おはようございます
先週、まだ暑かったころ、夏の疲れをとろうと、ドライローズヒップを買ってきました。で、朝の白湯 をローズヒップティー にして、ビタミンCを補給しています。
ティーバッグで売られているものの多くは、ハイビスカスがブレンドされていて、きれいな赤い色ですが、ローズヒップだけだと、↑こんな色。酸味もおだやかです。
ハーブティーにも、たとえばエルダーフラワー のように、乳幼児や妊婦さんは飲まないほうがいいものがありますが、アロマセラピーのエッセンシャルオイル(精油)にも、からだの状態によっては使わないほうがいいものがあります。
「アロマの精油を楽しく安全に使うために」 では、精油の選び方や使い方をお届けしましたが、今日は精油の禁忌をご紹介しますね。時期や体質、病気によって、使わないほうがいい精油をリストします。
1) 妊娠初期
カモミール(ジャーマン、ローマン)、サイプレス、サンダルウッド、ジンジャー、ラベンダー、ローズ
※ 妊娠初期は使用を避け、中期以降は低濃度であれば、様子をみながら使うことができます。
2) 妊娠中期~後期
アンジェリカ、キャロットシード、クラリセージ*、クローブ、シダーウッド(アトラス、バージニア)、シナモン、ジャスミン、ジュニパー、セージ、ニアウリ、タイム、バジル*、パルマローザ、ヒソップ、フェンネル*、ペパーミント*、マジョラム*、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ(グロブルス、シトリオドラ)、レモングラス、ローズマリー(カンファー、ベルべノン)
※ *マークのあるものは、文献によっては使うことができるとされているものですが、注意が必要です。
3) 授乳中
カユプテ、コリアンダー、シダーウッド・アトラス、シナモン、ジュニパー、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ローズマリー(カンファー、ベルべノン)
4) 乳幼児
シダーウッド(アトラス、バージニア)、シナモン、セージ、バジル、ヒソップ、フェンネル、ベチバー、ペパーミント、ヤロウ、ユーカリ・グロブルス、ローズマリー(カンファー、ベルべノン)
※ 「子どもにも使えるアロマの精油」 も参考に
5) てんかん
コリアンダー、シダーウッド(アトラス、バージニア)、セージ、ヒソップ、フェンネル、ペパーミント、ヤロウ、ラベンダー・スパイク、ローズマリー(カンファー、ベルべノン)
6) 高血圧
セージ、タイム、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス、ローズマリー(カンファー、シネオール、ベルべノン)
7) 敏感肌
オレガノ、カルダモン、カユプテ、クローブ、サイプレス、シナモン、ジュニパー、タイム、ティートリー、ニアウリ・シネオール
8) 日光に当たるとき(光毒性がある精油)
アンジェリカ、オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、ユズ、ライム、レモンなど柑橘系
9) 集中したいとき(運転中、仕事中、勉強中など)
イランイラン、クラリセージ、サンダルウッド、ジャスミン、ネロリ、プチグレン、マジョラム
10) お酒を飲むとき
クラリセージ
11) 高濃度では使用しないほうがいい精油
アンジェリカ、イランイラン、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、サイプレス、ジャスミン、ジンジャー、パチュリ、フェンネル、ブラックペッパー、ペパーミント、メリッサ、ヤロウ、ユーカリ(グロブルス、シトリオドラ)、ラベンダー・スパイク、レモングラス、ローズマリー(カンファー、シネオール、ベルべノン)
これらは代表的なものです。精油として売られているものすべてを網羅しているわけではありません。ここにないもの、ここにあるものでも、使用に際しては、精油それぞれの注意書きを確認するようにしましょう。
鍼灸治療でもそうですが、妊娠中や授乳中には気をつけるべきことが多いですね。通経作用やホルモン様作用のある精油には、特に注意が必要です。妊娠中の方は、プロの指導を受けてくださいね。
一天一笑、今日もいい1日にしましょう。
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