FtMの日常ブログ -2ページ目

GIDの治療が保険適用で受けられる病院が出てきたことで保険適用での治療を考えている人もいるのではないでしょうか。

 

保険適用で受けるということはしっかりとガイドラインに従わなければいけないのでどうしても診断書がもらえるまでに一年はかかってしまうのが難点です。その一年で色んな検査や医師とのカウンセリングをする必要があるのですが、今回は検査について残しとこうと思います。

 

というのも保険適用で治療を始める人が少ないうえに、ネットに全然情報がないのです。どういう内容の検査をするのか、僕はこれが知りたかったのですがネットの記事では見つけれませんでした。SNSで同じ病院を受診した人がいたので個人的に話を聞いたりはしましたが、ほんとに少数でした。

 

幸いなことにアメブロはネット検索に引っかかるので、これから保険適用での治療を始めようと考えている人は参考にしてください。

もしかしたら病院によって少し内容が変わるかもしれませんがガイドラインに沿って進めるのであればそこまで変わらないと思います。

 

ちなみに僕は現在、未オペ未ホル未診断のFtMです。

 

診断がおりてからまとめて書いてもいいのですが記憶が薄れそうなので今書いておきます。

 

 

 

僕が聞いた限りでは行う検査は「身体的検査」「心理検査」「生活歴聴取」の三つです。

追加等あればまた訂正します。

 

身体検査

主な内容としては、染色体検査、検尿、心電図、婦人科受診です。

 

染色体検査は採血によって行います。採血は名前の通り、血を抜いて自分の染色体に異常がないかを調べる検査です。稀に男女両方の特徴を持つDSD(性分化疾患)といわれる人がいるからです。あとは今後手術やホルモン療法を行う上で、現段階で肝臓や腎臓に異常がないかを見る為でもあります。

 

検尿は院内のトイレで紙コップに採取するものです。採取するまでおしっこは我慢しておきましょう。少量しか採れなかったら再検査になります。

 

心電図はよくある胸とか足にペタっとくっつけるやつです。横になっとけば終わるので特に事前に必要なことはありません。

 

FtMの場合産婦人科の受診が必要になります。MtFの場合は泌尿科です。

といってもよくある内診的なものはなく(当事者の負担を軽減するためらしいです)血圧、身長、体重、体脂肪、バスト2か所の計測、ウエスト、ヒップの計測、簡単な問診票と先程行った採血、尿検査の検査結果をもとに婦人科の先生と話します。あとは超音波で子宮卵巣の形を見られます。器具を当てるだけなので痛くないです。若干ジェルが気持ち悪いですがすぐ終わります。あとは、性交渉の経験がある人は子宮頸がんの検査が必要となります。

 

現段階で痛かったのは採血だけです。針が太いので刺されてる感じが大きかったです。

あと何気に血を抜かれてる時間が長く感じました。

 

その他としては、婦人科の先生も胸をつぶすシャツ等を配慮して検査をしてくれるので特にこちらが準備することもなかったです。

 

これはどの外来でも感じましたが、GID当事者の負担を減らすためにスタッフは最低限の人数、体を露出する場面も少なく済むように配慮していただけてる場面が多かったです。

 

 

MtFさんは上記と違うのは婦人科ではなく泌尿科の受診をするという点だけだとおもいます。

 

泌尿科では血圧、体脂肪、握力の計測をするそうです。

また、検査等、スタッフが女性になるように配慮はしてもらえるそうです。

 

僕がもっているMtFさんの情報がこれだけしかないのです。すみません。

 

 

 

心理検査と生活歴聴取はまだ行ってないので行ったタイミングで書き出そうと思います。

 

 

追記

 

心理検査は一般常識程度の質問とパズル形式のものでした。IQをはかるようなテストと同じだとおもって頂いて大丈夫です。

生活歴聴取は自分史を元に精神科の先生と話すものでした。特に準備が必要なものではなかったです。

 

 

質問等ありましたら気軽にコメントに書き込んでくださいね。

一番大事なことを書き忘れていたことに気が付きました

 

無事胸オペの日程が決まりました!

来年の夏ですが漠然と日々を過ごすより、この日まで生きればいいと決まっているだけ気が楽です。

 

ちなみに僕が受診しているのは岡山大学病院です。

 

岡大経由で手術を受けようとしている人には二つの選択肢があるよということを伝えておきたいです。

 

一つは岡山大学病院で手術を受けるという選択肢です。

もう一つは岡山大学病院の提携(?)病院の光生病院で手術を受けるという選択肢です。

 

前提として、ホルモン治療を受けてない人はどちらの病院を選択しようと保険適用で受けることが出来ます。

 

それぞれの違いを項目ごとにお話しいたします。

 

【予約までの時間】

一番大きいのが、手術の予約の取りやすさだと思います。

2022年11月の時点で岡大は最短で一年待ち、光生病院は最短で8か月待ちでした。

差は4か月程度ですが、一刻も早く受けたい僕からすれば結構な差です。

 

【場所】

当たり前ですが場所も違います。この二つの病院はそれほど離れていないので場所で病院を選ぶ必要はないかと個人的には思います。ただ、普段岡大のジェンダー外来を受診している人からすれば慣れている岡大を選びたくはなると思います。

 

 

次に二つの病院を選ぶうえで共通している点書いておきます。

 

・執刀する医師

光生病院を選んだからと言って岡大と違う医療が提供されることはないとのことです。担当する医師が光生病院に行って行うのでこの点で違いが生まれることはないでしょう。

 

僕は一刻も早く受けたかったのと医療に差がないなら岡大にこだわることはないと判断したので光生病院を選択しました。

 

これに関しては各々重きを置く点が違うはずなので正解はないです。早く受けたいなら光生病院を選択するのもよし、慣れていない病院で手術を受けるのが不安であれば岡大を選択するのもいいでしょう。

 

このブログが胸オペを検討している人の助けになれば幸いです。

 

(コメントを開放しておりますので質問等あればいつでも気軽に送ってくださいね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェンダー外来受診の為に自分史を書いてたのですが、pdfデータをよく無くすので、ここに残そうと思います。詰め詰めで読みにくいですが、参考程度に、、、



幼稚園
 戦隊ものが好きだった。女子より男子と遊ぶほうが楽しかったし気が合った。無意識か否か分からないが当時、自分が女子であるという自覚ははっきりとはなかった。周りの男友達は立ち小便をしていたが自分は個室で用をたすということに違和感を感じていた。成長したら自分もできると思っていた。


小学校
低学年の段階でははっきりと性別に違和感はなかったが、周りからみたらボーイッシュだった。ランドセル売り場で男の子は黒か青といわれている子供がおり、自分も青を買ってもらえると思っていたが買ってもらえることはなかった。徐々に、学校生活も含めて女子として生きていかないといけないんだと自覚し始め、女の子になろうと嫌々ながら女の子用のピンクなどの服を着用していた記憶がある。ピアノのコンクールや発表会などでのドレス着用に強い嫌悪感を抱き行事前後でよく体調を壊していたと思う。何となくその頃から違和感はあった。男女で分けられる機会が増え、自分が女子であることを強く感じさせる機会が増えた。プールの授業では授業途中から体調不良と偽り見学していた。高学年で異性である女子児童を好きになったが、自分自身がまだその人に対して恋愛感情があったことを自覚していなかったため進展はなかった。学年が上がるごとにスカートが嫌になった。


中学校
思春期に入り、初経が起こり、事実を受け入れられずに泣くことが増えていたと思う。初経が起こったことで、自分の体は女だったと確定し、性別に対する違和感も強くなった。そして、仲良くなった男友達と一緒にいると変な噂が起こり、自分が女子として見られているという事実に嫌悪感で吐くことが増えた。クラスの女子と話すのは変に緊張してしまうが、男友達をいても素でいられる感じがした。中学一年生後半頃くらいから制服に対して気持ち悪いと思い始め、自分が女子用の服であるスカートをはいているということが気持ち悪かった。自分の体が嫌になり、トイレやお風呂場などの鏡も見れなった、そのことで自分の姿を見るという機会が減った。このころから自分の胸のふくらみに過剰に意識してしまい、体のラインがでる服を拒むようになった。中学二年生の頃、クラスメイトのバイセクシャルの女子(以下Kさん)から女として恋愛対象に入れられてしまった事実があり、その相手からあなたはレズだね、と言われ色々調べているうちにLGBTQという言葉を知り、そこで自分がトランスジェンダーだと自覚した。kさんにはトランスジェンダーだと打ち明けたが男として扱われることはなかった。理不尽だと自覚しているが、そのことで自分自身を肯定することが難しくなった。


高校(現在)
友達間では通称名を使い生活している。今現在もスカート着用で鏡を見ると嗚咽してしまうということは変わっていない。友達からは男として扱ってもらっている為、中学生時より環境はよくなったと言えるが、自分の体に対する嫌悪感や違和感は以前より強くなっている。


こんな感じです笑

違和感や辛かったことを書き出しただけのものですが、、笑


読んでくださりありがとうございます!