#ちょっと小耳に(10)

速記教練会

前回は、速記用語をいくつかご紹介しました。どの業界にも専門用語的な言い方がいくつかあると思います。速記の世界にもあります。もちろん強いて覚える必要はありませんが、知っているとその世界が少し身近なものになってくるのではと思い、ご紹介しました。

 

今回は、誰でも参加できる速記教練会についてのご案内です。

このブログを読んでいただいている皆さんは、多少なりとも速記にご興味を持っていただいていると思います。

*たまたま「楽らくメモ速記」のホームページに出くわして、ついでにブログを読んでみた。

ーありがとうございます。

*速記というものをちょっと見てみたい。やってみたくなった。

ーそうですか!

*でもやり方がわからない。速記文字の書き方を教えて欲しい。速記をやっている人たちと話がしてみたい。

ーそんな時こそ教練会を覗いてみたらどうでしょう。速記に興味がある方であれば結構です。全くの初心者でも優しく丁寧に教えてくれます。

 

ただ、「楽らくメモ速記」とは異なるところがあります

教練会での速記は、話す言葉を書き取るための通常の速記になります。メモ取りに特化した「楽らくメモ速記」(早稲田式)の発展系となりますが、同じ早稲田式であれば50音の速記文字はほぼ同じです(異なるのは、さ行とた行に変規文字というものがあります)。

教練会は、首都圏、関西圏が中心となりますが、オンライン教練会もあるようです。また名称も教練会、学習会、スクーリング、学ぼう会があります。

速記の方式も早稲田式や中根式など他の速記方式の方もいらっしゃいます。速記方式の違いも含め、通常の速記とはどんなものなのかを直に知ることができます。

なお、少額ですが会費があるところもあるようですので、お問い合わせいただけると幸いです。

 

なお、通常の速記が対象になりますが、日本速記協会ホームページの「学び場」の「トレーニングルーム」に音声付きの練習問題があります。

速度別になっていて、いろいろなテーマの練習問題が提供されていますので、教練会が近隣にないという方や独学されている方にはいい練習教材になると思います。

また「楽らくメモ速記」を学ばれている方もメモ取りの練習に利用してみてはいかがでしょうか。

気軽に楽しく学んでいきましょう。

(つづく)

 

これまでの「ちょっと小耳に」

(1)速記の始まりと今

(2)日本の速記はいつから?

(3)第1回議会からの会議録があるのは日本だけ! 

(4)日本の速記方式(前編)

(5)日本の速記方式(後編)

(6)弟子たち

(7)他の速記方式は読めない、書けない

(8)原文帳(げんぶんちょう)

(9)速記用語