今日も空き家相談。岐阜県多治見市の空き家を見てきました。

いまはひと息ついて、遅めの昼食を取りながら記事を書いています。


写真はイメージ。
実際食べたのはセブンイレブンのサンドイッチです(笑)




そういえば、前回書いた
空き家の片付けの記事が好評だったようです。

フェイスブックでたくさんのいいねをいただいたり、シェアもしてもらったり。

アメブロのPVも2000PVを超えててビックリしました。


私が空き家の記事を書きはじめたのは2010年。

当時は空き家なんてキーワードに需要は無いので記事へのアクセスなんてほとんどありませんでしたから、時代が変わったのかなぁと思いました。

これからもめげずに記事を書きたいと思います。


■やっぱり感情がジャマをする

「空き家の活用をするぞ!」
と意気込んで会社を立ち上げて、はじめて取り扱った空き家は愛知県某所の空き家でした。

空き家はかなり傷んでいて草はぼうぼう。
石を投げられたのか窓ガラスは割れててとにかく荒れ放題。

今でいう「特定空き家」に指定されてもおかしくない状態の空き家でした。
(特定空き家=固定資産税など税金の減免が外される可能性のある空き家)


空き家のとなりに住むおばあさんに話を聞いたら所有者は東京の方だった。

さっそく電話かけてアポイントを取り、新幹線で上京。

汐留の日テレにあるカフェでお話しました。

ちなみにそのときの待ち合わせ時に投稿したブログ。
2012年に投稿したものです。
改めて読むとブログというよりツイッターですね(苦笑)
↓↓↓↓↓↓
タイトル 商談



所有者さんいわく、

空き家になる前は両親が住んでいた。
両親が亡くなってからずっと空き家にしている。
生活の拠点が東京だから空き家の管理は盆と正月くらいしかできない。

過去には売却処分も考えたが、思い入れや思い出がジャマして行動に移せない。

そんな感じで何年も経ってしまった…といった状況でした。

その場で空き家を任せてもらい、売却と賃貸の2プランで活動開始。
現在は
新しい所有者の方がお住まいです。



■空き家を管理したくてもできない理由

空き家所有者の方をたどると、とおく離れた場所で暮らしている方が少なくありません。

先のケースは東京でしたけど、大阪や神戸へ出向いたこともありますので、とおく離れた場所に空き家を持っている方は多いのでは無いでしょうか。

そして、たまたまかもしれませんが、そうした方々は全国展開している大手企業のサラリーマンに多い気がします。

だって、みなさん全国で転勤する可能性があるから。

転勤すれば親と離れて暮らすことになり、結婚や出産、子育てなどの要因で、転勤先のどこかで定住する。

すると実家や実家の近くで暮らす可能性は少なくなります。

親が高齢化したり他界したときに、その実家は空き家になるというわけです。



■誰もが空き家問題に直面する

以前、ある中学校での講演したときのこと。

生徒に質問しました。
対象は1年生で、190名。

おじいさんおばあさんと別々に暮らしているかを聞いたところ、約9割の手が上がりました。

手を上げてもらったまま次の質問。
おじいさんおばあさんが独りで住んでるかを聞いたところ、半分の生徒が手が下がった。

ということは、約170名の子どものおじいさんの家が空き家になる可能性がある。

そのうち85名のおじいさんおばあさんが独居老人で、空き家になる可能性がとても高いということです。

核家族化が進み、親とは別々の家で暮らすのがあたり前になりましたが、親と子が離れて暮らすということは、それぞれに家があるということですから、実家は必ず空き家になる。

あなたがひとり人っ子なら、あなた自身の空き家問題になる。

兄弟姉妹が居るなら・・・この場合、相続の問題にも直面するかもしれません。

空き家問題って、実は他人事ではないことがわかると思います。


だから実家の将来のことも、いまから親と話し合っておくことが問題を幸せに解決する秘訣なんじゃないかなぁと思います。

祝日の昼下がりにコンビニのサンドイッチを食べながら、そんなことを思いました。