大運天中殺のさまざまな現象 | 開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ

大運天中殺のさまざまな現象

私が鑑定に使う算命では、「大運天中殺」という見方があります。

四柱推命ならは「空亡(くうぼう)」という名前ですが、算命では「天中殺(てんちゅうさつ)」と言います。

昭和の頃、とある占い師がテレビでさかんにこの天中殺の恐怖をあおったため、一時期ブームになったようで、今でも天中殺=何か悪いことが起こる時期、ととらえてらっしゃる方が多いのかもしれません。

ただし、この占い師が言っていた天中殺とは12年のうちの2年間巡る天中殺で、さらに言えば、悪いことが起こる時期と軽卒に判断できるものではありません。

ただ、自分の気持ちがぶれやすくなるので、新しいことを始めるのには向いていない、ということは言えるとは思いますが。

で、今回この記事に書こうとしているのは、「大運天中殺(たいうんてんちゅうさつ)」というもので、これは人によって巡ってくる方と巡ってこない方がいらっしゃいます。

巡ってくる方も、大抵は20年間ですが、もろもろの条件が重なると、60年間という、人生のほとんどをこの大運天中殺で過ごす方も、ごく稀にではありますが、いらっしゃいます。

実は私の易の師匠、横井伯典はこの珍しい60年間の大運天中殺が巡った方でした。

27歳~87歳までの60年間が、師匠の大運天中殺期間だったのですが、私が師匠から聞いた話では、27歳の時に易に出会って易者になったそうです。

そして87歳の時に、築地の教室も閉めて引退されました。

まさに大運天中殺期間中、易者として人生を送っておられたわけです。


こんな方も珍しいですが、長年鑑定に携わっていると、さまざまな大運天中殺現象に出会うことがありました。

この期間中、とても運気が上がって我が世の春を謳歌された人も見ましたが、とても運気が下がって何をやってもうまくいかない、という人も見ました。

が、どちらの方も、大運天中殺が終わると、元の鞘に収まるというか、運気が上がっていた人は運気が落ち込んだと感じ、運気が下がった人は運が向いて来たと感じているようです。


これが私が教わった大運天中殺のパターンですが、実際にいろいろな方を鑑定してみると、これ意外にも特徴的な現象が出た方もいらっしゃいました。

意外に多いのが病気です。大運天中殺の入ったとたん、難病にかかりずっと寝たままになった方や、大運天中殺に入った頃から鬱病になって仕事が出来なくなった方がいらっしゃいました。

この場合、たいていは本人ではなく、ご家族からの鑑定依頼でした。

生年月日等のデータをいただいて解析してみても、どうもピンと来なかったのですが、体調が悪くなった時期と大運天中殺の時期が重なっていることに気がつきました。

そこでクライアントさんに、「○○歳ころから悪くなったのではありませんか?」とお聞きすると、「そうなんです。○○歳まではごく普通に生活していたんですが・・・」


人の運命は、さまざまな要素によって形作られているのですね。

ただ、ある先生から言われたことがあります。

「どんなに優秀な占い師でも、人の人生の100%は分からない。というか、分かってはいけない。どんなに優秀でも50%まで。それ以上は人間が踏み込む領域ではない。」

せめて50%までは到達したいものです。