気象予報士試験の受験回数も実に10回を越えましたが、来月、懲りずにまたまたチャレンジしてきます。
はじめて気象予報士を知ったのは自分が大学にいた頃で、当時、理学部生だった私はできたばかりの国家資格にちょっと興味が湧いて、本屋で問題集を手に取ったことがありました。
パラパラとページをめくり、そのまま閉じて本屋の戸棚に戻しました。見たこともない風変わりな天気図に圧倒されて、これはきっと頭の良い人たちのためのものだと思い、それっきり気象予報士のことは忘れてしまいました。
しかしそれが何の因果か、今では受験を続けています。もう、これだけ落ちると、いったいどうして受け始めたのか思い出せなくなりました。
なぜ受験を始めたのか気になり、過去の自分のブログの記事を読むと、どうやら自転車を趣味にしてから気象に興味を持ったようです。
自転車に乗っていると、風を、空気を感じるようになります。空の青さや雲の形の変化にも気がつくようになります。季節の移ろいにも敏感になりました。
受け始めたのは、こんなに興味深い大気現象の中で生活していることを意識しないのはもったいないと、そして、せっかく気象の勉強をするなら目標があった方がいいという判断からでしょう。
さらに、自分は理科教師だから勉強したことは生徒に還元されます。受かる受からないは別にして、受験を始めよう、そんな気持ちもあったみたいです。
自分にしては、わりとまともな動機でした。
まるっきり専門外なのに、よく始めたなあ。かつての私、まともじゃないか。
今では学問的な興味の方が強くなっているんですが、初心に立ち返って、なんだかやる気が出てきました。いつも通り、やるだけやってこようと思います。
さて、ここからは、同じように気象予報士試験合格を目指している方向けの情報です。
先月、新進気鋭の若手気象予報士「てんころっち」さんのブログ、「てんコロ.の「て」~適度に当たる、テキトー予報」 を知り、てんころっちさんの気さくな語り口がツボにはまって、今ではマイブームになっています。
気象学は災害と密接した領域をもつから、くだけた表現で何かを言うのは度胸のいることなんでしょうけど、てんころっちさんは、それができています(すごい)。
防災の意味でのお堅い気象予報も大切だけど、てんころっちさんを見ていると、もっと楽しんでもいいんだよなあ、と、そんな気持ちにさせてもらえます。
こういう人が近くにいたら、気象の勉強ももっと楽しいだろうに。気象予報士試験を受ける人で、モチベーションがイマイチ上がっていない人がいたら、ぜひブログを訪ねてください。やる気をもらえます。
てんころっちさんが作成に関わっている、模擬試験問題も購入しました。
下の写真がそれなんですけど、他の教材とは心のこもり方が違いそうです。手作り感がにじみ出ているのがいいです。たぶん本当に手作りなんでしょう。
正月休みはこいつで勉強ですね。