虐待を受けて育った人のブログ -10ページ目

虐待を受けて育った人のブログ

僕は父と継母に虐待を10年以上受け続けて育ちました。児童相談所や児童養護施設を経て社会に出てからも葛藤の連続でした。そんな僕の過去と現在について書いています。

 

少し前ですが、虐待当事者として

お話をさせていただく機会をいただきました。
 
テーマは、『虐待当事者が見つけた幸せについて』 です。
 
 
何故僕が過去をさらけ出しているのか?
そして弟の話や児童相談所や児童養護施設の話、
そこから現在に至るまでにどんなことをしてきたか等
過去から現在につながるまでをお話しました。
 
この話を聞いた人は何か得るものはあるのだろうか?
と話している最中は不安でいっぱいでしたが、
スピーチ終了後には、こちらが恐縮してしまう位の
お褒めの言葉を沢山皆さんからいただくことができました。
"虐待当事者の声としてもっと世の中に発信するべきだ" と。
 
僕はハッキリ言って、自分に自信は全くありません。
自慢できるようなことは全くないですし、誇れるような実績もありません。
 
でも僕は今は "幸せだ" と心から言えます。
そしてそれは過去からの積み重ねがあったからだと素直に思えます。
だからこそ、過去も包み隠さずさらけ出せます。
 
幸せの形はひとそれぞれですし、
僕の生き方が誰しもに当てはまるとは言えませんが、
虐待当事者の一つの生き方として
ブログだけでなく講演会という形で発信していくこともアリかもと思いました。
 
これからは児童養護施設や、それに関係する集まりなどで
お話をすることができる場を自分なりに探してみようと思っています。
色々な場所で虐待を受けてきた人を応援したいです。
 
一度きりの人生、そして命は有限ですし、人はいつ死ぬかも分かりません。
残りの命の使い方を意識した人生を送りたいと思います。
 
 

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積極的に、色々な場所に足を運んだ末に僕は、ある考えが生まれました。

”虐待が起きている家庭では、夫婦の仲も悪い所が多い。
虐待をなくすために大切なことは夫婦円満なんだ!”

そう意気込んだ僕は、夫婦円満の手助けができるような活動をしたいと思い
『愛嫁家プロジェクト』という活動団体を創りました。
→愛嫁家プロジェクト(Facebookページ)

当時、所属していたボランティア団体で賛同してくれる人が何人もいて、
出だしこそ愛嫁家プロジェクトは、とても盛り上がっていました。
しかし、目的はいいものの実際に何をやるかが煮詰まらず、
そして僕自身の力不足もあって、愛嫁家プロジェクトは数回のイベントを実施した後に
自然消滅に近い形で消えてしまいました。この経験は僕にとって色々と勉強になりました。

その後、あるテレビ番組から取材の依頼が初めて来ました。
連れ子の家庭環境についての特集だったそうで、僕はその取材に迷うことなく応じました。
顔出しで出る、ということを伝えると番組のディレクターさんはとても驚いていました。
本当に良いんですか?と。迷いはありません。顔を出すことは、僕にとっての覚悟です。

また、テレビとは別にマイヒストリーの会という場で生い立ちを話す機会をいただきました。
僕の生い立ちを参加者の方はとても熱心に聴いてくれました。

更に、同じ位の時期にブログ経由で長谷川美祈さんという写真家の方との出会いがありました。

→長谷川美祈さんのHP


長谷川さんは、虐待可視化を目的とした写真集を制作したいと考えていてその被写体になってくれる虐待被害者を当時探していましたが、その被写体探しが難航していた。
そんな時に、このブログを発見してメッセージを送ったとのことでした。
もちろん僕はその被写体の話を迷うことなく快諾しました。
発信の手段は色々あって良いと思っていたからです。

後に、その写真集は無事完成をして
『Internal Notebook』という名で世に出ました。

→Internal Notebook

色々な事が少しづつ動き出していたこの頃でしたが、

どんなに忙しくても、ブログで生い立ちの更新だけはコツコツと続けてきました。
自分史を初めて作った時は、断片的な記憶でしかなかった過去も
この頃はだいぶ点から線になりつつありました。

”徹底的に過去と向き合おう。そしてどんな事実も受け止めよう。”
色々な活動を通じて、そんな覚悟が固まりつつありました。
そして、まるでそれを待っていたかのようなタイミングで
ある日、一本の電話が鳴りました。

電話の相手は父です。

 

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”虐待を無くしたい”そう決意したものの、実際になにをしたらいいのか分からない。
知識も人脈も無い僕は、まずはブログで生い立ちを書き始めました。
 

ブログを一通り書いて、その先をどうすればいいかで行き詰った僕はとりあえず図書館に行きました。すると、図書館の入り口に置いてあるチラシで、地域のボランティアセンターという所で
色々な活動の相談に乗ってくれるとの情報を知りました。早速僕は、そのボランティアセンターへ行ってみました。

”虐待をなくしたいと思っているのですが、どうしたらいいですか?”

窓口に行った僕は、開口一番にそう尋ねました。こんなざっくりとした相談だったにも関わらず、担当の方はすごく親身に相談に乗ってくれました。話していて、まずは色々な福祉関係者に会って現場を見て情報収集したらどうか?という話になり早速その担当の方が児童養護施設の施設長を紹介してくれました。更にはその施設長が、子どもたちの支援をしているNPO団体の代表の方を紹介してくれました。具体的なプランなんてなにもありません。持っているのは虐待をなくしたいという思いだけです。

最初の一歩を踏み出せた僕は、一気にスイッチが入りました。
仕事の休みを利用して、他の児童養護施設やNPO団体にアポイントを取って会いに行きました。
時には冷たく断られることもありましたが、そんなことを気にもせずに動いていました。

更には、ブログの読者さんと会ったり、メッセージでのやり取りもして
また虐待関係のイベントなども積極的に参加しました。
色々話を聞いている中で、ホームレスには意外にも若者がいて
更には児童養護施設出身者が結構いるとの話を聞いたため、
炊き出しをやっている団体でのボランティアに参加したり、
食品を生活困窮者に配っている団体のボランティアに参加したりもしました。

この頃の僕は、とにかく外に出て色々な場所に足を運んでいました。
 

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傾聴を始めました。

・吐き出したい思いがあるけど、誰にも話せない
・聞いてほしい事があるけど、誰にも話せない
・迷っている事があるけど、誰にも話せない

 
そのような思いを抱えた方、よろしければ僕にお話を聞かせてください。

僕は、中学から児童養護施設に入り、それからは、家に戻ることもなくずっと一人でした。
親に頼ることはできませんし、親戚もゼロ。
とはいえ、一人で自由気ままに生きてきました。

でも…

時々、心の拠り所がないことにすごく寂しくなりました。

時々、これから先の人生がすごく不安になりました。
時々、普通ではない家庭環境で育ったことにすごく腹がたちました。

 

これまで僕は沢山失敗をして、沢山の人を傷つけて

それによって色々な事を学んできました。

そんな僕になにかできないだろうか?と考えた末に思いついたのが

今回の傾聴です。

本当に苦しかったあの頃の僕が一番求めていたこと、
それは、育った家庭環境のこと…日々の怒り…未来への不安など
色々な思いを聞いてくれる"話し相手"が欲しかった、ということ。
でも、あの頃はそんな話を人にはできませんでした。
なぜなら、普通の家庭で育った人に複雑な家庭の話をしても、
到底理解してもらえないと思っていたから。
"虐待を経験してきた人"に話を聞いてもらいたかったのです。

色々なことを背負って一人で頑張っている人の

お役に少しでも立てればと思っております。
どうぞ、宜しくお願い致します。


【サービス概要】
◆内容
あなたのお話を聞かせてください。
お会いする場所は、基本23区内ですが、

交通費を支給していただければ、全国どこにでもお伺いしたいと思っていますが

僕は本業が不定休のため、仕事が休みの日だけの対応となります。
ご不便おかけして申し訳ないですが、宜しくお願いいたします。

◆料金
現在は実費交通費のみでお受けします(東京都在住です)

◆申し込み
⇒まずはコチラからお問い合わせください。
返信メールをお送りしますので、お話しする日程を決めましょう。

⇒利用者様の声はコチラです

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”今、直面している自分の悩みを解決できるかも”
そんな思いで迷うことなく入塾を決めたものの、冷静に考えれば考えるほどこの塾ってかなり胡散臭い。ちょっとでも怪しい塾だったらすぐ辞めよう。

そう思いながら半信半疑で通い始めましたが、そんな不安は間もなく吹き飛びました。
そこでの講義内容はどれも新鮮で、気が付くと夢中になって学んでいる自分がいました。

本気で学べば、自分が何者なのかが本当に分かりそうだと思えたからです。

同じ塾に通う様々な志を持った仲間たちとの出会いもとても貴重でした。

塾に通い始めてあっという間に3か月が経ち、カリキュラムも終盤に差し掛かってきたある日、
『自分年表作成講座』という講義がありました。
その講義は、自分の生い立ちを年表のような紙に書きだして、

最後に皆でそれぞれの生い立ちについてや、感想などをシェアするという内容です。

僕はそこで、初めて自分の生い立ちを紙に書き出すという体験をしました。
大人数の前で、生い立ちについてを細かく話したのもおそらくこの時が初めてでした。

僕は成人以降くらいから、人に生い立ちを話すことは避けていました。
普通とはかけ離れている僕の家庭の話を聞いたところで、それに対してどう答えていいか分からなくて、聞いた人をかえって困らせてしまうのではないかと思っていたからです。かといって『かわいそう』だとか『それ分かるよ~』などの軽々しい同情の言葉を掛けられるのも嫌でしたし、『親を悪く言ったら駄目だよ~!』とか『親は親なんだから感謝しなきゃ駄目だよ!』
そんな事を言われて傷つくことにも恐れていました。

でもこの時の周りの反応は違いました。

『よくここまで立派な人になられましたね。』
『生き延びてここまで来ることができて本当に凄いですね。』
などの言葉をみんなが掛けてくれました。これまでにない反応に僕は正直戸惑いました。

その日、家に帰り改めて自分年表を眺めてみました。
”確かにオレって本当に酷い家庭環境で育ったのに、よくここまで生きてきたよなぁ…。”
と素直に思いました。

家庭環境はもちろんのこと、それ以外でも命の危険を感じるような出来事は、実は今まで結構あったのです。それでも今…こうして生きている。
 

ん…!?待てよ…。
オレって…生きてきたのもあるけど、

もしかして”生かされてきた”のかな…。

でも…それは誰によって…?そう問いかけました。
僕は、亡くなった弟の隆(たかし)に生かされているのだとすぐに思いました。

では何故、隆は僕を生かしてきたのか?再び問いかけました。
それもまたすぐに思いました。

『これ以上虐待で命を落とす子をなくしてほしい』
 

たった3年でこの世を去った隆が、僕に対してその思いに気付いて欲しくて、
ここまで僕を生かしてきてくれたのではないかと思いました。

これまでのモヤモヤが無くなっていました。

 

”なんでもっと早く気が付かなかったんだろう…そんな事に…。
そっか…そういうことか…。隆はここまでオレを守ってくれてたんだね…ありがとう。
これからは隆の思いと共に自分の力でしっかり生きていくよ。”


僕は、亡くなった弟の”隆”の字と
隆の思いと共に”生きる”という決意を込めて
”橋本隆生”という名で、このブログを書き始めました。

これが橋本隆生という名前が誕生したきっかけです。
「橋本隆生」という名前について(過去の記事)

 

虐待をなくすために、自分にできることなんてないかもしれない。

もしあったとしても、それはきっと本当に本当にちっぽけだ。
でも…それでも、できることを精一杯やりたい。

それが僕の命の使い方、”使命”であると信じて。

 

ここから橋本隆生としての活動が始まりました。

 

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