端的に言えば、何か食べ物を口にすることで、僕たちの血糖値は上がり、その血糖値を下げるためにインスリンは膵臓から出されます。
炭水化物はもちろん、肉や野菜でも、程度の差はあれどそれぞれ膵臓からインスリンを出します。
その過食によって過剰に分泌されるインスリンに対して、身体を構成する筋肉、神経、肝臓は耐性を持つようになります。
インスリン耐性を持つようになるとどのようになるでしょう?
それは糖が身体に入ってきてもその糖を細胞が吸収しようとしなくなります。細胞が糖を取り込めないと、細胞は枯れてしまいます。
そして身体の元気もなくなります。なぜなら糖をミトコンドリアが酸素にぶつけることで運動エネルギーであるATPを生成するからです。糖を取り込めなければATPは生成されません。
またインスリンは肥満ホルモンなので、脂肪細胞はどんどん肥えていきます。肥満の坂を転がり落ちます。
その頃には筋肉、神経、肝臓はインスリン耐性を持つようになり、それが進むと筋肉は痩せ細り、肝臓は解毒のような機能が果たせなくなり、そして脳は3型のアルツハイマーとなります。(※1)
そうならないためにはインスリンの過剰な分泌を避けることです。
何かを食べることでインスリンが出てしまうのなら、インスリンを出さないのはシンプルです。
食べない時間を長く持つことです。すなわち定期的な断食を行うことです。
しかし多くの人にとっていきなり断食に取り組むのは難しいかもしれません。
飽食な日本では簡単に加工食品は手に入りますし、しかも安価です。さらに超刺激をもたらすようにデザインされているので、ますます病みつきになり、中毒になります。
その結果インスリン抵抗性、肥満、糖尿病、悪性新生物(がん)、アルツハイマーは燎原の火のごとく広がり僕たちを苦しめます。
僕たちの健康はお先真っ暗です。
シビアな話をすれば、一度ピクルスになったキュウリは元には戻らないのですが、それでもワンチャンはあると僕は考えています。
それが本家由来の気功技術に身を委ねることです。
特に文字通り「インスリン抵抗性(を下げる)」という名称の気功技術に身を委ねることで、僕たちはインスリン抵抗性が下がるのを感じることができます。
特に神経に対して気功技術を流すと、マジで頭がスッキリします。頭に血がめぐり、世界がビビッドに明るく見えるようになります。
IQ・抽象度もそれまでよりも上がり、難しいと思っていたものがシンプルにわかったり、アウトプットの生産性も上がっていきます。
その喜びとともに、自分が徐々にアルツハイマーになる坂を転がり落ちつつあったことに気付かされます。
僕たちが自分の頭の不自由さに苦労したり、自分のゴールを思い出せずうまく設定できなかったり、重要な理論や知識を自由自在に引き出せないのは、もしかしたら神経にインスリン耐性ができつつあるからかもしれません。
少なくとも気功技術を通じて頭がスッキリするのを覚えると、さもありなんと思わされます。
神経のインスリン耐性が、僕たちの生産性が上がらない、少なくとも一つの原因ということはできると僕は考えています。
逆に言えば、気功技術を通じて神経のインスリン耐性をハックしてヒーリングできれば、僕たちの生産性はそれまでよりは上がるということです。
それをまずは気功技術に身を委ねることで体感しましょう。
そしてその体感を呼び水に、気功技術の本体である理論に触れて人体や宇宙のカラクリを深く理解しましょう。
そうすることでさらに強烈に気功技術は効きますし、気功技術をいちいち発火させずとも効果をもたらすことができます。なぜなら自分の頭の中(という宇宙)が理論の理解を通じて書き換わるからです。
単に気功技術を手にして終わるのではなく、よりディープに理解して使って、自分という宇宙を大きく書き換えていきましょう!
まあもちろん宇宙の理として、僕たちの記憶のみならず全ては忘れ去られ消えていきます。諸行無常です。
だけどいずれ全て忘れられ消えていくからこそ、いま目の前にあるものが全て美しいですし、愛おしいとも思います。そしてその美しさと愛しさを確かな心と身体全身で感じたいのです。
本家でおなじみのインド研究者の伊藤武先生の著作によると、かのゴータマ・ブッダも涅槃に入ると決断したときから、この苦しみに満ちた世界を愛おしく思い、その美しさを讃えたそうです。(※2)
そのエピソードを読んでブッダってカッコいいなと思いました。
終わりがあるからこそ、今あるものの美しさを讃え愛おしく思います。それを西洋の伝統で言えば、メメント・モリということになります。
この世を生きる喜びを全身で感じながら日々生きたいものです。
そのためには生きる喜びを感じる身体を取り戻し磨いていくのみです。
それはきっと神経のインスリン耐性でぼんやりとした頭ではないことは確かです。
インスリン抵抗性の改善やダイエットのサポートを通じて、そう望むみなさんのお手伝いをしていきたいと思います!!
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【脚注】
(※1)
インスリン耐性こそが、体重のホメオスタシスを動かす犯人です。いや、犯行グループの主犯格です(レプチン耐性、名前が似ているレクチンのホルモン擬態も主犯格です)。
朝も夜も、昼も3時のおやつにもインスリン警報が鳴り響き、オオカミが来たと言われ続けると、そしてそれが何年も何年も続くと疲れ切ってしまうのです。それは「オオカミが来た」と言っている方も、言われる方もです。
ちなみに、「糖尿病の人はごはんよりもステーキを」と言う言い方を以前、紹介しましたが、残念ながら間違いでした。
インスリンの発生は血糖値の上昇だけではなく、タンパク質に対しても(わずかながら食物繊維に対しても)起こります。
(糖質制限を勧めている人々のセントラル・ドグマは破壊されています)
このインスリン耐性は3つのグループに対して起こることが知られています。
筋肉、肝臓、神経です。
インスリン耐性ということは、「オオカミが来たぞ」と叫ばれても、外に誰も出てこないことに似ています(似ているだけです)。
「糖が来たぞ」と言われても、糖を取り込もうとしないのです。
糖を取り込めなければ、細胞は枯れてしまいます。
インスリン耐性はインスリンの過剰とセットです。オオカミが来たと大音量で叫ばれて、そして誰も出てこないのと似ています。インスリンは肥満ホルモンなので、脂肪細胞だけは肥え太ります。
皮肉なことに糖と酸素は我々に不可欠なものながら、我々にとっては猛毒です。
血糖値は下げねばなりません。拡声器を巨大にして、脂肪細胞に取り込ませます。
筋肉、肝臓、神経のインスリン耐性の末路はかなり悲惨です。シンプルに言えば、筋肉はやせ細り、肝臓は機能しなくなり、脳はアルツハイマーになります。
糖尿病はⅠ型とⅡ型が知られています。
Ⅰ型は遺伝子由来であり、Ⅱ型は生活習慣由来です。
しかし、そこにⅢ型があることはあまり知られていません。
Ⅲ型とは神経のインスリン耐性ということです。インスリン耐性ということは、糖が入っていかず、神経がやせ細り、我々の知るアルツハイマーになるということです。
「狼が来た」と繰り返しインスリンを出していると、ランゲルハンス島はオオカミ少年になるかも? 2019年04月20日(「まといのば」本家ブログより引用)
(※2)
「わたしは、3ヵ月後にマハーパリ・ニッバーナ(大般涅槃)に入る!」 すなわち死ぬ、──と、御齢八十になられたその人は宣した。旅のお伴をしているお気に入りの弟子のアーナンダに、 「ブッダはね、望むがままの寿命を得ることができるのだよ」 と重ねて言いつけたのに、アーナンダはぼんやりしていて、 「では、お師さま、永遠にこの世に留まりください」 と、願うことを逸してしまったのだ。それで、その人はスネてしまわれたご様子である。アーナンダはあわてて言った。 「グ、グルジー、永遠に生きて、この世にお留まりください」 しかし、 「もう手遅れなんだよ。ブッダがいちど宣したことは必ず成就する」 頑固なことで知られる老人であった。 この世を去る、と決めたら、それまで苦痛に満ちた穢土と観じていたこの世が、急に愛おしいものに思われてきた。あたりを見渡した。ちょうど雨季明けで、樹々は翠々と輝いていた。生命は瑞々しかった。 「樹々は美しい。この世は美しい」 と、その人は晴れやかに口にした。 「愛欲にまみれた人のいのちは、甘美である」 That's all right!
(「図説ヨーガ大全」)