開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -40ページ目

大運天中殺のさまざまな現象

私が鑑定に使う算命では、「大運天中殺」という見方があります。

四柱推命ならは「空亡(くうぼう)」という名前ですが、算命では「天中殺(てんちゅうさつ)」と言います。

昭和の頃、とある占い師がテレビでさかんにこの天中殺の恐怖をあおったため、一時期ブームになったようで、今でも天中殺=何か悪いことが起こる時期、ととらえてらっしゃる方が多いのかもしれません。

ただし、この占い師が言っていた天中殺とは12年のうちの2年間巡る天中殺で、さらに言えば、悪いことが起こる時期と軽卒に判断できるものではありません。

ただ、自分の気持ちがぶれやすくなるので、新しいことを始めるのには向いていない、ということは言えるとは思いますが。

で、今回この記事に書こうとしているのは、「大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)」というもので、これは人によって巡ってくる方と巡ってこない方がいらっしゃいます。

巡ってくる方も、大抵は20年間ですが、もろもろの条件が重なると、60年間という、人生のほとんどをこの大運天中殺で過ごす方も、ごく稀にではありますが、いらっしゃいます。

実は私の易の師匠、横井伯典はこの珍しい60年間の大運天中殺が巡った方でした。

27歳~87歳までの60年間が、師匠の大運天中殺期間だったのですが、私が師匠から聞いた話では、27歳の時に易に出会って易者になったそうです。

そして87歳の時に、築地の教室も閉めて引退されました。

まさに大運天中殺期間中、易者として人生を送っておられたわけです。


こんな方も珍しいですが、長年鑑定に携わっていると、さまざまな大運天中殺現象に出会うことがありました。

この期間中、とても運気が上がって我が世の春を謳歌された人も見ましたが、とても運気が下がって何をやってもうまくいかない、という人も見ました。

が、どちらの方も、大運天中殺が終わると、元の鞘に収まるというか、運気が上がっていた人は運気が落ち込んだと感じ、運気が下がった人は運が向いて来たと感じているようです。


これが私が教わった大運天中殺のパターンですが、実際にいろいろな方を鑑定してみると、これ意外にも特徴的な現象が出た方もいらっしゃいました。

意外に多いのが病気です。大運天中殺の入ったとたん、難病にかかりずっと寝たままになった方や、大運天中殺に入った頃から鬱病になって仕事が出来なくなった方がいらっしゃいました。

この場合、たいていは本人ではなく、ご家族からの鑑定依頼でした。

生年月日等のデータをいただいて解析してみても、どうもピンと来なかったのですが、体調が悪くなった時期と大運天中殺の時期が重なっていることに気がつきました。

そこでクライアントさんに、「○○歳ころから悪くなったのではありませんか?」とお聞きすると、「そうなんです。○○歳まではごく普通に生活していたんですが・・・」


人の運命は、さまざまな要素によって形作られているのですね。

ただ、ある先生から言われたことがあります。

「どんなに優秀な占い師でも、人の人生の100%は分からない。というか、分かってはいけない。どんなに優秀でも50%まで。それ以上は人間が踏み込む領域ではない。」

せめて50%までは到達したいものです。

人間の自由意志

命の占で鑑定していると、時々、人間の自由意志というのはあるのだろうか? と疑問に感じてしまうことがあります。

先日、算命のレッスンで、一応の決着となった大塚家具のお二人を題材に取り上げて生徒さん達に解説したところ、生徒さんの一人がこんなことを言われました。

「なんか人間って哀れですね。自分で考えて動いているつもりでも、干支に操られているんですね」

100%干支の暗示通りになるわけではないし、そこに自由意志は介在するのだろうとは思うのですが、それでも多くの例題を解析する限り、干支に操られているように見えてしまいます。


この大塚家具のお二人を調べている時に、以前に見たヤオハンの元会長、和田一夫さんのことを思い出し、命式を引っ張り出して改めて眺めてみると、やはり和田氏の幸運期が終わると同時にヤオハンが経営危機に陥り経営破綻していました。

以前、ほぼ同時期に勉強を始めた友人と和田一夫氏について議論したことがあったのですが、その時はまだまだヤオハンが絶好調の時でした。

その時は、この幸運期が終わると和田さん個人は運気が落ち込むけど、あれだけ大きな会社だから、会社全体がおかしくなることは無いのではないか、という結論になりました。

が、その後、実際にヤオハンが経営破綻したのを見て、あれだけの大きな会社でブレーンも大勢いたのかもしれないけれど、実質的には和田さんのワンマン経営だったのではないかと推測せざるをえません。


かねがね思っているのですが、経営者こそ、こういった命学を学んでいただきたいと思います。

従業員、およびその家族の生活を保証しなければならない経営者は孤独な存在ですが、それだけに先を見る道具を持っていたいものです。

秘伝?

私が占の勉強を始めた頃、よく「秘伝」という言葉を聞きました。

「これは秘伝だから教えられない」とか、

「秘伝を教えてあげようか? でも○○万円必要だよ」とか・・・

なんか「秘伝」て言葉を聞くと、ワクワクしませんか?

私はしました。が、残念ながら○○万円なんぞ、とっても用意できなかったので、その秘伝は伝授していただけませんでした。


が、いろいろな占術の勉強をしていて、結局私の場合、周易と算命を中心にするようになったのですが、この周易と算命を教えてくださった先生は、お二人とも、「秘伝」なんで言葉は、一切口にされませんでした。

周易の先生、というか、私にとっては偉大なる師匠、横井伯典は、「おれぁ、思いついたらすぐに教室でしゃべっちまうからな」と言われていました。

算命の先生は、「算命学というのは自然学です。自然の中に秘伝なんかないでしょう?」と言われました。


私は先生や師匠に恵まれていると思っているのですが、これはインド占星術で自分のチャートを見ても、5ハウス(インド占星術での)に木星が燦然と輝いているせいかもしれません。

師匠運に恵まれ、長く教えを乞うた先生以外にも、一度しか教えを受けなかった先生からも、とても貴重な教えをいただいたりしてきました。どのテキストにも書かれていないような、まさに「秘伝」とも言えるようなことも教えていただいたことがありました。


が、それをお伝えしていくのが、自分の役割だと思っています。

ですので、私は自分の生徒さんには、何一つ隠さず、私が知っていることは全てお伝えしています。

生徒さんからは、「先生はなんでも教えてくれますよね」と、よく言われますが、これは当たり前のことなんです。

私自身が、自分の先生、師匠から、なんでも教えていただいたからです。

これを自分一人で抱えていても仕方ないじゃないですか。

後進に伝えて、これをさらに発展させていただかなければいけません。

私がこれから、どれだけ成長できるか分かりませんが、後進の方々も、どんどん成長していってほしいものだと思っています。