岡田斗司夫さんや本家主宰がおっしゃるように、基本的に人間社会というのは階級社会です。またほとんどの人が自分の所属していた階級から出ることはなく、そのまま人生を終えます。
基本的に上流階級は上流階級同士で世代をまたいで交流し、例えば仕事をお互いに頼み合ってお互いに栄えていきます。
c.f.日常動作をそのまま延長したかのような自然な踊り。なんとも「普通」に超絶技巧が繰り広げられる光景に 2022年10月03日
例えば先日亡くなった坂本龍一さんも、お父様は三島由紀夫や高橋和巳といった当時のスター作家の編集者で、文化的貴族階級でした。
※ご冥福をお祈りします。
坂本龍一さんの才能が素晴らしいのは当然ですが、それが見出されるにはやはりその階級が後ろに控えていたのではないかと勝手ながら推察します。ましてや当時は今みたいにネットがあるわけではないので、世に出て見つかるにはかなり大変です。
貴族は貴族同士で付き合いますし、その子息にもそれを受け継がせていきます。貴族といえばこちらの方を思い出します。
これを僕たち庶民はコネだとか妬み嫉みで批判しますがw、貴族の立場に立ってみれば当たり前だよねと思います。どこの馬の骨ともわからない人間よりも、お互いに見知っている人に重要な仕事や案件を託した方が、成功します。
そうしてまた貴族階級は栄え、さらに豊かになっていきます。ここでもモテと同様にマタイ効果は働くのです。
c.f.マタイ効果はフェロモンでも同じ「モテる者はますますモテ、非モテはますますこじらせるであろう」 2017年12月25日
これが身も蓋もない人間社会の現実です。どれだけ嘆こうがテロを企てようが、それは変わりません。
だけどその階級を上がる（移動する）ことができることもあります。それを可能にするのが、ビジネスや芸術、スポーツの世界で成功することです。
そしてその可能性を高めるのが、我らが「まといのば」本家の気功です。例えば自分の能力の輪（©︎ウォーレン・バフェット）に留まり、そこで狂ったような鍛錬をして様々なゴールを達成し、その中で見出された機能を果たすことで、それまでよりはひとつ上に上がることができます。
あとはそれにマタイ効果は発動させて転がしていけば、着実に上がっていけます。
ただそのときに邪魔になってくるのが、過去の階級で受けた洗脳や、それまでのセルフイメージとは違うがゆえに違和感を訴え出すエゴです。それをCreative Avoidance（創造的回避）と言ってもいいでしょう。
Creative Avoidannceはそれこそ創造的にせっかく這い上がって手にしたものですら粉々に破壊していきます。そして自分のみならず、自分の周りや尊敬する人たちの人生をも破壊してしまいます。
c.f.これだけ疲労していればエフィカシーなど上がらないことを身をもって学ぶことができました。 2022年12月19日
だからそれを避けるためにも、洗脳とエゴをぶっ飛ばす脱洗脳とゴール設定＆更新は我々のマストとなります。ヒーラーとして仕事をする以前に、共同体を生きる人間としての義務だと個人的には思います。
そんな脱洗脳とゴール設定を理解するために、今回は宗教における「啓示」を補助線として引きます。
c.f.「啓示のカラクリを正確に知る」とはどういうことか？〜11期ヒーラー養成スクールを前に(^^) 2014年12月12日
啓示は当然ながら宗教、特に一神教における要となるものですが、これがゴール設定を理解するためにかなり有効です。過去の預言者たちの記録や伝承を覗いてみると、彼らはほぼ強制的にその神からの啓示に従わされています。
c.f.「ああ、主よ、どうか、ほかの適当な人をおつかわしください」〜僕がバレエを選んだんじゃない、、、 2018年03月26日
預言者たちは皆最初その啓示を笑うか拒絶するのですが、終いにはそれに従い、大きなことを成し遂げていきます。例えば旧約のアブラハムやイスラームの開祖ムハンマドはそれに当たります。
啓示について、東洋学者の井筒俊彦先生は言語現象だとおっしゃいます。
『コーラン』の正しい読み方──入口は幾つもあると思いますが、『コーラン』全体が啓示の記録であるというところから、私としては、「啓示」の意味を探ることを第一歩として考えていきたいと存じます。最近は文化記号学（記号論）とか言語論とかが世に流行しておりますので、そういうものを読んでいらっしゃる方が、この中にもたくさんおられるのではないかと思います。そのような方々なら、すぐおわかりになることでございましょうが、「啓示」とは一種の言語現象です。一見、普通の言語現象とは著しく違った、異常な形のものではありますが、それでも、一定の発話行為に基づくれっきとした、まぎれもない言語現象です。言語現象であるからには、啓示といえども言語現象一般の基本的パターンに従います。ただ、通常の場合と少し違うのは、それが相互コミュニケーションでなくて、一方的コミュニケーションであるということだけです。普通のコトバのやりとりでは、ＡがＢに語りかけ、逆にＢがＡに語り返す──少くともその可能性がある──のですが、啓示の場合は、ＡがＢに語りかけるだけで、逆にＢがＡに語り返すということはない。その可能性もない。つまり、啓示においては、言語的コミュニケーションが、いわば一方交通なのです。
（『コーラン』を読む）
c.f.聴けよ汝ら！ 現世は遊びなり、戯れごとなり、虚飾なり（コーラン57:20） 2018年01月25日
言語現象ということは、程度の差はあれども、啓示は我々にも十分に起こりうるものだということです。それを僕たちはゴール設定と呼びます。
そのような方々なら、すぐおわかりになることでございましょうが、「啓示」とは一種の言語現象です。一見、普通の言語現象とは著しく違った、異常な形のものではありますが、それでも、一定の発話行為に基づくれっきとした、まぎれもない言語現象です。言語現象であるからには、啓示といえども言語現象一般の基本的パターンに従います。
しかしその形態は僕たちが普段経験している双方的なコミュニケーションではなく、一方的なコミュニケーションだと、井筒先生はおっしゃいます。
ただ、通常の場合と少し違うのは、それが相互コミュニケーションでなくて、一方的コミュニケーションであるということだけです。普通のコトバのやりとりでは、ＡがＢに語りかけ、逆にＢがＡに語り返す──少くともその可能性がある──のですが、啓示の場合は、ＡがＢに語りかけるだけで、逆にＢがＡに語り返すということはない。その可能性もない。つまり、啓示においては、言語的コミュニケーションが、いわば一方交通なのです。
この啓示とは一方的コミュニケーションであるというのが、ゴール設定を考える上で最良の補助線になります。すなわち、ゴールは僕たちが恣意的にどうこうできるものではなく、能力の輪の中に留まりwant toを貫いていく中で唐突に啓示のように訪れるものだということです。
それに対して拒否権はありませんw
従うしかないのです。そしてそのビジョンの啓示に従うことでしか、現状は変わっていきません。
そしてスムーズに啓示に従うためにも、僕たちのエゴや内なる洗脳は理論に基づいて潰していきましょう。理論を自分の情動記憶に基づいて歪めて解釈するのではなく、まっすぐ理論に対して自分を合わせていくようにすると、うまくいきます。
それを我々は「模倣」と呼びます。
そうしていれば自分の力はついていきますし、繰り返していけばより大きなゴールが描けるようになり、そこから強烈なエネルギーを引っ張ってきて現状を変えていくことができます。毎日が充実したものになるでしょう。
来たる日曜日の気功ニューフェイス講座では、そのような僕たちの経験や直観と反することの多い情報空間の仕組みとうまくやっていくための作法を、気功技術のアジュナの光のワークとともにシェアしていきたいと思います。このコツを掴むことができれば、ゴール設定しやすい成功しやすい自分に生まれ変わることができるでしょう。
今回もzoomでの開催ですので、遠方にお住いの方もお気軽にお申し込みください！
さらにパーソナルに突っ込んで実装していきたい方は一対一のセッションへ、そして自分でそれを実装し、今度は啓示を引き起こす側に回りたいと思う方は、ヒーラー養成スクールへどうぞ！！
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【受講資格】ブログ読者
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
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【受講料】 150,000円（銀行振込/Paypal）
【受講資格】セッション生およびセミナー受講生
【持ち物】 情熱とゴールと筆記用具
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