてきました。
でもこのやり方は
自分の本心を押さえつけたり、
歪曲する形になりやすいので
余計に感情が大きくなり、
情緒不安定になりやすいんです。
これは全部、心の防衛といって
自分が傷つかないよう
自分を守ろうとする行為になるのですが
思考で対処しようとするのではなく
感情を受容することが
自分を安定させるうえで大事なんです。
ここまで書いて、
どうしてこのテーマにしてしまったんだろう、
伝えるの難しいのに...
ちょっと後悔しはじめました(爆)
でも、頑張って完走してみますね。
説明するのはとても難しいんですが
どういうことかというと
私は、感情をコントロールできるようになるには
思考で対処しようとしてはいけない。
と考えているんです。
意外に感じる人もいるかも知れませんね、、
どこの情報でも
冷静になれ!
みたいなことを書いていますしね。
正確には、目の前の人に
ネガティブになってしまうのは
自分の中の捉え方がそうさせていて
何か別のことがうわのせされている
というのを自分の中の常識とし
そのうえで
自分はどんな気持ちになっていて、
本当はどうしたいのか
相手にどうしてほしいのか
こういったことを
胡麻化さず受け止めることが大切で
最初から思考で自分を押さえつけるのではなく
自分の感情をいちど受容することが大切てま
これが、自分に寄り添うことなんです。
様々な角度から物事を考えてみる
つまり、思考を働かせるのは
次のステップなんですね。
愛着障害が根底にあり、人の言動を悪くとりがち、
絶対〇〇だと決めつけがち
その上、気持ちの整理がうまくできない傾向がある人は
自分の気持ちを知る前に
・こう思っちゃダメ!
・こんなふうに感じる自分がおかしい
・どうせ私が悪いし
こんなふうに、
自分の感情を見つける前に
様々なブロックが入っていることはないでしょうか。
そのブロックはどかして
本当の感情に触れられるようにしていくことが
内観のプロセスを深め
穏やかで安定した自分になっていくために
とっても重要なんです。
どうして感情を受容するのが大事かというと
気持ちが納得したり
自分の中に腑に落ちるものがあり
頭で考えていることに
気持ちが追いついてはじめて
私たちの行動や物事の捉え方は変わっていくからで
気持ちが納得しない、
思考に感情が追いつかないと
ただただ、反発するだけで
終わってしまうからだとわたしは思ってます。
例えば、わかりやすい話だと
あるお母さんが幼稚園の先生から
お子さんが、お友達のおもちゃをむりやり奪い
そのお友達を泣かせてしまったと伝えられました。
お母さんがここで
「おもちゃを奪うなんて、
そんなことしちゃいけないでしょ!」
と頭ごなしにしかるのは
その子の気持ちに寄り添ったことにはなりませんよね。
お友達のおもちゃを奪うことは、
道徳的によくないので、注意は必要ですが
どうしてそんなことをしてしまったのか、
子どもの言い分を聴くのが寄り添うことです。
どうしてそんなことをしてしまったの?
と、聞けば
「自分が使っているおもちゃよりも
お友達のおもちゃの方が素敵に見えたから」
「ママはいつも、ワガママ言わないでっていうから
お友達が持っているオモチャを買って!
って言っても
どうせ買ってもらえないと思ったから。」
こんな、子供なりの理由があるはずで
それを理解してあげたあとに
でも、お友達のおもちゃを奪うことは
その子を傷つけることになるからいけないんだよ。
と教えてあげれば、
聴く耳をもってくれるはずです。
ちょっとわかりにくい
例えば話だったかもしれませんが
これと似たことを、自分で自分にしてあげること
つまり、自分の言動や
感情を理解しようとすることが
感情の起伏を整え、
穏やかさを取り戻す秘訣です。
会社の人の態度がそっけない。
彼が連絡くれない。
嫌われたかも?
彼は私をどう思ってるんだろう。
こういったものがフツフツと湧きおこったら
きっと忙しいんだ!
私のことなんてどうでもいいんだ!
ではなく、何がそう感じさせるのか。
私はどんな気持ちなのか。
相手にどうして欲しいのか。
自分側に問うこと。
そして、そのあと思考を使って内観し
どうすれば自分も相手も尊重し
お互いが傷つかないか
自分の行動を決めていくことでうまくいくのです。
私たちの感情は小さい子供みたいなもの。
子供は感情的で純粋で自由奔放で
みんな感覚的に動いているから
そこに大人の理屈は通じないですよね。
自分の感情をわかってもらえた!と思わないと
大人の言うことは聞かないですよね。
私たちはみんな、そうなんです。
私自身もそうです。
だからこそ、
ヘンに冷静にならないで
いちどはちゃんと
ありのままの感情を
受け止めてあげと欲しいなって感じています。
思考優位になっている時には
気持ちがすっきりしないし
時間が経つと、また同じようにネガティブになってしまい
延々と、そのループを繰り返してしまう。
というサインがあります。
このループと断ち切るには
思考と感情をバランスよく動かすことが
大事なのですが
そうはいっても、
自分の感情を感じることが怖い、難しい。
愛着障害の方は
こっちの方が多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
そんなときには、自分の感情に触れる時
自分の感情に触れることが怖くなっていないか
自分で知ることが大切だと考えています。
例え話になりますが
一人で部屋にぽつんといて
誰とも連絡を取らない。誰とも話さない。
自分の意識としか一緒にいない、そんな時。
どんなことを感じるか。
ソワソワする。
なんだか居心地が悪い。
と感じるなら、
あなたは自分の気持ちに触れるのが
怖いのかも知れません。
このため、普段から
自分がどんな感情になっているか
小さなところから拾えるようになっていき
自分の感情をまっすく感じられるように練習していくと
思考優位で感情を抑えつけるようなやり方をしなくなるため
感情が爆発しやすくなることも減るし
感情に対して対処できるようになるため
人の言動を悪くとる癖も改善され
心が穏やかに整っていきます。
そうすると、恋人やパートナー、家族に対し
感情的になることも減り
みんなが笑顔でいられるようになるのです。
愛着障害の方は
幼少期から色々と思考を働かせ
アレコレ考えながら過ごしてきたため
思考優位の傾向が多く、これは立派な長所。
だからこそ、次に必要なのは
感情をゆっくり感じたり
感情に気づいていくなど
感覚の部分を強化していくこと。
本来の自分を取り戻すまで、
本当はあともう一歩なんです。
一緒に頑張っていきましょう。^^