TMダイエットはT理論に基づいて「他力」（※１）をベースとしています。
「他力」とは親鸞聖人が開いた浄土真宗で、おそらく一番重視されている考えです。
自力救済を傲慢と諦めて、弥陀の本願に身を委ねること（他力）で救われるとする思想です。
T理論や本家「まといのば」ではイエスの「神の愛」と重ねて議論されることが多いです。（※２）
肥満や病から逃れるのも、結局のところは他力であるとTMダイエットでは考えます。
なぜなら自分で努力してダイエットをしようとすると、必ずホメオスタシスに反発されるからです。
食事制限や断食は、自分の頭の中が書き換わっていない限りは必ず失敗に終わります。
意識でどれだけ理解したつもりになっても、無意識（身体）が理解していなければ猛烈に反発します。
特に食事はバイタルなものですから、下手に介入するとホメオスタシスが反発してより強固になってしまいます。
なのでTMダイエットは食事制限と断食は禁止です、最初のうちは。
とは言ってもダイエット・減量は基本的に食事管理と、繰り返しで恐縮ですがインスリンが分泌されない時間を作る（＝断食）が全てです。
食事管理や断食を考えなしにしてはホメオスタシスが反発しますが、結局のところ減量するには食事管理と断食をするしかないというジレンマが僕たちにはあります。
このジレンマを超えていくために、僕たちは「他力」にすがります。
それが気功技術に身を委ねる（※３）ということです。
本家主宰が生み出した膨大な気功技術の一つに、「インスリン抵抗性（を下げる）」というものがあります。
文字通り肥満や糖尿病の原因であるインスリン抵抗性（インスリンが分泌し過ぎて効かなくなっている状態）から解放されることができます。
この気功技術に身を委ねることで、高血糖で頭のぼーっとした感じが抜けて、目が覚めた感覚を覚えます。
IQと抽象度も上がりやすくなります。
また発火させることで筋肉の柔軟性が上がったり、食欲もそれまでよりも収まってきます。身体も動かしたくなります。
食欲が収まってくれば、食事に対する意識も自然と変わってくるでしょう。
気功技術に身を委ねることで、通常では難しい無意識の書き換えが行われ、自然と減量を実現するための食事が選ばれて行きます。
気功技術というのは先達たちの圧倒的な論理的思考の帰結（影）です。
特に本家主宰の論理的思考の帰結の写像として、気功技術があります。（※４）
僕たちはその圧倒的な知性に感謝し、その成果を借りましょう。
すなわち伝授を通じて気功技術を手に入れ、それをワークで発火させ身を委ねることです。すなわち他力です。
気功技術に身を委ねて、インスリン抵抗性を下げていく喜びを知ることからTMダイエットを始めていきましょう。
もちろん伝授された気功技術に身を委ねある程度IQと抽象度が上がったら、その気功技術に写像する本体の理論を理解していきましょう。ちなみに理論が深いレベルで理解できると、より気功技術が効果的に効くようになります。
また次のフェイズは理論を深いレベルで理解することで気功技術をいちいち発火させることなく効果を持続させる（＝自分という宇宙を書き換える）というものがあります。それらについてはまたおいおいやっていきましょう。
おっと筆が滑り過ぎました。
僕たちはまず気功技術という他力に身を委ねることから始めましょう。
そのときに必須なのが、エゴを捨てることと、やはりこうありたいという身体のゴールです。それをよく思い出しましょう。
それらはセッションでお話しする中で実装していきましょう。
まずはインスリン抵抗性を下げる気功技術の伝授から始めていきましょう！
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【脚注】
（※１）
他力（たりき）は、仏教用語で、衆生を悟りに導く仏・菩薩の力、仏・菩薩の加護のこと。特に、浄土門では阿弥陀仏の力、弥陀の本願力を指す。弥陀（他力）の本願とは一切の衆生を救おうとすることであると解されている。浄土宗・浄土真宗でも「他力」の「他」とは阿弥陀如来を指し、「力」とは如来の本願力（はたらき）をいう。本願他力ともいう。
（※２）
新約聖書は旧約聖書の理解が必要であり、旧約聖書は（キリスト教の文脈で読むならば）新約聖書が必要なのです。
旧約聖書と新約聖書は二匹のウロボロスの蛇のようにお互いが相手の尾を食みながら絡み合っています。
ただ旧約から新約へと神が移動したときに、大きな変化が起こります。
旧約の神は妬む神であり、そして契約の神でした。
新約の神は無条件の愛の神です。すなわち契約の破棄、契約によって愛を担保するのではなく、契約なしにも良きことをしてくださるのが新約聖書の神です。
天の父は、悪い者の上にも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らして下さるからである。（マタイ5:45)
とすると、神は不要となるのです。
ニーチェは我々が神を殺したと言いましたが、その最初の人はイエス・キリストであったということです。
ユングの理解で言えば、神は人を経験しようと思い、受肉して、そして磔に会い、神の不在の痛みを身をもって知り（エリ・エリ・レマ・サバクタニ）、そしてマトリックスのエージェント・スミスのように宇宙の細部に宿る存在になったということです（半ばジョークなので、さらっと流してください）。
これがイエスと親鸞が通じるところです。
阿彌陀佛を無限遠にしたように、イエスも神を無限遠にすることで、消去可能になり、縁起だけが残るのです。
そしてその縁起、もしくは関係の中にこそ、逆説的に神があらわれるのです。
「神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされる」のです。
神を見た者は、まだひとりもいない。もしわたしたちが互に愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし、神の愛がわたしたちのうちに全うされるのである。（ヨハネの第一の手紙4章12節）
♬誰かを愛するとは神のそばにいること♬〜互いに愛し合うなら、神はわたしたちのうちにいまし〜 2018年02月27日（「まといのば」本家ブログより引用）
（※３）
気功技術を使うのではなく、使われるという感覚がポイントです。
使役するのではなく、気功技術に使われる感じです。
コイントスやサイコロを振るときに、運を天に任せる感じと似ています（多分）。
（中略）
「使われる」というと聞こえは悪いのですが、これがコツです！
内部表現書き換えを生業にする人は支配したがりますが、支配されるのがポイントです。
情報に身を委ねるのです。
（スピリチュアルな言い方をすれば、宇宙に委ねる感じです。宇宙を信頼する感覚ですね）
天地は仁ならず、全てをお祭りの人形のように扱うという（老子）が、天は人に役割を与えてくれる 2021年12月25日（「まといのば」本家ブログより引用）
（※４）
僕自身は「第一原因」は自分の頭の中にあり、すなわち世界に偏在すると考えています。
ですから、気功技術というのは枝葉であり、物理空間に落ちた写像であると思っていますが、でも写像は大事です。
♬すべて掴んだつもりになればまた傷つくだろう ほんとに要るのは有無を言わせない圧倒的な手触り♬ 2024年05月02日（「まといのば」本家ブログより引用）
今日の記事は師匠が紹介していた映画に出てきたハヌマーン様の力を借りて書きました！！
c.f.「コツは骨」と分かったら、整体のコツは「骨で骨を触ること」その圧倒的な臨場感のみが大事 2024年05月08日（「まといのば」本家ブログ）
どこまでも真っ直ぐなバジュランギおじさんに、歪んで擦れて捻じ曲がった心を真っ直ぐ整体してもらったような気がします。
泣きはしませんでしたが、終わる頃には目から液体が出ました。
映画館でリバイバル上映している今こそ観ておきたい映画ですね！！