放射性物質の拡散予測 | 春月の『ちょこっと健康術』

春月の『ちょこっと健康術』

おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


東京は桜が満開になったそうですね。四街道はまだ3分咲きくらいかな~、入学式には満開になるかな~というところ。今日は、咲き具合をチェックしに、お花見散歩にでかけようと思います。


この時季は、送別会、歓迎会、そしてお花見と、例年なら飲み会の多いとき。震災によって自粛傾向になってますが、岩手県の酒蔵から、「お花見を自粛するより、お花見で岩手のお酒を飲むことで、支援して欲しい」というメッセージが→http://www.youtube.com/watch?v=UY0FtSqrMBc


確かに、酒蔵の方がおっしゃる通り、過剰な自粛による消費の冷え込み、それも二次災害と言えるのかも。YouTubeでメッセージを流しているのは、岩手県二戸の酒蔵さんですが、岩手だけでなく宮城や福島にも、美味しいお酒がたくさんあります。こちらのブログに一覧がありました→Save the 東北の酒


お酒に限らず、震災前に作られた東北の産品、震災後でも放射能汚染の問題のない産品を買うこと、これも復興支援の一助ですよね。全体としては、消費活動自体を控え過ぎないこと、ですね。


一昨日の枝野官房長官の記者会見で、ようやく放射性物質の拡散予想を公表するように、気象庁に対して指示が出ましたね。昨日の時点で、気象庁環境緊急対応地区特別気象センター のページに↓こちらの資料へのリンクがありました。


①IAEAからの要請と当庁が作成した資料の例(2011年4月2日16時45分(協定世界時)の要請、日本語に仮訳)

http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer_sample.pdf

②IAEAからの要請と当庁が作成した資料一覧

http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/eer_list.html


②の一覧の中に、英文のままですが、4月4日に出したものがあって、それ(http://www.jma.go.jp/jma/kokusai/EER/eer23.pdf )を見ると、7日には韓国・台湾まで運ばれることが予測されています。


予測図は、ドイツ気象庁が出している予測図と、ほぼ一緒。当たり前か。違ってたら怖いですよね。ドイツ気象庁の図はこちら→http://www.dwd.de/bvbw/appmanager/bvbw/dwdwwwDesktop?_nfpb=true&_pageLabel=dwdwww_start&_nfls=false でみることができます。


さて、予測図を見ただけでは、どう判断したらいいのかわかりませんね。放射線被曝リスクを最小限にするために、データは必要ですけど、そのデータの読み方を間違ったのでは、元も子もありません。ここはやっぱり、中部大学の武田先生に助けていただくのがいいかな。


武田先生の原発緊急情報 では、ドイツの予測図のほかに、ノルウェーのものも引用されています。直近では、原発 緊急情報(47) 汚染・6日に日本全土に拡がる怖れ に載っていました。武田先生は、今日・明日は、関西以西でも、小さなお子さんは外で遊ばせないほうがいいとおっしゃっています。「念のため」の防御ですけど。


拡散予測は、拡散する放射性物質濃度の予測ではなくて、風向きの予報をもとに、福島原発から出た放射性物質が風で運ばれる可能性のある方向を予測したもの。気象庁のページにも、但し書きが入っている通りです。


今も原発からは放射性物質が漏れてますけど、水素爆発のときほどのことはないので、各地の放射線量は低くなっています。放射線のモニタリングデータは、文部科学省のページ(http://www.mext.go.jp/ )で確認してくださいね。


正直なところ、福島原発はかなりまずい状況になって来ちゃったな…と思っています。千葉市に住む妊娠5ヶ月の姪っ子には、外出時にはマスクを着用すること、水道水を飲まないこと(安全基準に戻ってはいますが、念のため)を指示しました。


放射線の被曝量は積算されますから、とりこんでしまうリスクはできる限り下げておかないとね。武田先生の主張に対して、大袈裟すぎると思われる方もいらっしゃるでしょうけど、こと子どもと妊婦に対しては、それくらいでいいと私も思います。


細胞分裂の盛んな子どもと胎児は、しっかり守らなきゃ。健康被害は「直ちに」は出なくても、10年後20年後に出る可能性があるんですから。そのリスク、つぶせるものは、できるだけつぶしておいた方がいいに決まってます。


海洋汚染の問題も深刻化しています。今年の夏、千葉の九十九里海岸でも、海水浴できなくなりそうな気配。なぜなら、福島から銚子のあたりまで沿岸流が下っているからなんです。房総半島も勝浦辺りまで下れば、南からの黒潮の影響が強いから大丈夫そうなんですけどね。


昨日のニュースに出ていた海洋学者の先生が、海に流れた放射性物質の濃度検査は、沖合30km地点とかじゃなく、もっと岸に近いところも測るべきだとおっしゃってました。ぜひそうして欲しいと思います。


一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。

春月の『ちょこっと健康術』-110405_131612.jpg
POOKAさんから「雲外蒼天」 が届きました。


東洋医学講座の目次→満月
ツボの目次→やや欠け月
リフレクソロジーの目次→半月
妊娠・産後・授乳・子どものケアの目次→三日月
アロマセラピーの目次→新月
『養生訓』の目次→星空
体操とストレッチの目次→夜の街
からだのしくみ・食・栄養の目次→打ち上げ花火
からだの不調と対処法の目次→お月見
養生法・漢方薬・薬草・ハーブの目次→桜
ブログの目的・利用法・楽しみ方の目次→観覧車