身体の、特に神経のインスリン耐性を気功技術の力を借りて下げていくと、ぼんやりしていた頭がスッキリします。
といっても神経にアプローチするにはどうすればいいのよという話です。
遠隔でやればいいのかもしれないけど、神経に対する手触りがないな。
そもそも外から筋肉や骨は触れるけど、神経って触れるんだっけ?
そう考えたときにふと師匠から過去に学んだことを思い出します。
少なくとも僕が知る限り、一つ外から手で神経にアプローチできる場所があります。
それが上腕の腕神経叢です。(※1)
アプローチの仕方はシンプルで、まずポパイかシュワちゃんのようにムキっと力こぶを作ります。
※改めて見てシュワちゃんってすげえカラダだなと思います。また出会い直した。
力こぶが上腕二頭筋、その下というか反対が上腕三頭筋です。その上腕二頭筋と上腕三頭筋の間から上腕骨に触れます。
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その上腕骨の近くにコリコリとした部分があります。それが腕神経叢です。
本家ではその腕神経叢に、「神経の筋膜リリース」でアプローチできると教えられます。
実際ワークで腕神経叢に触ると指先がピリピリするなどの感覚を覚えます。すなわち腕神経叢を具体的に意識に上げることができます。
そこにアプローチするだけでも腕がゆるみ神経が通り、腕が動かしやすくなります。
それだけでももちろん尊いですし、喜ばしいことですが、神経の手触りを覚えたら「インスリン抵抗性を下げる」気功技術を流してみましょう。さらに腕が楽になってより快適に動かせるようになります。
また神経が意識に上がり、そこに具体的にアプローチして状態が改善された手触りを掴むことで、遠隔でのアプローチもそれ以前よりはやりやすくなります。すなわち、より気功技術の効果を感じることができるでしょう。
もちろん理論的には遠隔も対面(というか接触)も本質的には同じものです。(※2)ただ実際ヒーリングする際には、手触りが大事になります。(※3)
大事になるというか、多分手触りが全てです。
手触りがなければただの妄想で、それが行き過ぎると誇大妄想になり、運が悪ければ魔境堕ち、闇堕ちとなると師匠から習いました。(※4)
それはさておき、腕神経叢へのアプローチを通じて手触りを掴んだら、神経に対してインスリン抵抗性を下げる気功技術をたっぷり流し込んで、神経にできてしまったインスリン耐性を克服していきましょう。
ぼんやりとしていた頭がスッキリして、自分を取り巻く世界が色彩豊かに見えるでしょう。
神経のインスリン耐性が下がった状態で、いつも歩いている新宿中央公園を横切っていると、これまで気に留めてなかったものが瑞々しく僕の心を打ちます。
家族連れがビニールシートを敷いてのんびり横になっていたり、スタバのコーヒーを飲んで読書をしている人の姿や、近くの幼稚園からお散歩でやってきた園児たちが走り回っている姿や、互いの匂いをかぎ合う飼い犬たちや、風にそよぐ緑。
そういった普段通り過ぎてしまう人々や自然の姿が、改めて美しいと思い、続けてこう思います。
「これでいいのだ」、と。
インド研究家の伊藤武先生の著作で知ったのですが、バカボンというのは元々はサンスクリット語の「バカヴァーン(神/尊師)から来ているそうです。(※5)またバカボンパパの次男の天才児ハジメちゃんの名前は、赤塚先生と懇意にしていた哲学者の中村元(※6)先生から拝借したそうです。
それはさておき、「これでいいのだ」と自分の世界を了解した後に続けてこう思います。
「これでいいのだ」と思える人は、今地球にどれくらいいるのだろう、と。
ガザやウクライナで戦争に巻き込まれる子どもたちは?
インスリン抵抗性から様々な病気になって死にいく人々は?
おそらく「これでいいのだ」とは言えないはずです。少なくとも僕が彼らに「これでいいのだ」と偉そうに説くことはできない。
といっても僕には元祖コーチのルー・タイスや苫米地博士のように戦争に介入していくだけの力はありません。そもそも戦場に行きたくない臆病者です。
じゃあ気功とヒーリングを通じて全人類のインスリン抵抗性を改善して、肥満や病で苦しむ人々を救う、、、これも僕には荷が重い。最終的には、インスリン抵抗性をもたらす加工食品メーカーのような超国家権力(※7)と戦うことになるからです。
それは多勢に無勢ってやつです。
そもそもヒーリングはその人たちのゴールに応えた宇宙のシステムが起こすものであり、僕はあくまでもそのガイドに過ぎません。
そもそも僕もダイエットは自分でやったのではなく、師匠である本家主宰やRay先生のような先達たちの力を借りて成功したに過ぎません。すなわち他力です。
じゃあ何ならできるんだよという話ですが、たぶん僕は何もできませんw
無力な一人の人間です。
だから生命素粒子理論(※8)を踏まえた上での神様(自分より上位の存在)たちに頼むしかありません。
そして彼らの力を借りて、自分のスコトーマを外しゴールを見つけ、自分を変えていくことに専念するのみです。(※9)
僕はそれしかできません。
あなたはどうですか?
、、、と、神経のインスリン耐性を下げるお話から随分遠くまで来てしまいました。
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【脚注】
(※1)
上腕二頭筋と上腕三頭筋の間に指を上手にいれると上腕骨に当たります。
その上腕骨の近くにあるコリコリした部分が腕神経叢です。神経にほぼ直接的に触れることができます。
軽く触るだけでも、指先がピリッとしびれたりします。
腕神経叢の神経鞘(しんけいしょう)という鞘(さや)をゆるめてあげるイメージで整体すると、腕全体が動きやすくなります。アナログ回線がデジタル回線になるような感覚を覚えます。素早く動かせるようになります。
神経の筋膜リリースというのはかなり有効です。
気功整体の基本は付着部の点と点の関係と筋肉に緊張があるのか、物理的に弛緩しているのかの区別 2019年10月28日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※2)
ポイントは遠隔ヒーリングがこのように簡単だということです。
では遠隔のカラクリはどのようなものなのでしょう。
遠隔ヒーリングを説明するときに、僕はよく「全ての気功は遠隔」と言います。
例えば、皆さんが頚椎の歪みを調整されるとき、頚椎に気を流す、もしくは頚椎の情報を取り出して臨場感を持って操作されるとき、物理的に直接は頚椎に触れていません。首に触れて施術したとしても、触れているのは皮膚であり頚椎でも筋肉でもありません。
ほとんどの気功は肌にすら触れないで行います。
すなわち目の前にクライアントがいたとしても、実際にやっているのは遠隔ヒーリングなのです。距離がある生体に対して情報空間でアクセスしています。
ですから、その距離が1cmであるか1mか、それとも1kmなのかはあまり関係ありません。1cmでできれば、100kmでもできます。
遠隔気功はなぜ可能なのか? 2010年11月10日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※3)
c.f.♬すべて掴んだつもりになればまた傷つくだろう ほんとに要るのは有無を言わせない圧倒的な手触り♬ 2024年05月02日(「まといのば」本家ブログ)
(※4)
(蛇足ながら、意識はきわめて大事ですが、その意識の運用を間違えると、単なる妄想族ならまだしも普通に魔境に堕ちていきます。堕ちるのもまた自由ですが、、、、。ポイントは手触りのない妄想に意識を這わせないことです)
♫ もし私に触れてくれたらなら、幸せとは何かが分かるはずよ。ごらん、新しい1日が始まる♫ 2019年10月24日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※5)
サンスクリットの〝バガヴァーン〟(神/尊師)のベンガル訛りは、日本人の耳には「バカボン」に聞こえる。作者の赤塚不二夫はそれを知っていて、「天才バカボン」というタイトルをつけたこともわかっている。また、バカボンのパパの息子(ヘンな表現なのだ)のハジメちゃんの名とキャラは、赤塚不二夫と交友のあった偉大なるインド学者、中村元にあやかったものである。
(図説ヨーガ大全)
(※6)
日本を代表する仏教学者・哲学者
(※7)
資本主義が超国家権力を生み出した。これは間違いない。資本主義は民主主義の最大の敵である。これも事実だ。全世界の富の大半を0.001%の人が支配してきた。ロシアや中国、資源国がこれに反旗をひるがえしたのに対抗して、特に通貨発行権の再独占などを通してグレートリセット名目で、世界や経済制裁等まで経由して中世の世界秩序に戻そうとしてきたのも事実だ。結果は失敗で、2023年3月の比率では、G7先進7カ国の全世界GDP比率が30%に落ち込んだのに対して、BRICS5カ国の合計だけで全世界のGDPの31・5%とG7を抜いた。2030年には50%を越えると予想されている。
(『超国家権力の正体』p.p.198-199)
(※8)
「物理空間に最小単位があるように、情報空間にも最小単位がある」というのが生命素粒子仮説です。その最小単位が。私が提唱する生命素粒子です。
(新・夢が勝手にかなう手帳 2023年版)
(※9)
人をさばくな。自分がさばかれないためである。
あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。
なぜ、兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。
自分の目には梁があるのに、どうして兄弟にむかって、あなたの目からちりを取らせてください、と言えようか。
偽善者よ、まず自分の目から梁を取りのけるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取りのけることができるだろう。(マタイ7:1−6)
僕自身はこれこそが、メンターやコーチングの肝だと思っています。
このマインドセットで始めれば、クライアントの「目にあるちり」を取らせてくださいなどと言わないのです。スコトーマを外させてくださいなどと言わないのです。その前にまず自分の目にある巨大なスコトーマを外すことに専念します。なぜならコーチングをしながら、自分のスコトーマを外すことが、クライアントを変えることに気づくからです。結果的にクライアントのスコトーマを外すのです。
なぜ兄弟の目にある塵を見ながら、自分の目にある梁を認めないのか〜祝新庄監督!バリー・ボンズの秘訣 2021年11月03日(「まといのば」本家ブログより引用)