開運は自分を知ることから始まる 羽田一彦のブログ
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

易ってやつは・・・3

これも私ではなく、生徒さんが立てた易です。

 

我々易者は日筮(にちぜい)と言って、今日はどんな日になるかな?

 

ということを易に尋ねます。

 

 

 

この毎日の易の積み重ねが一月になり、一年になる。毎日どんな易が出るか分からないから、これは毎日やっておけ、と師匠からは言われました。

 

 

 

さて、この生徒さんは、普段はメガネ関係のお仕事をされていて、ご自分でも高額な金縁のメガネを持っていたそうなのですが、数年前にこれが何処に行ってしまったのか分からなくなってしまっていたそうです。

 

 

 

家中を探しても、すべての鞄を探しても見つからず、何処か仕事に行った際に忘れてきてしまったのだろうと、諦めたそうです。

 

 

 

 

それがなんと!

 

既に探したつもりでいた鞄の中か見つかりました!

 

と報告がありました。

 

 

 

そこで、その日の日筮は何だった?

 

と聞いてみたところ、

 

 

兌為沢 九四

 

 

だったと言うのです。

 

 

 

なんと言うことでしょう!

 

さすがです。

 

 

 

兌為沢 九四 にはこんな一文が書かれています。

 

 

「介疾あれども喜びあり」

 

 

「心配することもあるけれど、その心配も消えてなくなる」と言う意味です。

 

まさにこの日のことをドンピシャと言い当てている。

 

 

 

まったく易ってやつは・・・

易ってやつは・・・2

これは私の周易講義の生徒さんの立てた易の例題です。

 

 

彼は音楽が好きで、それも昔のポピュラーミュージックに造詣が深い。

昔アナログ盤で発売されていたものが今ではCDで再発されているのを、あれこれと購入されています。

 

 

そんな彼が、パット・ベネターのCDを探して新宿のTower Recordに行った時に立てた易がとても面白かったので、本人の許可を得て掲載させていただきます。

 

 

新宿のTower RecordにCDある

雷澤帰妹上六

 

 

無い

天地否九四

 

 

方針

雷山小過六二

 

 

 

 

易の素養のある方なら、雷澤帰妹上六を見れば、目的のCDが無いだろうことは予想がつくだろうと思います。

 

 

で、結果、易の暗示の通り、探していたパット・ベネターのCDは無かったそうです。

 

 

 

 

が、これは全く予想外だったらしいのですが、ケイト・ブッシュの買いそびれていたCDを見つけて、代わりというわけでは無いけれど、こちらを購入したそうです。

 

 

それを自宅に持ち帰ってしげしげと眺めてみて、とても驚いたそうです。

 

そのケイト・ブッシュのCDの一曲目に”Babooska”という曲が入っていたそうですが、これはロシア語で「おばあちゃん」という意味だそうです。

 

 

 

なぜこれに、これほどまでに驚いたのかというと・・・

 

 

自分で立てた易の方針・雷山小過六二には「その祖を過ぎてその妣に遇う」という言葉が書いてあるからです。

 

 

これは「小遣いをもらいにおじいちゃんに会いに来たけど、おじいちゃんには逢えなかった。でもおじいちゃんの代わりにおばあちゃんに逢えた。最初の目的は果たせなかったけど、これはこれで悪く無いね」(かなり意訳)

 

 

 

最初の目的のCDは無かったけど、別のものを手に入れられた。それも”Babooska(おばあちゃん)”に出会った。

 

 

 

全く、易ってやつは・・・

易ってやつは・・・

先日の方のご相談は、お仕事に関すること。

 

 

20年近く勤めてきた仕事なんですが、この間ちょっとトラブルがあって、もしかしたら辞めなければいけなくなるかもしれません。

もうすぐ定年なのですが、これからどうなっていくでしょうか。

 

 

ということだったので、まずは算命学で命式を作りました。

すると、もう3年もすると大運の変わり目になって、その先に大きく上昇しやすい運気が待っています。

 

となれば、今のこの窮状はかえって好都合かもしれません。

 

大きく運気が上がっていく前に、一時的に運勢が落ち込むのはよくあること。これがきっかけになって新しい運気に入ってからどんどんと昇っていける可能性も高くなります。

 

 

 

とはいえ、この方のご相談は目の前の仕事をどうするか、ということ。

今の仕事をやっていくのか転職した方が良いのか、ギリギリのタイミングで選択を迫られています。

 

 

となれば、3年後の話をしても仕方ないので、易を立ててみました。

 

 

 

今の仕事はどうしよう、今後はどうなるか、どうしたら良いか、こんな占的で易を立ててみました。

 

 

すると・・・

 

 

今の仕事運に

風沢中孚 六四

を得ました。

 

今後の仕事はどうなる、では

雷地豫 六二

 

どうしたら良いか、は

地天泰 六四

 

 

お話を聞いた印象と、易があまりにも違うので少々考えてしまいました。

 

お話を聞くと、とんでも無いトラブルが起きて、その責任を取って辞めざるを得ないのでは無いかとのことだったのですが、出た易はどれも、それほど深刻なものは無い。

 

むしろ冷静に対処すればなんとでもなりそうな印象です。

 

 

 

そこで、特に風沢中孚六四が引っかかったので、

「もしかして、どなたかの失敗を自分で庇ってらっしゃるんじゃ無いですか?」

と聞いたら、

 

「易ってそこまで分かるものですか?」

と驚かれた様子。

 

 

 

そして地天泰六四から、

「信頼できる上司の方がいらっしゃるようですから、その方に全部お話しして対策をとられたらよろしいのでは無いでしょうか」

と言うと、確かに信頼できる上司がいるそうです。

 

 

 

「その方はきっとキチンとお話を聞いてくださると思いますから、全部洗いざらいお話してみませんか」と言うと、

「分かりました、そうしてみます」と言われました。

 

 

それから、この仕事を続けた方が良いのか辞めた方が良いのかも易に尋ねてみましたが、

 

この仕事を続ける、が

山天大畜 上九

辞める、が

天澤履 上九

どうしよう(方針)に

水地比 九五

 

 

を得たので、このままこの仕事を続けられるだろう、いやむしろ続けた方が良いと判断しました。

 

 

まったく易ってやつは・・・

さりげなく、でも的確に答えを暗示してくれます。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>