開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ -27ページ目

星と環境

私が鑑定に使う算命学では、陰占(いんせん)という、十干十二支を使う方法と、これを星に変換する陽占(ようせん)という方法の2種をメインに使いますが、同じ生年月日に生まれれば当然ながら、陰占も陽占も同じものが配置されます。

 

が、実際の人物を見てみると、同じ生年月日、あるいは同じ星を持っていたとしても、全く雰囲気や性格が異なる場合は、よくあります。

 

算命学では、運命というのは、宿命と環境の接点から生じる、と言われており、たとえ同じ星を持っていたとしても、違う環境に育てば、その星の違う一面が出てくると考えられます。

 

 

先日、ある初老の女性からの鑑定依頼を受けたのですが、幾つかのご相談の後、こんな話を切り出されました。

 

「先生、実はわたし、離婚したいんです。というか、もう決意してるんです」とのこと。

 

この方のご主人は5年前に定年退職されて以来、ずっと働かずに好きなことをして暮らしてらっしゃるそうです。

 

それはそれで構わないんですが、と彼女は言うのです。

 

これまでの積み重ねもあり、もう耐えられないんです。以前、私が入院した際、私の通帳と印鑑を渡して、ここから生活費や治療費をまかなってもらったのですが、退院して銀行に行ってみたら、私の貯金が全部引き出されていて、残高が全く無くなっていました。

 

親(ご主人の)から受け継いだ土地やアパートもけっこうあって、義母から「あなたがしっかり管理してね」と言われて権利書や印鑑も私が管理していたのですが、これもなんだかんだと理由をつけて出させて、結局お金にして自分の趣味ややりたいこと、身分不相応な車などを買ってしまったんです。

 

etc.etc

 

いろいろなご主人に対する愚痴が次から次へと出てきました。

 

そこで、ご主人の生年月日を聞いて算命学でこのご主人の宿命を算出してみると、中心には貫索星(かんさくせい)という星がありました。

 

それで私は、この初老の女性にこんな話をしました。

 

ご主人は中心に貫索星という星を持って生まれてらっしゃいます。この貫索星というのは、陽の守備本能と言って、何かを守る力が強い星なんです。それも一人で守る。一人で守らなければならないため、どうしても頑固になりますし、要領は良く無い。

また、貫索星は樹木も象徴しています。時間をかけて、大きく太い幹を持った大樹になるべき星なんです。

 

しかし、あなた様のお話を聞いていると、貫索星が本来持っているような頑固だけど我慢強い面が全く見えてきません。

ということは、ご主人はかなり裕福な家に生まれ育ってこられて、何でも好き放題にやってこられたのではありませんか? と質問しました。

 

と、この初老の女性は、

おっしゃる通りです。この人(ご主人)は戦後すぐに生まれたのですが、生まれてすぐに母が病気で亡くなりました。それで主人の父は後妻さんを迎えたのですが、後妻さんが来るとすぐに、父も病気で他界してしまいました。

 

ですから、主人は実の両親のことはほとんど知らないんです。が、後妻に入った母は、周囲の親戚からの干渉もあり、なんでも好きなものを与えて育てたそうです。主人の好物の食事を与え、好きなものを買い与え、言われるままだったそうです。

主人の父は製薬会社の経営者だったもので、裕福な生活が出来たようですが、あの戦後すぐの時代に子供用の革靴まで揃え、この革靴は私の子供が小さい時に履かせたくらい丈夫なしっかりした作りでした。

今、先生のお話を聞いて、長年の疑問がやっと晴れました。主人はそういう星を持って生まれたにも関わらず、その星を使わないままここまで来てしまったのですね。

 

と話してくれました。

 

貫索星は陽の守備本能が本来の持ち味。何かを一人で守らなければいけません。が、一人で守るためには人の意見を一々聞いていられないのです。

自然と頑固になりますし、我慢強い性格のはずです。

が、我慢を強いられる環境を、特に子供の頃に経験していないと、我慢出来ない人間になってしまいます。

 

こういった、星本来の姿、星本来の力が発揮出来ていない様子を「星が陰転(いんてん)する」と表現しますが、このご主人の場合、まさに貫索星が陰転している状態なのではないでしょうか。

 

算命学の場合は、四柱推命と違い生時を使わないだけ使う星の数も少なくなりますが、馴れてるとそれなりに色々なことが見えて来るのが面白いですね。

 

私も、陰転した貫索星の例題はほとんど見たことが無かったので、これは良い経験になりました。

 

皆さんも、星の表面的な意味合いだけでなく、実際の人物に照らし合わせて考えてみてはいかがですか?

 

星の持つ奥深さもだんだんと見えてきますよ。

今日は地雷復の日

数日前にPCが突然動かなくなり、ネットもアクセス出来ないし、メールの返事も出せず、せっせとスマホのメールを開いて返信しておりました。

 

PC自体は電源が入るし、ネットワークを見てもちゃんとwifiはつながっているのに、なぜかブラウザもメーラーも立ち上がらないという原因不明の現象。

 

こういう時は易に聞くのが習わしの私。

 

さっそくサイコロを取り出して易に聞いてみました。

 

「元通りになって、また使えるように」という占的に出た答えは、

 

水地比 六四

 

でした。

 

これでほっと一息。やれやれ、また使えるようになるな。

 

水地比(すいちひ)は親しむ易。親しむんだから、もうこれで今使っているPCが壊れたままになることはないだろうと考えたわけです。

 

 

じゃあ、今日中に使えるかな、と聞いたら、

 

水山蹇 初六

 

ありゃ〜、今日はダメだ。明日か明後日頃かな〜

 

水山蹇(すいざんけん)は足萎えの意味。足の具合が悪いから目的地に到着するまでに時間がかかります。

 

でも、それはつまり、時間をかければ目的は達成出来る、ということの裏返しでもありますから、時間がかかってイライラすることを除けば、さほど悪い卦では無いと思います。

 

 

会計ソフトも入っているし、税理士に書類送らなくちゃいけないから、あまり時間がかかると困るんだけど。

 

 

でも、また元通りに動くらしいので一安心して、その日の日筮(その日の運勢)を見てみたら、これは

 

雷山小過 九三

 

あ〜あ、これが雷山小過か〜

 

雷山小過は飛ぶ鳥が網にかかってしまうので、高く飛べない。大きな事は無理、小さなことならなんとかなる、という意味ですが、この九三(3番目のポジション)の場合は「凶」という言葉がついています。

 

本田先生の解説によれば、「占ってこの爻を得れば、悪人に邪魔され、殺されることあり、凶」とあります。

 

PCが殺されたわけではないにしろ、あまり面白くない一日だということはおぼろげながら察しがつきます。

 

 

 

そして数日後、今日の日筮を見てみたら、

 

地雷復 六四

 

とあったので、お、これは、と思って朝一でPCを立ち上げてみたら、ちゃんとブラウザもメーラーも起動するじゃないですか。

 

地雷復(ちらいふく)は「一陽来復」で冬至の易とも言われますが、復活を意味します。

 

だからPCも復活するかなと思ったわけです。

 

やっぱり地雷復ですね。

 

こんな日常の雑事にも、ちゃんと易は答えてくれます。

 

なんて便利!

還暦過ぎたけどこれから新しい人生が始まるかも2

これは以前に書いた記事で取り上げた生徒さんのその後です。

 

「還暦過ぎたけどこれから新しい人生が始まるかも」

 

易にこれだけ強く言われて本人も考えたようで、11月から気持ちを入れ替えて占いの勉強を再開することとなりました。

 

が、その後、新年早々体調を悪くして手術を受けたので体調もさることながら、占いの勉強に対する意欲が薄れたのではないかと心配していたのですが、本人からは

 

「もう俄然、やる気になってます。病室でもずっとノート広げてました」

 

と、頼もしいお言葉。

 

やれやれ、と胸をなでおろしました。

 

 

ただ、占いでクライアントさんに対面(または電話でもメールでも)で鑑定するとなると、勉強して知識だけあっても対応できかねることが良くあります。

 

まあ、そこらへんのことは、元々接客の仕事には馴れてらっしゃる(彼女はカラーコンサルタントの仕事をやってらっしゃいました)から大丈夫かとは思うのですが、まずはタロットだけを使うにしろ、出たカードを資料なり本で確かめる余裕は現場にはありません。

 

このあたりをクリア出来れば、現場に出ても大丈夫なのではないかと思うのですが、これは実際に現場で体験してみるのが一番かな? とも思いますし、彼女の勉強の進み具合はいかがなものかと、先日のレッスンの時に、ふと思いました。

 

そこで、ご本人に易を立ててもらいました。

 

 

自分の勉強がどの程度すすんでいるのかを易に聞いてみました。

 

簡単な占的でやってみました。

 

まずは、「現時点の勉強運」そして「方針」の二つ。

 

 

そして出た易は・・・

 

勉強運  雷火豊 上六(らいかほう じょうりく)

 

方針   山風蠱 六四(さんぷうこ りくよん)

 

 

あらまぁ!

 

これはまた厳しい。

 

 

まず「勉強運」の雷火豊は、易の名前通り、「豊か」「豊大」なことを意味します。

 

だから、とっても勉強している、と思えるかもしれませんが、今回の雷火豊は上六。

 

 

ちなみに、「上」とか「四」とあるのは、易卦のポジションを表しています。

 

易の卦は6つのポジションがあり、同じ卦でもポジションによっては正反対の意味になることもあります。

 

また、「六」とか「九」というのは、そのポジションが陰か陽かを表します。

 

六=陰

 

九=陽

 

 

ですので、この易の「雷火豊 上六」というのは、雷火豊という易の最も上、6番目のポジションで、ここは陰であることを表しています。

 

同じように「山風蠱 六四」というのは、山風蠱という卦の4番目のポジションで、これまた陰であることを示しています。

 

 

さて、雷火豊 上六ですが、豊自体は「豊か」「豊大」なことを意味しますが、6番目、一番上のポジションでは豊かさを味わえません。

 

外だけ大きく(豊か)だけど、中身はスカスカ。大きな屋敷に住んでいながら明かりも灯けずに真っ暗な部屋の中で引きこもっているようなもの。

 

つまり、自分では勉強しなくちゃ〜、と思っていても、あまりやってないよね、という判断になります。

 

そして方針の「山風蠱 六四」は雷火豊 上六に対する戒めです。

 

山風蠱は、これまでの体制が大きく崩れて崩壊する。そしてそこから新しい秩序が生まれてくることを意味します。

 

つまり、親が死んだ、政府が壊れたなど、崩壊と再生を意味するのですが、六四の場合、親が死んでもヘラヘラしていて何もやるべきことをやらないドラ息子です。

 

やらなくちゃいけないことは分かっていながら、何も手を付けていないじゃないか、お前は!

 

易は厳しいですね。

 

 

易を立てたのは本人で、その本人に対して易が厳しく指摘したわけです。

 

「はい、全くその通りです」

 

焦ることは無いですが、少しずつでも前進していきましょう。