性同一性障害の診断に必要な身体検査について | FtMの日常ブログ

GIDの治療が保険適用で受けられる病院が出てきたことで保険適用での治療を考えている人もいるのではないでしょうか。

 

保険適用で受けるということはしっかりとガイドラインに従わなければいけないのでどうしても診断書がもらえるまでに一年はかかってしまうのが難点です。その一年で色んな検査や医師とのカウンセリングをする必要があるのですが、今回は検査について残しとこうと思います。

 

というのも保険適用で治療を始める人が少ないうえに、ネットに全然情報がないのです。どういう内容の検査をするのか、僕はこれが知りたかったのですがネットの記事では見つけれませんでした。SNSで同じ病院を受診した人がいたので個人的に話を聞いたりはしましたが、ほんとに少数でした。

 

幸いなことにアメブロはネット検索に引っかかるので、これから保険適用での治療を始めようと考えている人は参考にしてください。

もしかしたら病院によって少し内容が変わるかもしれませんがガイドラインに沿って進めるのであればそこまで変わらないと思います。

 

ちなみに僕は現在、未オペ未ホル未診断のFtMです。

 

診断がおりてからまとめて書いてもいいのですが記憶が薄れそうなので今書いておきます。

 

 

 

僕が聞いた限りでは行う検査は「身体的検査」「心理検査」「生活歴聴取」の三つです。

追加等あればまた訂正します。

 

身体検査

主な内容としては、染色体検査、検尿、心電図、婦人科受診です。

 

染色体検査は採血によって行います。採血は名前の通り、血を抜いて自分の染色体に異常がないかを調べる検査です。稀に男女両方の特徴を持つDSD(性分化疾患)といわれる人がいるからです。あとは今後手術やホルモン療法を行う上で、現段階で肝臓や腎臓に異常がないかを見る為でもあります。

 

検尿は院内のトイレで紙コップに採取するものです。採取するまでおしっこは我慢しておきましょう。少量しか採れなかったら再検査になります。

 

心電図はよくある胸とか足にペタっとくっつけるやつです。横になっとけば終わるので特に事前に必要なことはありません。

 

FtMの場合産婦人科の受診が必要になります。MtFの場合は泌尿科です。

といってもよくある内診的なものはなく(当事者の負担を軽減するためらしいです)血圧、身長、体重、体脂肪、バスト2か所の計測、ウエスト、ヒップの計測、簡単な問診票と先程行った採血、尿検査の検査結果をもとに婦人科の先生と話します。あとは超音波で子宮卵巣の形を見られます。器具を当てるだけなので痛くないです。若干ジェルが気持ち悪いですがすぐ終わります。あとは、性交渉の経験がある人は子宮頸がんの検査が必要となります。

 

現段階で痛かったのは採血だけです。針が太いので刺されてる感じが大きかったです。

あと何気に血を抜かれてる時間が長く感じました。

 

その他としては、婦人科の先生も胸をつぶすシャツ等を配慮して検査をしてくれるので特にこちらが準備することもなかったです。

 

これはどの外来でも感じましたが、GID当事者の負担を減らすためにスタッフは最低限の人数、体を露出する場面も少なく済むように配慮していただけてる場面が多かったです。

 

 

MtFさんは上記と違うのは婦人科ではなく泌尿科の受診をするという点だけだとおもいます。

 

泌尿科では血圧、体脂肪、握力の計測をするそうです。

また、検査等、スタッフが女性になるように配慮はしてもらえるそうです。

 

僕がもっているMtFさんの情報がこれだけしかないのです。すみません。

 

 

 

心理検査と生活歴聴取はまだ行ってないので行ったタイミングで書き出そうと思います。

 

 

追記

 

心理検査は一般常識程度の質問とパズル形式のものでした。IQをはかるようなテストと同じだとおもって頂いて大丈夫です。

生活歴聴取は自分史を元に精神科の先生と話すものでした。特に準備が必要なものではなかったです。

 

 

質問等ありましたら気軽にコメントに書き込んでくださいね。