先日も空き家の現場調査をしました。
場所は愛知県一宮市某所。

歩いてすぐの場所にはキレイに整備された公園があり、スーパーやコンビニもあって、それらすべて徒歩ですぐの距離。

休日に子どもと手をつないで公園へ出かけたり、買い物へいく姿が目に浮かびます。
そんな暮らしがイメージできる日当たりの良い一戸建てでした。

この空き家、オーナーの要望を踏まえて賃貸物件として世に出せるよう企画します。
詳細が決まりましたらブログでもご案内しますね。


■貸すと返ってこない、は間違い


空き家を放置しておくと良いことは何もありません。
家は使った方が家のためにも良いにきまっている。

そう認識されている方は多い。
なぜなら

空き家にしていれば草は生えるしゴミはたまる。
家の中の空気の循環が悪く建物がとても早く傷む。
害虫が発生し、虫の死骸が落ちてることもある。
防犯面も良くないし、近所に心理的な迷惑をかけている。

家は住むためにあるのだから使った方がいいに決まっています。
住まないなら売るか賃貸物件として貸すのが正しい結論。

売ると決めたら価格など希望を明確にして売り出す。
売りたくないなら貸すしかありません。

ただ、貸すとどうなるのかがわからないという方が多いのも事実です。
そこで、当社によくある質問を紹介したいと思います。


■貸したら返してもらえるの?


はい。返してもらえます。
そのヒミツは定期借家契約です。

定期借家契約を使って賃貸すれば一定期間経過後に返してもらえます。
例えば貸し出す契約期間を3年にすれば、3年後に返ってきます。

具体的には、貸し出して契約が終了する6ヶ月前までにもう一度契約するかを決めます。
これを再契約といいます。(更新ではありません)

つまり、オーナーであるあなたが「再契約しませんよ」と言えば返してもらえ、「再契約しましょう」と言えばそのまま住んでもらえます。

私のつたない説明で伝わりますか?(笑)


定期借家の考え方を(強引に)レンタルビデオに例えてみます。

①見たい映画を決める(=物件を決める)
②レンタル期間を決めて借りる(=期間を決めて定期借家契約する)
③料金を払う(=入居費用と期間中の家賃を払う)
④見終わったら返却(=定期借家契約が終了)
⑤またはもう一回見る(=定期借家契約を再契約する)

こんな感じになります。
伝わってるかなぁ・・・(汗)

定期借家は、③と④のあいだに「そろそろ返却時期が近づきますよ」と案内が入る感じです。
映画ソフトの所有者であるレンタルビデオ店側は、自分の都合で⑤を拒否することもできる、というわけです。



■定期借家契約の課題と解決策

定期借家契約は、オーナーが返して欲しいと言えば、入居者は契約満了と同時に出ていく必要があるので、できるだけ長く住み続けたい入居者にとってはやや不安が残るのも事実です。

なぜなら契約満了時に生活がどのように変わっているのか予測できないから。
契約期間は年単位。先のことは予測できないし、家族が増えたり(減ったり?)で生活が変わっているかもしれないですからね。

一方のオーナーは、万一のとき、変な入居者に貸してしまったとき、キチンと返してもらえる安心感が欲しいのも事実。

でも良い入居者の方なら長く住み続けて欲しいと考えていることがほとんどです。
(良い入居者とは、ルールを守る方、家賃をキチンと払う方。あたり前ですが・・・)

つまり、オーナーも入居者もニーズはほぼ一致しているのです。

しかし定期借家契約の課題として、契約満了時の扱いがオーナーの都合にゆだねられている点がハッキリしないので、入居者の「借りたい心」にブレーキをかけてます。


空き家の活用を掲げている当社は、その解決策として、法律の専門家と組んで開発した、弊社オリジナルの定期借家契約書を使うことでこの課題に対処しています。

つまり、ルール違反をしない「良い入居者」なら再契約を約束し、同時に、オーナーが返して欲しいと言う場合の条件を、あらかじめ取り決めておくのです。


そうすることでオーナーも安心して貸せますし、入居者も安心して住み続けることができます。

家を安心なかたちで貸したい、空き家を活用したいなら、当社オリジナルの定期借家契約を活用すれば空き家も資産として活かせます。

時間も人生も有限です。
決断の先にあるゆとりのくらしに気づいたなら、迷わず行動しましょう。

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