FtMの日常ブログ

5本目あたりから目に見える変化はなくなりました。昔の声は出そうとしても出せなくなり、今のところ完全に埋没出来ています。


打つ前は、初対面の人と話すと二度見されたりお姉さん呼びされたり等ありましたが今は全くなくなりました。

嬉しい限りです。


あとはなんとなくにきびができやすくなった気がします。ホルモンが原因か環境が原因かはわかりません、、、

胸オペが終わってから7か月が経とうとしていますが、やる前とやった後の感想を書いておこうと思います。


やっぱり1番はTシャツ一枚で外に出られるので心の余裕が生まれることだとおもいます。暑い日なんかは下着一枚で家の中をうろつけるのでかなり楽になりました。


僕は元々猫背気味だったのですが、胸オペが終わってからは治ってシルエットもよくなりました。


ホルモン治療を始める前でも、声以外で女性と間違えられたことはなかったです。どれだけ胸を張って歩いても胸がないので見た目は完全に男性です。隠す必要がないのは1番のメリットかもしれません。


胸を取って、パンツに仕込むエピテーゼを使えば上下のシルエットは男性同様になることができます。これによって僕の悩みは8割消えました。

(エピテーゼはsoluna esperanzaというサイトにいい感じのやつがあります)


あとは筋トレで胸周りを鍛えれば十分海などでも楽しめます。


今はまだ技術がない為、男性器を手に入れる術はありませんが、パンツさえ脱がなければ男性同様になることはできます。


胸オペを受けるまで自分の体を見るだけで死にたくなる毎日でしたが今は一切ありません。むしろエピテーゼがあることで自己肯定感が上がって鏡の前でニコニコできるくらいです。


見た目に悩んでいる人は気を落とさずエピテーゼ等も検討してみてください!



2021.4月▶︎初診

2022.3月▶︎必要な検査が全て終了


(※本来であればこの時点で胸オペ予約が出来ますが18歳にならないと予約が取れないので誕生月の10月まで空白期間)


2022.10月▶︎胸オペ予約完了


最短で2023年6月が空いていましたが1週間学校休むのは嫌なので夏休みの8月に予約しました。


2023.8月▶︎胸オペ終了

よく質問をいただくのですが、初診予約から初診内容について書いておこうと思います。


僕の岡大初診が2021年なので今と変わってる箇所もあるかもしれませんが参考程度に。

—————————————————

初診の予約を電話でしたのが2月中頃、3月に受診できればいいなと思っていましたが最短でも4月の初めしか空いていませんでした。


電話は岡大病院にかけて精神科に繋いでもらうのがメジャーだと思います。


ただ、同じタイミングで誰かかけていたらなかなか繋がらないこともあるので精神科直通の電話番号を聞いておくと多少楽になりました。


初診の際は自分史を作成して持ってくるように言われます。幼少期から現在に至るまで、いつどんな時に性別の違和感を感じたのかを書くものです。これはパソコンで作成し印刷した紙でも手書きでもかまいません。


※余談ですが、岡大は紹介状がないと初診料が一万円程度かかるのでこれを浮かせたい方はGIDに理解のある病院を探してオンライン診療などでもいいので紹介状を書いてもらうといいと思います。

—————————————————

⬇️ここから先は初診の内容になります

初診の際は書かないといけない紙が大量にあるので必ず指定された時間には精神科にいるようにしてください。予約した時間通りに診察が始まることはなかなかありませんが念の為です。


受付で自分史を提出したらそれを元に主治医ではない医師と面談をします。質問ばっかりですが自分の経験を話せば良いです。


それが終わったら主治医の診察になります。


今後の予約や内容はその際に主治医と相談してください。


以上が覚えてる限りの初診内容ですが、質問などありましたらコメントください。


3本目よりも声が低くなりました。

前の声が出せなくなりました。


生理前の症状が一切起きてないので多分生理止まりました。


今のところ、ニキビが増えたり毛深くなったりなどの変化はありません。

打って1週間が経過した頃から圧倒的に声が低くなりました。客観的には鼻声みたいな感じらしいです。


12日目から14日目にかけて手汗が増えたり全身の気だるさで日常生活に支障が出始めました。


4本目を打った今は元気です。1日2日早く打つ分には問題ないらしいので、気だるさが出てきたらすぐ打ちにいこうと思います。

ホルモン注射2本目を打ってから2週間経過したのでまとめます。


1〜4日目までは変化なし。

5日目は生理がきてました。

あれがラストなら嬉しいです。

6日目あたりから低い声じゃないと裏返る現象がおきていました。感覚的には声が低くなるというよりも、低い声が簡単に出せるようになったみたいな感じです。


現段階で1オクターブくらいは低くなりました。


一本目の終わり頃からあった痰が絡む感じは2週間経っても残っています。

ホルモン注射2本目打ち終わったので1本目のレポまとめます!


僕は岡山大学病院で泌尿器科の初診を受けて、一本目が開始しました。遠方から通っている場合、2本目以降は地元の泌尿器科で打ち、定期的に岡大で血液検査をする流れが一般的です。


病院は岡大が紹介してくれて紹介状もあらかじめ地元の病院にメールで送ってくれているので新しく説明の手間はかかりませんでした。


岡大は男性ホルモン注射(125mg)一本2000円程度かかりますが、地元の病院は一本1000円なので金銭的にメリットしかありませんでした。


⬇️以下レポになります。


1本目を打ってから1週間経った頃から、痰が絡む感じがありました。一本目を打って2週間経った今も続いているのでそろそろ声が低くなりそうです。


脂が多くなるとよく聞いていましたが、現段階で肌が荒れた等の変化はありませんでした。


メンタル的な変化は感じていませんが、打って2週間頃に中度の憂鬱感を感じる日が2日ありました。これがホル切れってやつなのでしょうか?

2本目を打ってから1日経ちましたが今は全くありません。

ついに胸オペが終わりました!

 

まず初めに僕は岡山大学病院経由、他病院での手術となります。なぜ岡山大学病院で行わなかったかというと、手術の待ち期間が他病院の方が早かったからです。

 

ちなみにホルモン治療を行っていなければどちらの病院も保険適用なので入院費用等込みで20万円です。

(20238月時点)

 

余談ですが、岡山大学病院(経由も含む)で保険適用の胸オペは、通常の乳腺切除に加え、乳頭縮小も追加料金なく行なってもらえるのですが、こちらは来年の3月で終了するとのことです。

もし来年の4月以降、保険適用の胸オペで乳頭縮小も行いたい場合は乳頭縮小のみ自費診療となります、、

 

ただし自費診療の場合は乳頭縮小も追加料金なしになります。

 

自費診療胸オペ+乳頭縮小(無料)

保険適用胸オペのみ(αの場合は自費)

 

↓詳細は過去にブログで書いておりますので気になった方は是非ご覧下さい

 

 

 

手術前日(入院当日)

個室でした。

この日は手術に関する説明や手続きがあります。

特にすることがないので暇つぶしが大変です。

9時から飲食は禁止になります。

寝る前に手術着に着替えておくと楽です。

 

 

手術当日(入院2日目)

朝は血圧と体温を測り、点滴が入ります。

その後抗生剤も投与された後に手術室まで歩いて行きます。

手術室入り口の部屋に入ったあとは氏名の確認をされ、手術室に入ります。

手術台に寝転がったあとは心電図などを付け、血圧も測ります。

麻酔科医が酸素マスクを当ててくれるのでしらばく吸っておきましょう。

麻酔は点滴用に取ったルートから入るので新たに針を刺されることはありません。

 

「これから眠たくなるお薬を入れるので少し染みるかもしれません。」と言われたのでどれくらい染みるんだろうと考えていたら手術が終わっていました。。。

 

本当に寝ていた自覚は0でした笑

 

終わったらベッドまま病室に戻ります。

同伴者がいる場合は、この時に会えます。

 

病室に戻ってからは心電図をつけたりした後、絶対安静です。

僕は術後吐き気はなく、胸の痛みと尿を外に出す管が入ってることが苦痛でした。

胸の痛みは鎮痛剤で治りました。

尿の管は、痛みこそありませんが違和感で術後寝ようにも寝られなかったです。

 

乳房切除の後は胸に空洞が出来ますがそこには毛細血管からの血が溜まります。それを防ぐためにドレーンという管を両方の胸に入れるのですが、これがある為に体の動きが制限されます。ドレーンによる痛みや違和感は一切ありませんでした。

 

 

手術後

翌日も尿の管による違和感で一日苦しみました。

 

僕の場合はそんなことよりも、片方の胸に血が溜まってしまい、もう片方より明らかに腫れが出来ていました。

 

上から見た時に、「あれ、胸取ったよね?」と思うくらいには腫れていて痛みもあったので先生にエコーで見てもらったのですが、皮膚脂肪筋肉の三層しかないはずが皮膚と脂肪の間に何かあるんです。

結果、血腫と言われるもので名前の通り血の溜まりによって腫れている状態でした。

 

血腫が出来ていても、その血が溶けていれば注射器で抜けますが僕の場合は中で血が固まっていて2箇所刺しても全く注射器が引けていませんでした。そのため一度開ける必要があるとのことでもう一度手術をしました。

 

今回は局所麻酔だったので意識はある状態です。

手術が終わったあとは両方の胸が等しく平らになったので一安心です。

 

 

その翌日、もう問題はないとのことで尿の管が抜けました。抜く時の痛みはありませんでしたが気持ち悪い感じでした。

一瞬で終わります。

 

今後トイレに行く際はドレーンから出た血が溜まるバックがあるので、それを首から下げて歩いていきます。

 

あとは、

・絶対腕を90度以上あげないこと

・腕は脇につけた状態にする

など腕に力がはいると胸にも力が入るので極力腕に力を入れないようにしましょう。

 

これを怠るとマジで血腫が出来ます、、

 

ドレーンから出る血の量が20ccを切るとドレーンを抜いてもらえます。

血の色がだんだん黄色っぽくなってくれば問題なしです。

 

ドレーンを抜く時の痛みはありませんでした。

抜く際に刺さってる場所を少しハサミで切っていましたが全く痛みがなく、切ってることも分からないくらいには胸の感覚はないです。

何か引っ張られてる感じはありましたが気づいたら終わっていました。

抜いた管を見せてもらうと20cmくらい入ってました

 

ドレーンが抜けるとお風呂に入れますが、腕は90°以上あげたらダメなのと極力脇につけたままなのでかなり前屈姿勢で洗うことになります。

 

一カ月はなるべくシャワーのみにした方がいいらしいです。

 

退院の日に乳輪の抜糸を行いましたが痛みはありませんでした。

その後乳頭部に貼るマスキングテープのやり方を教えてもらって終了です。

 

とりあえず記憶が新しいうちに覚えていることを全て書き出しましたが、何か質問などがあればお気軽にコメントいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

GIDの治療が保険適用で受けられる病院が出てきたことで保険適用での治療を考えている人もいるのではないでしょうか。

 

保険適用で受けるということはしっかりとガイドラインに従わなければいけないのでどうしても診断書がもらえるまでに一年はかかってしまうのが難点です。その一年で色んな検査や医師とのカウンセリングをする必要があるのですが、今回は検査について残しとこうと思います。

 

というのも保険適用で治療を始める人が少ないうえに、ネットに全然情報がないのです。どういう内容の検査をするのか、僕はこれが知りたかったのですがネットの記事では見つけれませんでした。SNSで同じ病院を受診した人がいたので個人的に話を聞いたりはしましたが、ほんとに少数でした。

 

幸いなことにアメブロはネット検索に引っかかるので、これから保険適用での治療を始めようと考えている人は参考にしてください。

もしかしたら病院によって少し内容が変わるかもしれませんがガイドラインに沿って進めるのであればそこまで変わらないと思います。

 

ちなみに僕は現在、未オペ未ホル未診断のFtMです。

 

診断がおりてからまとめて書いてもいいのですが記憶が薄れそうなので今書いておきます。

 

 

 

僕が聞いた限りでは行う検査は「身体的検査」「心理検査」「生活歴聴取」の三つです。

追加等あればまた訂正します。

 

身体検査

主な内容としては、染色体検査、検尿、心電図、婦人科受診です。

 

染色体検査は採血によって行います。採血は名前の通り、血を抜いて自分の染色体に異常がないかを調べる検査です。稀に男女両方の特徴を持つDSD(性分化疾患)といわれる人がいるからです。あとは今後手術やホルモン療法を行う上で、現段階で肝臓や腎臓に異常がないかを見る為でもあります。

 

検尿は院内のトイレで紙コップに採取するものです。採取するまでおしっこは我慢しておきましょう。少量しか採れなかったら再検査になります。

 

心電図はよくある胸とか足にペタっとくっつけるやつです。横になっとけば終わるので特に事前に必要なことはありません。

 

FtMの場合産婦人科の受診が必要になります。MtFの場合は泌尿科です。

といってもよくある内診的なものはなく(当事者の負担を軽減するためらしいです)血圧、身長、体重、体脂肪、バスト2か所の計測、ウエスト、ヒップの計測、簡単な問診票と先程行った採血、尿検査の検査結果をもとに婦人科の先生と話します。あとは超音波で子宮卵巣の形を見られます。器具を当てるだけなので痛くないです。若干ジェルが気持ち悪いですがすぐ終わります。あとは、性交渉の経験がある人は子宮頸がんの検査が必要となります。

 

現段階で痛かったのは採血だけです。針が太いので刺されてる感じが大きかったです。

あと何気に血を抜かれてる時間が長く感じました。

 

その他としては、婦人科の先生も胸をつぶすシャツ等を配慮して検査をしてくれるので特にこちらが準備することもなかったです。

 

これはどの外来でも感じましたが、GID当事者の負担を減らすためにスタッフは最低限の人数、体を露出する場面も少なく済むように配慮していただけてる場面が多かったです。

 

 

MtFさんは上記と違うのは婦人科ではなく泌尿科の受診をするという点だけだとおもいます。

 

泌尿科では血圧、体脂肪、握力の計測をするそうです。

また、検査等、スタッフが女性になるように配慮はしてもらえるそうです。

 

僕がもっているMtFさんの情報がこれだけしかないのです。すみません。

 

 

 

心理検査と生活歴聴取はまだ行ってないので行ったタイミングで書き出そうと思います。

 

 

追記

 

心理検査は一般常識程度の質問とパズル形式のものでした。IQをはかるようなテストと同じだとおもって頂いて大丈夫です。

生活歴聴取は自分史を元に精神科の先生と話すものでした。特に準備が必要なものではなかったです。

 

 

質問等ありましたら気軽にコメントに書き込んでくださいね。