『玉昭令』感想④ | はぜさんのブログ

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中国ドラマ『玉昭令』全52話を視聴しました。
最後の感想ですにっこり


正直なところ、端木展颜が沈淵(端木の記憶の世界)から現世に戻ってきたあたりからは、官鸿(グアンホン)を見るために視聴していたようなものでしたにやり




ふたりが沈淵にいるパートはけっこう面白かったんです。
思い通りにならない人間関係とか戦いで兵士たちが疲弊していく様子、女性や幽族に対する根深い差別、将来の夢や仲間を思う気持ちなど、リアリティのあるエピソードが盛り込まれていました。

展颜も大活躍でした。
武芸の腕が認められて端木軍の副将になり、武器の作り方を教えたり、何か事件が発生した時には捕吏の知識を生かして推理を働かせたり‥とちょっと出来すぎなくらい指差し
そんな地道な努力と、将軍達の中で孤立しがちな端木を優しく支えた結果、端木は円満に婚約を解消し、ついに2人は正々堂々と両思いになったのでした拍手




ところで、端木温狐、2人の性格は沈淵と現世で全く違いました。
神仙の端木は単細胞でお姫様気質ですが、人間の端木は自分のことよりも部下の為に悩む真面目で優しい上司といった感じ。
現世では端木のストーカーと化していた温狐も、深淵では心優しくて正義感の強い若者でした。
沈淵の2人の方が、私は断然好感度が高いです照れ
红鸞は沈淵でも現世でも温狐に一途でしたね。




多くの仲間を失ったものの、故気を消す薬を手に入れて沈淵から現世に戻ってきた端木展顔
とは言え、沈淵に置き去りにしてきたはずの江文卿も蓬莱図を体に取り込み、なにやらすごいパワーを身につけて現世に戻ってきていました。
権力に取り憑かれた江文卿のせいで神仙、人間、幽族の三界は大混乱になり、事態はどんどん悪化していきます

‥ 沈淵に行った意味を忘れてしまうほど複雑になっていく展開に、私の頭も大混乱無気力
沈淵から帰ったところでハッピーエンドにすれば良かったのにって何度も思いました凝視
江文卿に振り回される神仙の長老たちのグダグダぶりは見ていて腹立たしいし、愛する妻を殺してしまうほど理性を失った江文卿の壊れっぷりもなんだかな‥という感じ。
このドラマ、登場人物の魅力が今ひとつ伝わらないところ、ディズニーそっくりな茶碗と薬瓶のキャラクター、血を吐くシーンがやたらと多い🩸‥などなど、残念な点はこれまでにもありましたが、最後の数話も見ていてかなりモヤっとしましたえー?

端木展顔の命を賭けた闘いによってしぶとい江文卿をなんとか退治したものの、ハッピーエンドまではまだ困難が続きます。
いくら官鸿をずっと見ていたいと言っても、さすがに長過ぎて疲れてきましたネガティブ
(官鸿の佇まいに見入ってしまうことは何度もありましたがニコニコ
ところで、『玉昭令』とは江文卿を討つために使った刀の名前で、三族の人々の『心力』が込められた神器なんだとか。
タイトルの意味が最後にわかって少しだけスッキリしました。

私の評価は5点満点中2点ショボーンショボーン
出演者のファン以外の方が果たしてこのドラマを楽しめるのかよくわかりません滝汗、おすすめポイントをあげるなら、まずは主演の官鸿张艺上の爽やかな美男美女カップルですね。
実際ふたりはとても相性が良かったみたいなので、画面からも仲睦まじさが伝わってきましたニコニコ

最初のうちは何となく頼りなかった展颜が、いつの間にか凛々しい剣士になっていたのも私の評価したいポイントです照れ

あとは、戦いの場面の迫力とか、精巧なCG、ワイヤーアクション、あまり私の好みではなかったけど華やかな衣装なども見どころでしょうか。
振り返ってみると、とても豪華なドラマであることは間違いありませんねゆめみる宝石

なんだかんだとエラそうに書きましたが、放送期間中は毎日楽しませてもらいました照れ
気になる方はぜひご覧ください