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20Apr
- paruco produce 2024「リヤ王」
  先日skyシアターMBSへ「リヤ王」を見に行ってきました。お芝居は「セールスマンの死」以来久し振りでした。なんの予備知識もなくシェークスピアの「リヤ王」にひかれ、たまたま今日時間が取れたので即チケットを買いました。。段田安則、小池徹平、上白石藻歌、江口のりこ､高橋克実、浅野和之という豪華俳優陣と言うことも知らず､演出がショーン･ホームズということも知らずにいったので予備知識ゼロ。始まって直ぐは衝撃的でした。リヤ王がスーツ、３人の娘はピンク色のワンピース舞台は真っ白、無機質すべてをそぎ落としストーリーはすすみます。第１幕が終わるまでは違和感に馴染めなかったのですが、２幕が始まってからは、何となく引きずり込まれていきました。時代背景は違っても人間は同じ事に翻弄される悲劇です。skyシアターMBSのこけら落としだったようですがこの劇場もう行きたくないですね。観客席の数の割にロビーがとても狭くて休憩時間には人があふれ、トイレに並ぶ人までもロビーに。１２時開演で１１時１５分開場なの席には３０分になってからしかは入れずこのときからロビーは人だらけでした。休憩時間におにぎりやパンを立ち食いする人もいました。席が少ないのですから。終わってからも６階なのでエレベーターに乗りきれず階段。階段はそれなりの広さはあったのですがその通路が狭くてホント災害の時を考えると怖くなりました。鉄の階段、非常用のような階段でした。
08Apr
- 孫の入学式に出席！？
  去年娘のところの長男は夫、お婿さんが卒業した同じに入学しました。そんなおめでたい事はないと夫は仕事を休み娘夫婦と一緒に入学式に出席しました。もちろん夫の知りあいなどいるわけはないのですが、○十年ぶりの母校に感慨深かったようです。そして今年、長女が学科は違うのですが長男と同じ大学に入学しました。私が卒業したわけではないのですが、何となく長女は私が行くことになりました。女性が行くとなると着る物です。最初は､久し振りに着物でもと張り切っていたのですが、去年の土砂降りの雨のことを考えると却下。入学式は卒業式と違って春の装いで手持ちの淡いグリーンのパンツスーツなんて考えましたが娘から目立たない装い地味な服と釘をさされました。といううことでこれにかこつけて黒のパンツとブラウス、パンプスは買ってしまいましたが。。そして当日の朝、ななんと娘から連絡がありコロナになったというのです。元々お婿さんは仕事の都合で出られなかったので、私が行くことにしていて本当に良かったと思いました。無事に入学式も終わり保護者会にも出席して大任を果たす事が出来ました。あたたかくて良いお天気、桜も満開でした。
29Mar
- 熱狂のタンゴ
  ピアソライヤーの最後を飾る真打ち登場と銘打ったコンサートに行ってきました。2021年ピアソラ生誕100年、22年没後30年と続いたピアソライヤーの最後に最高のメンバーによる演奏でした。新時代ピアソラ演奏の金字塔だそうです。バンドネオン　三浦一馬コントラバス　黒木岩壽ギター　　　　大坪純平ヴァイオリン　石田泰尚ピアノ　　　　山田武彦この3年間に何回リベルタンゴを聴いたことか。。そして毎回この曲に心躍りました。タンゴは、もっと小ホールで聴いた方が臨場感があって良いのかも入れませんが大ホールの片隅で心酔していました。来年の同じ日に又このメンバーで演奏するそうです。来年も絶対に行く
15Mar
- 金沢まで最後のサンダーバードに乗りました。
  学生時代の友人と金沢まで泊まるでもなくただただサンダーバードに乗って金沢でお昼ご飯食べて帰って来るという贅沢？？な旅をしてきました。特別おいしい物を食べず名産品も買わず。唯一行きたかった21世紀美術館は、地震の影響で閉まっていました。金沢まで行くのにこんな便利で安い電車がなくなってなんで新幹線なん？って怒る友人に付き合って大阪発9時12分のサンダーバードに乗りました。友人はなぜか京都から乗りたいと言うので私が大阪から席を確保しておきました。自由席は空いていました。最後のサンダーバードだから混んでいるのではと思ったのですが、みんな新幹線のほうに気がいっているのでしょうか。。電車に乗ってからは、ずっとひたすら私達にはどうしようもない世の中の理不尽なことを愚痴り、どうでも良い中学生時代の英語の先生の口癖のフレイズを言ったり高校時代の修学旅行の話から音楽の時間のコーリューブンゲン？？、大学時代の友人の近況などなど。メールでは、今度会ったとき､村上春樹の悪口言うわと書いてあったのにそれは忘れてたみたい。20時過ぎに別れるまで普段1人暮らしの友人はしゃべりまくり私は、相づちをうったり反論したりとそちらで結構疲れました。でもそういう疲れって次の日までの残りませんね。
29Feb
- ブランデンブルグ協奏曲
  先日、ブランデンブルグ協奏曲のコンサートに行ってきました。第1番から第6番まで全6曲。1番から6番まで通して演奏されるのはあまりないように思います。堀米ゆず子withPACオーケストラの演奏でした。私の大好きな協奏曲でそれが聴けて幸せな一時でした。4番からが特に有名でしばしば演奏されるので皆さん聴かれた事があるとお思います。今回はリコーダーはフルートでヴィオラ・ダ・ガンバのパートはチェロだったのですが、それは気になりませんでした。以前チェンバロのパートをピアノで演奏されたときは、ちょっとがっかりしました。やはりあのチェンバロの響きがこの協奏曲の醍醐味です。このメンバーでの演奏のCD収録は､無理だったのかCDが売っていなくて残念でした。ライブ録音のCDでもよかったのに。。いつもコンサートに行く度に挫折してしまったピアノに又未練が出てきてレッスンを再開したくなります。
17Jan
- 個性的？変わり者？
  自分の子供の時には客観的に見る余裕は､なかったのですが、孫になると短所も個性として受け入れています。8人いる孫の中でも次女のところの3番目の女の子は今7歳ですが､3歳ぐらいの時から個性的、変わってる？女の子です。私のうちに来ると紙袋に自分のお宝(私から見るとガラクタ)を入れ、押し入れ、机の下、クローゼットに隠すのです。1つなら良いのですがいくつもいくつも。彼女が帰った後、お掃除をしているといろんなところから紙袋が､出てきて驚かされます。しばらくはそのブームが続きました。ひらがなも幼稚園を卒業する頃には、上二人は書けたのに覚えようとしないのでどうなる事かと思いました。ピアノも習いたくないと言うし。幼稚園受験、小学校受験を、させた私としては阪神間に住んでいなくて良かったとつくづく思いました。娘は全然気にしていませんでした。ところが学校に上がってすぐにスポンジのように色んな事を吸収して、ひらがなはすぐに書けるようになったしその字の綺麗な事。学校から帰って来て自分から進んで宿題をし、国語の教科書を音読しているの聞いて感動すら覚えました。当たり前の事が出来ただけなのに。と言うことは、早くから色んな事が出来なくても心配いらないと､今頃になって納得しました。その彼女、今は2年生にして片付け魔。出掛ける寸前、みんな待っているのに散らかして行けないのです。必ず元あったところに戻す。片づける。我が家に来たときも私が使おうとして出しているものを勝手にかたづけるのには、困りましたが。その片鱗は、それも3歳ぐらいの時、1人我が家に泊まった時のこと(泊まりたくて噓寝をして置いて帰って欲しかったみたい)朝起きてパジャマを畳むのは、わかるのですが、ベッドの掛け布団を綺麗に畳んでいたのには驚きました。いままで我が家に泊まった誰よりも綺麗にベッドもしていました。夏休みはあばあのうちに1人で泊まりたいと言うのではなく兵庫県に行きたいから迎えに来てほしいそうです。ちなみに今は、ピアノもプールにも行きも3年生から塾にも行くそうです。
04Dec
- 今年最後のお楽しみ
  先日、同級生(と言っても､彼女は高校から東京の某有名音楽大学の付属高校に転校していって中学だけ一緒)が伴奏する女声コーラスのコンサートに行ってきました。総勢21名、1部ではオレンジ色のロングドレスに金色のボレロ。2部では白のブラウスに黒のロングスカート。休憩を挟んで2時間近いコンサートなんですが､驚くなかれ平均年齢が80歳暗譜で立ったままなんです。凛として歌う姿は、美しく全く年齢を感じませんでした。曲目は賛美歌にはじまり外国の歌、女声合唱とピアノのためのうた､女声合唱曲「水のいのち」でした。自主的?にアンコール曲2曲指導の先生が高齢者だからといって楽な呼吸法で発声練習はしないそうです。ヨーロッパにも4度､演奏旅行に行ったことがあるそうです。コロナ下で団員が半分になってしまったのは、残念ですね。神戸文化ホールの中ホールは親戚、関係者？？でほぼ満席でした。もちろん拍手喝采。私の友人はまだ今年2回、ほかのコンサートの伴奏があるそうです。一時はすべてのコンサートが中止になり嘆いていたのに本当に良かったと思います。彼女のピアノ演奏は本当素晴らしいのです。もう亡くなられましたが、ある声楽家は、彼女の伴奏でしか歌われませんでした。　今年も余すこと僅か来年もコンサート行きまくりたいです。油絵も打楽器も習っていたのに何一つ極められなかったけれどそれらを楽しむ事が出来て幸せです。
29Oct
- 東寺　ゼロからの祈りのコンサート
  「ゼロからの祈り」「シルクロードへの想い」この企画は構想から20年、実行から7年がたったそうです。10月27日18時から東寺の境内で「水を想う、文化を想う、平和を想う」と題してコンサートが行われました。今まさにこのテーマに運命的なものを感じます。宮司による祈り､琵琶，笙、和太鼓の演奏、平原慎太郎のダンスの後にヨーヨーマ＆キャサリン･ストットによるコンサートがありました。17時頃から雨、雷、雹という荒れた天気でまず中止だろうと思っていたのですが、開催にあわせたかのようにお天気が回復しました。観客2000人あまり、境内で荘厳な雰囲気に包まれました。屋外で響き渡るチェロとピアノ、いつもと違う感慨がありました。それにしても寒かったです。
22Oct
- 秋はタンゴ
  秋は、やっぱりタンゴです。今日、又芸文ホールへタンゴを聴きに行ってきました。小松亮太、ピアソラというキーワードで行かないではいられません。ラスト・タンゴ・インパリにはじまり夜のプラットフォーム小さな喫茶店碧空ジェラシーブルータンゴ淡き光にエル・チェクロ想いのとどく日バンドネオンの嘆き(＆ダンス）ラ・クンパルシータ2部首の差で目覚め薔薇は美しく散るオブリヴィオンアデｲオス・ノニーノリベルタンゴ知ってる曲ばかりだったし小松亮太のバンドネオンで奏でるリベルタンゴも最高でした。至福の時というのはこういう時間だとおもいました。今回はアルゼンチンタンゴ世界選手権で1位になったことのあるＮAｎａ＆Ａｘｅｌのダンスもあって本当に楽しかったです。
05Oct
- 心のビタミン剤
  日曜日、久し振りに西宮芸文ホールへ行ってきました。三浦謙司のピアノリサイタルです。ピアノで弾く「ラプソディインブルー」が聴きたくて行ったのですが，彼がこんなに人気があったとは、失礼ながら驚きました。大ホールの5階席までほぼ満席でした。「ラプソディインブルー」ジャズとクラシックの融合であるこの曲はピアノソロでも圧巻でした。「パリのアメリカ人」も聴きたくなりました。選曲も秋にふさわしい馴染みの曲が多かったので聴いていて楽しかったです。やはり時々は生の演奏で心をリフレッシュしたいものです。　行く度に芸文ホールの色んな催しのパンフレットを沢山貰って次は何に行こうかと考えるのも楽しいものです。
10Aug
- 夏休み　自由研究
  先日、小学校3年生と5年生の孫を連れてシンフォニーホールであった「夏休み自由研究は、これで決まり」と題した関西フィルが毎年開催している定期演奏会に行ってきました。地方に住んでいる孫に本物？？の音楽を聴かせかったのもあります。この体験が身体のどこかに残っている事を信じて。今年のテーマは「音楽と物語」です。名曲に秘められた「物語」を紐解いて音楽の魅力を感じていくというものでした。1曲ずつ優しく説明がついて子供たちにわかりやすかったと思います。子供のレベルにあわせた選曲というのではなくストーリー製に富み楽しめる。聞き慣れた曲にこんなストーリーがあったのかと再確認しました。オッフェンバック　「天国と地獄」序曲」より”カンカン"モーツァルト　　デｲヴェルテｲメント　K.136より第一楽章チャイコフスキー　　「白鳥の湖」より”4羽の白鳥の踊り”カバレフスキー　「道化師」よりギャロップシベリウス　　「フィンランデｲア」ロッシー二　　「ウイリアムテル』序曲メンデルスゾーン　「真夏の夜の夢」より序曲・スケルツォ･間奏曲･夜想曲･結婚行進曲2時間近くあったコンサートでしたが長さを感じさせない子供たちにとっても楽しいものでした。知らない曲もあったようですが半分は聴いたことがある曲だったようです。近頃は西宮の芸文ホールばかり行ってますが久し振りにシンフォニーホールに来てやはりこのホールの素晴らしさを再確認しました。　昔はよく娘たちを連れてこのホールやいずみホールに行っていたのを思い出し孫を出汁に本当は私が行きたかったのかもしれません。
21Jul
- 恒例のオペラ鑑賞
  芸文ホールで恒例の佐渡裕さんプロデュースのオペラにいってきました。今年で18年になるそうです。このシリーズでのモーツァルト作品は，今夏の『ドン・ジョバンニ』で四大オペラの締めくくりになるそうです。今年は，去年の反省からもう少し奮発して良い席を取ってもらいました。が、、中央の席は良かったのですが3階から見る舞台で手すりが邪魔をして慣れるまで見辛いでした。友人に席を取ってもらいながら文句ばかりですがそれが許される半世紀来の長い付き合いの友人です。幕間はトークが爆発でそちらでも疲れました。さて肝心のオペラですが、今まで見た中で1番、演出、舞台装置，衣装も素晴らしかったです。肝心の歌も心地よい響きに余韻が残りました。本物とはこういうものかと感慨に耽りました。客席からは『ブラボー』続出でした。1年に1度の心の贅沢です。来年も行くぞーと誓いましたよ。さらに奮発して良い席で。
16Jul
- 　虐待　不登校
  先日、地域の活動に参加している関係で管外研修として児童心理治療施設「清水が丘学園」の見学に行ってきました。児童心理治療施設というのは児童福祉法に基づいた児童福祉施設で家庭内の人間関係や学校での対人関係により発生した出来事が心理的に作用しストレス症状が認められ社会適応が困難になっている児童不登校、ひきこもり、家庭内暴力、被虐待など心のケアを必要とする子供が対象です。入所、通所、外来が有り全国に53施設があるそうです。この頃、児童虐待、不登校など取り上げられていますが，具体的にこのような施設があり対処されているのを初めて知りました。この学園では，男子28名、女子22名が入所していました。わたしも行くまでは全くこういう施設があることも又このように手厚く子供たちを支援して下さっていることも知りませんでした。施設は清潔で建物も立派でここなら子供たちも快適に過ごせるように思いました。入所している子供たちの6割は不登校だったそうですが、私達を迎えてくれた彼女、彼らは明るく挨拶してくれました。心に闇を抱えていたと思えないくらいでした。中学生ならしも小学校低学年の子供もおり，こんなに小さいのに親元を離れて生活しなければいけない事情に心が痛みます。この歳になっても知らないことだらけです。
01Jun
- 見て見て藤田嗣治展
  藤田嗣治展に行ってきました。国立美術館、市立美術館のような大きな美術館では味わえない親近感があります。54点全てが山王美術館の所蔵であることに驚きです。今までに何回も色々な美術館であるたびに行っているのですが、いつ見ても写真やレプリカでは味わえない感動があります。彼の持ち味である乳白色は1920年以降に確立されたようです。その試作であるようなリンゴの絵を初めて見ました。まだ亡くなって55年しかたっていないのですね。往年の彼は、太平洋戦争勃発でパリからの帰国を余儀なくされ，帰国して半ば強制的に描かされた戦意を煽る絵、それが敗戦になると一変して戦犯として問われ拘束されそうになる。この上ない理不尽さに母国を捨てフランスに永住を決意したそうです。そしてフランスで洗礼を受けレオナール・フジタになったそうです。彼もそうですが，もう一人私の好きな国吉康雄も戦争によって翻弄された画家の一人です。形は違っても芸術家に取って戦争は大きな影を落としてたのですね。晩年に描かれた数多くの可愛い子供たちの絵、まるで天使のように感じました。常設展の棟方志功展、青森の棟方志功記念館にまで行こうとしていた私にとってお気に入りの2人？？に会えて大満足に1日でした。ロービーのコーヒー、2杯も飲んでしまいました
26May
- 嬉しいの連鎖
  先日、美容院に行ってカラーをしてもらっていたときのこと、担当をしてくれていた若い男性が『この前、お孫さんが来たとき、大きくなったらお兄さんのような美容師になりたいといってくれて嬉しかった。』と言われました。その時4年生と2年生の2人を連れて行ったのですが、次女の方は小さい時から『私は，医者になりたい』と言っていました。だから多分、長女の方がそう言ったと思うのですが、彼女は以前『ケーキ屋さんになりたい』といっていたのでえーそうなんだと驚きました。でもそれを1年近く前のことなのに覚えていてくれて、話してくれたことが私も嬉しく思いました。嬉しいの連鎖？です。長女は小さい時はそうでもなかったのですが、近頃はおしゃべりが大好きで美容院に行ってもずっと話しているようです。『大人の美容院に行っておしゃべりするのが楽しい』って去年、引っ越してこちらに居たときの友達とは離れ離れになったのですが，お手紙のやりとりを続けているとその男性に言ったそうです。その他にも何を話していたのやら。。子供専用の美容院は卒業で、私の行っている美容院がえらく気に入ってうまく都合が合えば連れて行っています。美容院は居留地の近くにあるので終わってから散歩しておしゃれなカフェでお紅茶(もちろんテイーポット)とケーキを食べるのも楽しみのようです。髪もあれから切っていないので夏休みに来たときには，また連れて行こうかと思っています。
14May
- 名演奏に酔いしれて
  今日、芸文ホールにヴァイオリン・リサイタルを聴きに行ってきました。ベートーヴェンのスプリングソナタが大好きで，演奏者もその他の曲目も気にせずただただこの曲が聴きたくてチケットを買いました。スプリングソナタは、阪神大震災の後ラジオから流れていた思い出深い曲です。嬉しい誤算でした。ユーハン･ダーレネは素晴らしい演奏家でした。2000年生まれの若い演奏者でしたが、彼の情感隠る演奏に感動です。ストラディバリウスの音色にも酔いしれました。プログラム最後のワックスマンのカルメン幻想曲はサラサーテによる同名曲より同じ趣向ですがワックスマン作品の方が技巧的に難しいそうです。その難解な作品を彼の技法で難なく弾きこなして聴く人を魅了しました。生の音楽会の臨場感は何ものにも代えがたいです。
04May
- たたくよりたたえ合おう？？
  人は見た目で判断してはいけません。昨日、大阪の中之島美術館に行ったときのことです。例のごとく大雑把な私は，スマホの地図見て四つ橋線の4番出口を出るとすぐだと勝手に納得。ところが大阪って神戸と違って東西南北がまるで分からない。美術館は混むと嫌だからと早めに家を出たのにどこをどう間違えたのか歩けど歩けど見当たりません。人通りも少なくやっと通りかかった黒パン、黒Tシャツ、ストレートのロン毛でタバコを吸っていた若い女性に美術館の事を聞きました。スマホで調べてくれて『市立中之島美術館ですね。お連れしましょう』って『お時間いいのですか？』『大丈夫です』逆方向だったのに美術館の前まで案内してくれました。前から美術館に興味があったそうですが,Uターンしてまで案内してくれてひたすら感謝、感謝です。時間は遅くなったものの美術館もそんなに混んでいなくて『佐伯祐三展』堪能できました。どこのどなたかわかりませんがありがとうございました。
30Apr
- 『夜に星を放つ』
  ある雑誌の書評に、『直木賞や芥川賞を取った本は絶対に読まない主義だけどこの本は読んでしまった。そしておすすめしたい』と。わたしもまずそういう賞を取った本で面白いと思ったことがないし，大体小学校の時の夏休みの読書感想文の課題図書ほど面白くない本はないと思っていました。あれは子供を本嫌いにさせます。この歳になって本はあまり買いたくないのですが、誘惑に負け直木賞受賞作『夜に星を放つ』を買ってしまいました。久々に心打たれ読後の余韻が続きます。5話の短編集です。健気な彼、彼女の話もあります。自分では，どうしようもないこと，それを抗う事なく受け入れる。急流に身を任せ流されていけばいつかは凪いだ所に出る。どの話にもそんなエッセンスがあるように思います。成就しない恋の話もあります。若ければそれを糧に次の恋にといえるかもしれませんが，ある一定の年齢をとった人であれば実らない恋に寂寥感が漂います。どの話にも星が出てきます。星ってロマンがありますね。装丁も可愛くて飾って見ているだけで心が和みますよ。
20Apr
- ささやかな私の朝の楽しみ
  6時に起きてラジオをつけると爽やかなクラッシックが流れ私はヨーグルトとシリアル、果物、そしてミルクをいっぱい入れた紅茶を飲む。そのささやかな楽しみが去年からなくなりました。NHK　FM がこの時間に中高生の基礎英語を流し始めたのです。6時45分まで我慢，7時のニュースが終わればと思っていたら今年から8時までビジネス英語の時間になったのです。かくして8時を過ぎればいくらいい音楽が流れていてももう食卓から離れ掃除機、洗濯機の音にかき消されています。NHK 第1放送でやればいいのにどうしてFMでやるの？って文句を言いたいです。第1放送の番組表を見たらそちらでもやっているのにFMでもやる？？純粋に音楽だけ聴きたいのにくだらないおしゃべりもこの頃増えてきたように思います。コマーシャルがなく質の高い音楽だけ聴きたい事はもう望めないのでしょうか？朝から甲高い声で英語のレッスンNO more, thank you!
05Apr
- 8人の孫
  ほぼ半世紀前「7人の孫」というテレビ番組があったのですがまさか自分が8人の孫を持つようになろうとは。。娘2人に4人ずつ子供がおり計8人です。同級生に9人孫がおり私が負けたって言うと『私には子供が5人いるのだからね』って言われました。今時8人や9人も孫がいるなんて，貴重な存在らしいです。長女は、男3人女の子1人。次女は、女3人男の子1人です18歳から5歳まで、歳が離れいる従兄弟同士になりますが離れているのでとても仲がいいです。偶にしか会えませんが。次女のところの子供にすれば従兄弟は、頼れる憧れの存在のようですし、長女のところ子供にすれば懐いてくれるペットの感覚です。ベテラン？？の祖父母のはずですが、個性豊かな彼女、彼らには戸惑う事が多々あります。それの加え私達の頃と比べ世の中変わり過ぎです。小学2年生の孫なんてiPhoneの機能を網羅していて頼りになり存在です。今日、大雨の中、祖父は孫の大学の入学式に行っています。喜々として